目次
家族の寝室レイアウトどうしてる?
家族の寝室、どのようにレイアウトしていますか?
一日の終わりを過ごす寝室は、快適な空間づくりをしておきたいもの。ですが、かさばるベッドや布団が中心となる寝室のレイアウトって、結構むずかしいですよね。
今回はそんな寝室レイアウトのコツを、ベッドや他の家具の配置、風水の観点から考察しつつ、すてきな実例とともに見ていきます。
寝室、家族何人で使ってる?
ご自宅にお部屋が複数ある場合、はじめの大きな悩みどころは、「家族何人で寝るか(子どもと夫婦でいっしょに寝るかどうか)」ではないでしょうか。
そこで、家族での寝室の使い方をHugKum読者のママパパにアンケート調査。寝室レイアウトのコツを見ていく前に、まずはみなさんから寄せられた回答をお伝えしていきます。
Q.寝室はお子さんと一緒ですか?
寄せられた回答では、『夫婦と子どもが一緒』がダントツで1位(64.7%)。2位が『夫か妻どちらかが子どもと一緒』(26.1%)で比較的多く、3位が『夫婦のみ(子どもは別室)』(5.9%)で、4位が『各自別室』と少数派になりました。
お子さんがまだ幼いご家庭では、ママパパ両方もしくはどちらかがお子さんと一緒に寝る場合が多く、お子さんが大きくなると夫婦の寝室と子どもの寝室を分けるご家庭が増える傾向にあるようです。
回答に添えられたみなさんからのコメントも以下に引用します!
夫婦と子どもが一緒
「赤ちゃんの頃から一緒に寝ていて、子どもにしてみたら一緒なことが当たり前になっているから。 あとは単純に部屋数が少ないからです。」(30代・島根県・子ども2人)
「第1・第2子は別室だけど、第3子はまだ小さいので夫婦と一緒に寝ている。」(30代・東京都・子ども3人)
夫か妻どちらかが子どもと一緒
「家族全員で同じ部屋に寝ていたが、狭いので大人と子供で別部屋にして寝ることにしたが、子供だけで寝るのは寂しかったようで母親と子供達で寝ることにした」(30代・岡山県・子ども3人)
夫婦のみ(子どもは別室)
「子どもは子ども部屋で寝ている。一緒に寝ると大きくなったのでベッドが狭くて親が眠れなくなる」(40代・秋田県・子ども2人)
各自別室
使いやすい寝室レイアウトのコツ
では、使いやすく快適な寝室をレイアウトするにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。ここからは、そのコツをご紹介!
ベースにはリラックスできる色合いを
一日の終わりと始まりを過ごす寝室は、心穏やかに過ごしたいもの。快眠し、気持ちの良い目覚めを迎えるためにも、寝室はできるだけリラックスできる色合いのアイテムをベースにレイアウトしましょう。
特におすすめな色が、鎮静作用が期待できる「青」や、安心感のある「緑」「アイボリー」など。アクセント程度であればビビットな色合いも取り入れてOKですが、ベースにはこれらのような落ち着いた色合いを採用するのが◎です。
生活動線をしっかり確保!
寝室のスペースを占拠するものといえば、やはりベッド。その後の生活を快適に過ごすためにも、狭くなりやすいベッド周りの動線をしっかりと確保しておきましょう。
ふだんの寝室でのご自身・ご家族の動きをシミュレーションしながら、ベッドや他の家具を配置しておくのが理想的です。同時に、掃除のしやすさも考慮しておきましょう。
布団の場合は適宜しまう or ベッド風にアレンジ
ベッドではなく、布団を敷いて使っているご家庭も多いですよね。ベッドと違い、使っていないときは畳んで収納できるのが布団のメリット。一方で、その出し入れが面倒な場合もあります。
簡単に収納できる場合は適宜しまって、それが面倒な場合は、いっそ「すのこ」などを使ってベッド風にアレンジしてしまうのもアリです。布団を「出しっぱなし」にしているという印象が軽減されるほか、就寝時のハウスダストの吸い込みも減らしてくれます。
寝室の風水もチェック!
一日の「気の流れ」をリセットし整えるといわれる寝室は、玄関やキッチンと同様に、風水の影響を受けやすい重要スポット。使いやすさももちろん大切ですが、風水的にも問題のない配置を目指したいものです。ここでは、寝室の風水もチェックしておきましょう。
寝室の風水の基本
風水の基本となる「掃除」や「整理整頓」。手入れが行き届いている場所には良い「気」が流れ、運気がアップすると考えられています。
新しいエネルギーを取り入れるための場所「寝室」も、同様に掃除や片付けが大切。清々しく過ごせるように整頓しておくことが、運気アップにつながります。難しいことを工夫する前に、まずは基本的な片付けからはじめましょう。
リラックスできるアイテムを中心に
風水は、その場所が「陽」か「陰」かで基調となるアイテムのバランスをとることがポイントになります。
寝室は「陰」の要素が主となる場所なので、気分が落ち着くようなリラックス系アイテムを中心に配置しましょう。先述したように、青のような寒色系や、先述した緑系のアイテムを置いておくのも良いですね。
扉近くへのベッド配置は避けて
ドアやクローゼット等、開閉する扉の近くからはベッドをできるだけ遠ざけましょう。寝ている際に、直近で扉を開閉されると快眠を妨害されるだけでなく、扉が少し開いていたりすると落ち着かないことも。
風水的にも、ドアは「気の通り道」とされているため、ドア付近やその直線上へのベッド配置はおすすめされていません。スペースを考慮しつつ、ドアの対角線上に配置するか、パーテーション等で仕切るなどの工夫が必要です。
▼こちらの関連記事も

