【バイリンガルママが解説】英語の絵本の効果とは?読み聞かせ方、おすすめ英語絵本や動画まで

英語の絵本の読み聞かせがもたらす効果は?

(C)LITTLEARTISTSLEAGUE

絵本の読み聞かせが良いと言われていますが、一体何が良いのでしょう?家族で本を読むのが大好きなLITTLE ARTISTS LEAGUEのルミコハーモニーさんにお話をうかがってみました。

ルミコ: 「元々、私が小さな頃も絵本が好きでした。たくさんの世界を覗け、ワクワクする感じがあります。絵本の絵とお話から、どんどん想像が膨らんでいく感じがとても好きです。このまま絵本を開くことが、多様な世界の窓を開くことと捉えることが出来る子ども達は、やがて文字が読めるようになれば、そのまま読書好きの子どもになっていきます。様々な価値観のある現代社会で、多様な価値観があることを自分で知り考えられるきっかけは本にあると思います。有る人はこう言ったけれども、こちらの世界ではそうではない、という風に」

なるほど。つまり、読み聞かせの効果は、下記が期待できるそうです!

①本が世界の窓を開く手段であることを理解できる

子どもにとって、最初の世界は家族です。次に学校の世界にも出会います。しかし、その2つの世界だけが絶対的になった場合、苦しい思いをすることがあります。そんな時に、それ以外にももっと自由で多様な世界があるということを知り、自ら調べられる手段として本は非常に有効な手段です。最近ではインターネットも一つの手段として有効ではありますが、絵本であれば文字の読み書きが出来ない幼少からもリーチできるし、本を読み解いたり疑問に思う素地という情報リテラシーを身につけてから、インターネットをツールをして使いこなす方がおすすめです。インターネットの情報は鵜呑みにするのではなく、何が正しいのか見定める力が必要となりますので。

②落ち着いて、本を自ら読んだり考える習慣が身につく

テレビを観るのに慣れてしまい、本は非常に静的なので本を読めない子どもがいます。テレビは非常に情報量が多く、英語のネイティブの番組を決まった時間見せていると、子どもはネイティブの発音や語学を吸収していきますので、英語教育に非常に有効ではあるとは思っています。しかしながら、いずれ英語の読み書きを学んでいく際に本に慣れ親しんでいないと、映像にしか興味を持てず、読み書きの習得が思うように進みません。

何より受動的な映像鑑賞ではなく、主体的に絵本を読みこんでいく力を付けておくと、文章の読解力がつくだけではなく、論理的思考やスピーチ力、そして記述力の向上にもつながっていくのです。

③絵やお話を通じて、文化や価値観を理解出来る

絵本には沢山の情報量が詰まっています。例えば服装や家や食べ物も、描かれた国によって全く異なりますし、有る事象に関してのリアクションやコミュニケーションの仕方も異なってきます。好奇心の塊である子どもは、「絵本読んで!」と何度もやってきます。それを受け入れ、何度も何度も読んであげて欲しいのです。良質な絵本は何度読んでも飽きることなく、読むたびに様々な発見があるのを、是非親子で楽しんでみてください!

英語絵本の読み聞かせ方とポイント

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まずは親が英語に慣れること

ルミコ: 「英語の発音に自信なくて、という声が沢山あります。私自身も帰国子女ではないので、最初は自信が無かったので、極力英語のネイティブの先生のリトミックや英語絵本の読み聞かせイベントなどに足繁く通いました。ネイティブの方がチョイスする絵本や歌を繰り返し楽しんでいると、次第に英語が楽しくなり、またこうやって読めば良いのかも分かって、自分でも出来るようになってきました。親こそが英語に慣れたり楽しむことが、とても大切かもしれません。」

次に、一緒に楽しみながら読める絵本(例えば決め台詞があるとか、読み手も聞き手も分かりやすい、一ページに一文程度な作品など)を選んで、何度も繰り返し読むのがオススメです。子ども達もフレーズを覚えてしまって、大きな声で一緒に読むようになることができれば、英語学習法の一つ「リード・アラウド」のステップへ進めます!

「リード・アラウド」とは?

英語学習法の一つである「READ ALOUD」。つまり大きな声を出して読むということです。何度も繰り返し読んでいると、子どもはすっかり文章を覚えてしまいます。一緒に声を出して、読むことで、文字への興味を持ったり、本を読めたという達成感を得て、本がもっと好きになっていきます。

バイリンガルママおすすめの英語絵本を紹介!

