子どもが2〜3歳ごろになると、気になるのがお箸を持たせるタイミング。早くからトレーニングしたほうがいいのかな?と焦りを感じるママも多いのではないでしょうか。では、実際、いつから、どんなお箸で、どのようにトレーニングしたらいいのか、先輩ママさんたちの声を交えて紹介します!
お箸トレーニングはいつから始める?
Hugkumではママ・パパ約100人にお子様のお箸トレーニングのタイミングについてアンケートを実施しました。お箸トレーニングはいつから始めるのが良いのでしょうか?
2歳~3歳でお箸トレーニングをはじめた人が多数
多くの先輩ママが、子どもが2歳~3歳のときからお箸トレーニングをはじめたとのこと。「フォークやスプーンでごはんを食べられるようになったから」「お友だちのお子さんがトレーニング箸を使っていて影響されて」「子どもが箸で食べたいと言い出したから」というのがスタートのタイミングだったそうです。
7歳と3歳の子どもを持つ筆者の場合は、長男は3歳のとき、次男は2歳のときにお箸トレーニングをはじめました。
スタートのきっかけは?
▲幼児は箸の持ち方でスプーンを持つことを覚えましょう
長男のお箸トレーニングをいつ開始するか迷っていたときに、保育園の先生からアドバイスをもらったことがあります。「スプーンとフォークを下から(鉛筆の持ち方)持って上手に食べられるようになったら、お箸トレーニングをスタートさせるのがおすすめです」とのことでした。手先も器用になってくる頃で、お箸の練習を始めるにはちょうどいいそうです。年齢ではなく、その子に合ったタイミングで始めると、母子ともにストレスが少ないですね。
子どものお箸に最適な長さとは?
トレーニング箸に慣れてきたら、次は普通のお箸の登場です。でもここで知っておきたいのが、子どものお箸に最適な長さです。
それはズバリ、一咫(ひとあた)×1.5。
親指と人差し指を直角に広げ、指先を直線で結んだ長さを一咫というそうです。その一咫の1.5倍の長さが、正しい箸のサイズです。以下が目安になります。
・2歳以下で箸の長さが13cm
・3〜4歳で14〜14.5cm
・5〜6歳で15〜16cm
・7〜9歳で17〜18cm
お箸トレーニングにおすすめの箸
「エジソンのお箸」
わが家がトレーニング箸として選んだのは王道の「エジソンのお箸」。リングが指の位置を固定してくれるので、正しい持ち方を覚えることができます。すぐにものがつかめるので、子どもがお箸を使うことが好きになり、ママも楽チン。
「指の位置が決まっているので、教えやすい。」(30代・大阪府・子ども4人)
「輪っかに指をいれるだけで、正しいはし使いが身に付く」(40代・愛知県・子ども1人)
「デザインが可愛かったので子供にが気に入り、すぐにマスターできた」(40代・東京都・子ども1人)
「ちゃんと箸」
理想的なお箸の支点、持ち方をシリコン部分がサポートしてくれ、普通の箸に移行しやすいと好評なのが「ちゃんと箸」。指の形に沿ったくぼみがあるので、意識せずとも正しい位置に指をおくことができます。
レック アンパンマン 持ちかた覚え箸
子どもたちに人気のアンパンマンの持ち方覚え箸。最初は、バネの力で箸の持ち方や使い方を覚えて、慣れてきたらバネを外してトレーニング。収納やお出かけに便利なケース付きで、外出先でもお箸の練習ができます。上達に合わせてサポートを減らし、最終的には竹箸だけでも使える、長く使えるお箸です。
コンビ はじめておはし しまじろう 右手用
バネの力で開閉をサポートし、押すだけですぐにつかめる「おはしアシスト」つき。正しい持ち方を覚える「かんたんリング」や、親指の付け根にしっかりフィットする「親指サポート」など3ステップのこだわり機能が凝縮したトレーニング用お箸です。さらに、こどもちゃれんじ監修「おはし絵本」つきで、教え方に悩むママ・パパの強い味方に!
100均のアイテムもおすすめ
リーズナブルにお箸トレーニングを始めたいママは100均へGO! リングに通すタイプやシリコン部が親指をサポートしてくれるものなどさまざまなタイプが売られています。ちょっとお高いエジソン箸やちゃんと箸を購入する前に、どのタイプが子どもに向いているか、お試しで使ってみるのもいいかもしれません。
子どものお箸のオススメ練習法はコレ!
トレーニング箸を使っている期間はもちろん、普通のお箸への移行期にオススメの、輪ゴムを使ったお箸の持ちから練習法を紹介します。
1 輪ゴムを8の字にし、親指と人さし指にひっかける。
2 人さし指を中指の根元にくっつける。親指、人さしゆび、中指で上の箸を持つ(えんぴつの持ち方と同じ)。この状態でまずは動かす練習を!
3 親指の根元に上と平行になるように箸をはさむ(輪ゴムの下をくぐらせるように)
4 上の箸だけを動かして、先を閉じたり開いたりする。
子どもにあったタイミングで楽しく練習しよう
子どもの発達や手先の器用さ、本人のやる気によってもベストなタイミングや方法はさまざまなです。ママが正しい持ち方を教えることに必死になって、食事自体が楽しくなくなってしまっては本末転倒ですよね。普通の箸が難しいようならスプーンやフォーク、トレーニング箸に戻したり、その日の子どもの気分によってカトラリーを選ばせたり、無理なく進めることも大切です。焦らずに、食べることを楽しみながらトレーニングを進められるといいですね!
構成/飯作紫乃