4畳~6畳の寝室レイアウト実例
ここからは、寝室の広さ別にレイアウトについてのポイントや、実例を見ていきましょう。
まずは、4畳~6畳の寝室から!
4~6畳の寝室作りのポイント
まずは「家族で寝るには少し狭いのでは?」というイメージを持たれがちな4畳~6畳の寝室レイアウト。
小さめのベッドを選んだり、使わない時は収納できる布団を採用するなど、お部屋のスペースとうまく付き合える工夫をしてみましょう。
子ども用の小さなベッド1台の設置であれば、工夫次第では学習机を同部屋に置くこともできるかも。
ロフトベッドで無駄のない空間活用!
aya.my.homeさんのご自宅には、4.5畳+1畳クローゼットの子ども部屋が3つ! 隣合わせになった2部屋は、どちらもロフトベッドを採用することで空間を無駄なく活用されています。お子さんのコレクションも、ワイヤーネットにおしゃれにディスプレイ。省スペの工夫にセンスが光りますね!
6畳の和室がDIYで大変身!
DIYを趣味とするyumiyumiuさんは、6畳の和室を、なんと、セルフリノベーションでこんなにもハイセンスな空間に!
木製素材の家具&雑貨を中心とした、あたたかみのある雰囲気が魅力的。透け感あるアイテムに囲まれ、晴れた日の朝は爽快な気分で目覚められそうですね!
8畳~10畳の寝室レイアウト実例
8畳~10畳の寝室も、レイアウトのポイントと実例をご紹介。
8~10畳の寝室作りのポイント
寝室のサイズとして理想的な8〜10畳。幅や奥行きも充分にあり、ダブルベッドを余裕で置くことができます。本棚や収納、ナイトテーブルなどを設置して、ただ寝るだけではない「くつろぎ部屋」として演出するのも◎
自由度の高いこのサイズの寝室レイアウトも、インスタグラムの実例をチェック!
ウッド床×くすみカラーアイテムでナチュラルな寝室に
8畳の寝室に布団を敷くmomonoki_homeさん。ウッドな床材×くすみカラーの寝具や家具でナチュラルなムードに!
「布団敷き」と聞くとついつい「和」なイメージを連想しがちですが、寝具やインテリアの取り合わせを工夫すれば、こんなにおしゃれな部屋づくりも実現できてしまうんですね…!
▼こちらの関連記事も

12畳以上の寝室レイアウト実例
最後に、12畳以上の寝室レイアウト。そのポイントと実例も見ておきましょう。
12畳以上の寝室作りのポイント
寝室も12畳以上もあると、広すぎてかえってレイアウトが難しい…!と感じるかもしれませんね。ダブルベッドを置いた上に、さらにソファやテレビを配置することもできるほか、無理に家具を置かずに広々としたスペースを活かすのもアリ。
ご自分の好みに合わせて、充実のお部屋づくりをしてみましょう。
ナチュラルテイストのお部屋には、なんと天窓付き!
brown_kumaさんの寝室は、木目調ベース+リネンの寝具でナチュラルなテイストが素敵ですね。ベッドの上には天窓があり、月がきれいな夜は窓を開けて寝ながら眺めるのだとか!12畳の広さはもちろん、お部屋の個性が存分に活かされた寝室です。
家具をたっぷり置いても広々♪
元々は娘さんの子ども部屋だったというshio0509さんの仕事部屋。寝室として使用されているわけではないようですが、ベッドにミニテーブル、仕事机と、さまざまな家具類を設置しても、まだまだ余裕がある12畳の広さがうかがえますね。
ところどころに観葉植物も設置され、さわやかかつリラックスした雰囲気のお部屋です。
マットレス×3台でも、開放感たっぷり!
rumimin3さんご自宅では、12畳の子ども部屋を寝室にアレンジ。シングルのマットレスを3台並べても余裕の広さに加えて、大きな窓がなんといっても開放的ですね。ベッド脇に添えられたモンステラが、お部屋に爽やかさをさらにプラスしてくれています♪
お部屋の広さや個性を活かした寝室レイアウトを楽しんで♪
窓が多かったり細長だったりと、ご家庭ごとに個性豊かな寝室。工夫次第でレイアウトのバリエーションも無限であることがわかりましたね。みなさんの素敵な実例を参考に、お部屋の広さや個性を活かした寝室レイアウトを楽しんでくださいね。
あなたにはこちらもおすすめ


構成・文/羽吹理美