『Dear Zoo』  by Rod Campbell

英語圏の超定番のファーストブックです。赤ちゃんが何度でも楽しめるように、ページが厚紙になっているボードブックタイプです。ペットとして動物を送るように動物園にお願いし、動物が送られてくるけれど、あまりに大きかったり、あまりに恐ろしかったりして、動物園に送り返すというのを繰り返します。少しヒントが見えている箱を開けて、動物が登場するという驚きが楽しく、何度も何度も楽しみつつ、動物の名前を覚えていけます。一ページ一文程度なので、非ネイティブでも読みやすいです。最初自信がなければ、ネイティブの方の読み聞かせを参考に一緒に読んでみるのが良いかもしれません。

Dear Zooの英語読み聞かせ動画

『first 100 words bright baby』  priddy books 


読み聞かせというよりは事典です。一番最初に絵本に親しむ場合、このような事典が最適です。大抵、子どもが指さして、親がその名前を教えてあげるというのを繰り返します。このシリーズは、ネイティブの本なので、偶に日本人だとこう言うのかと参考になり、親子で大好きなシリーズです。

Walk(歩く)/Sit(座る)/Cry(泣く)/Laugh(笑う)/Yawm(あくびをする)などの動作の表現や、Puppy(こいぬ)/Kitten(こねこ)などネイディブならではの表現があります。乗り物シリーズや動物シリーズも全てオススメです。

『EXCUSE ME』  by Karen Katsz


英語圏の超定番のファーストマナーブックです。「EXCUSE ME」や「THANK YOU」など、日常でのシチュエーションで必要な言葉や、叩いたり噛んだりしないということを絵本を読むことで学んでいけます。仕掛け絵本なので、子ども達は大好きで、何度でも楽しめるように、ページが厚紙になっているボードブックタイプです。

『EXCUSE ME』英語読み聞かせ動画

『GOOD NIGHT MOON』  by Margaret Wise Brown Pictures by Clement Hurd


日本でも、『おやすみなさい おつきさま』というタイトルで非常に有名な一冊です。一ページに一文程度で、おやすみ絵本として非常に適しています。初めて読んだ時は、これどうして有名なの?!と思ったのですが、ある日自分の子どもを寝かしつけようと横になりながら一緒に読みました。すると、どうでしょう!お話しが終わるころには、すーすーと寝息が聞こえてきました。

少女が眠りに就くまでに、一つ一つにおやすみを言っていき、ページが進むごとに明るさのトーンも下がって来るのも非常に良く出来ていると思います。

また日本語だと少々理解しづらいポイントがあります。くまや椅子、猫や手袋におやすみを順に言っていくのですが、少し突拍子もないと感じてしまいますが、英語だとちゃんと韻が踏まれており、納得できます。何度も読んでもリズムがあり面白いです。

Goodnight bears. / Goodnight chairs. (おやすみなさん、くまくんたち。/おやすみなさい、いすたち。)

Goodnight kittens. / And goodnight mittens. (おやすみなさい、こねこちゃんたち。/おやすみなさいい、てぶくろさん。)

Goodnight toy house. / Goodnight mouse. (おやすみなさい、おもちゃのおうち。/おやすみなさい、ねずみちゃん。)

Goodnight clocks. / And goodnight socks. (おやすみなさい、時計さん。/おやすみなさい、くつしたさん。)

brush / mush /  hush (ヘアブラシさん/マッシュポテトさん/静かに)

『GOOD NIGHT MOON』の英語読み聞かせ動画

 

小学生の英語の読み聞かせにおすすめの絵本

『Pete the Cat : his four groovy buttons』  by Eric Litwin, Picutes by James Dean


日本語版も登場していますが、是非英語で楽しんで欲しいPete the Catシリーズです。このgrooby buttonsでは、ボタンが一つずつ取れちゃうので、なんと引き算も一緒に学べちゃうという優れモノです。またお話の途中で歌も登場するので子ども達はとっても大好きになるのですが、なかなか乗り良く歌えないという方は、YouTubeのノリノリソングを活用するのがオススメです。

『Pete the Cat 』の英語読み聞かせ動画

『Peppa Pig』  シリーズ


イギリスの人気アニメPeppa Pigの絵本は、日本ではない文化も学べ、また暴力的な描写が無く、日常の所作を学べることから、ネイティブ圏のご家庭で非常に愛されています。本作は、歯が抜けた際の欧米での風習のお話です。イギリス英語で非常に聞きやすく、アニメ動画でのチェックもオススメです。

『Peppa Pig』 の英語読み聞かせ動画

『Frog and Toad Are Friends』  by  Aenold Lobel


日本語版は「ふたりはともだち」というタイトルで愛されています。原題は、「アマガエル君とヒキガエル君はともだち」みたいなニュアンスです。Frogがカエルだとは日本人は知っていても、Toadという言葉は馴染みは薄いのではないでしょうか?ノンネイティブによって制作された英語の教材などでは、Frogのみの使用が多いので、やはりネイティブの絵本を読むことが生の英語を学べる近道であると思います。文章が長くなってくるのですが、数ページでクスッと笑えるエピソードが子ども達が大好きです!

文/LITTLE ARTISTS LEAGUE(littleartistsleague.org)

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