「人間関係が楽になった」コロナ禍のSNS活用でママ・パパが前向きにとらえている変化は?

新型コロナウイルスの流行は、子育て世代の生活様式にもさまざまな変化をもたらしました。多くのママ・パパは「コロナさえなければ…」と感じながら、従来通りにはいかない子育てに悩んだ人も多いのではないでしょうか。
多くの人を苦しめ不安に陥れた辛いことの多いコロナ禍ですが、今回は、生活様式の変化の中で、ママ・パパたちが前向きに捉えていることをあえてアンケート調査してみました。

コロナでの変化、前向きに捉えていることは?

今回の調査では、小学館の幼児誌『ベビーブック』4・5月合併号の読者1,000人にアンケートを実施。

質問内容は「新型コロナウイルス感染症流行による生活の変化で、おうちの方がポジティブに捉えていることであてはまるものを、次の中から選んでください」というものです。さっそく10位から順にみていきましょう。

10位 SNSを活用できた

10位は、SNSを活用できたことをポジティブに捉えているという回答です。

「Twitterで欲しい情報が手に入る便利さを実感」「インスタグラムで自分の子育ての喜怒哀楽を友達や家族とシェア。会えないけど以前より近く感じるようになった」など、コロナ禍をきっかけにSNSを以前より使うようになったママ・パパも多いようです。

9位 お取り寄せを活用できた

9位は、お取り寄せ。

「外食ができなくなり、そのぶん家で美味しいものを。ふるさと納税もフル活用」「新鮮な魚や野菜が通販で届く時代に感謝」「食費はかかるけど、スイーツのお取り寄せにハマった。自粛期間中の数少ない楽しみだった」など、お取り寄せを活用して食を楽しむ人も多くいました。

8位 家の片付けができた

8位は、家の片付けができたという回答。

自宅で過ごす時間が長くなり、家の整理収納や持ち物を見直したという人は多かったですよね。「普段見ないふりをしていた引き出しやクローゼットを思い切って整理できてスッキリ」「自粛期間中、片付けをする人が続出したのか、マンションのゴミ置場がいつもいっぱいだった」という人も。

7位 美容・服飾費が減った

7位は、美容・服飾費が減ったという回答。

人に直接会う機会が減ったことで、一定のペースで行っていた美容院へ行かなくなったり、洋服を買うモチベーションが下がったという人が多いようです。「今までかけていた分、一番出費が減った項目」「外出自粛でネイルサロンなど行く習慣がなくなり、出費が減った」など、美容や服飾費の減少を肯定的にとらえているようです。

6位 健康に気をつけるようになった

6位は、健康に気をつけるようになったという回答です。

コロナの感染防止対策で健康への意識が高まった人も多く、「外出自粛で運動不足にならないよう、家の中でストレッチをよくやった」「免疫力を上げるためにいいと言われる食品を試した」「コロナにかからないように注意すると、自然と健康を気づかう生活スタイルになった」などの意見がありました。

5位 人間関係が楽になった

5位にランクインしたのは、人間関係が楽になったというもの。

「リモートワークが増えて、苦手な人と顔を合わせる機会が減った(うれしい)」「子ども同士の付き合いで親同士会わなくていいから楽」「本当に会いたい人とだけ連絡をとるようになった」など、従来の人間関係のストレスがなくなったことを良い変化と捉えている人も多いようです。

4位 配偶者・パートナーと過ごす時間が増えた

4位は、配偶者やパートナーと過ごす時間が増えたという回答でした。

外出が制限され、自宅で過ごす時間が増えたことで「夫と話すことが多くなった」「自粛中、唯一の話し相手だった」という声も。

3位 家での過ごし方や趣味が広がった

3位は、家での過ごし方や趣味が広がったという回答。

自宅での楽しみはさまざまで、「Netflixで韓流ドラマをたくさん観られた」「BTSのライブ映像を見て娘と盛り上がった」という人もいれば、「ずっとやりたかった家庭菜園をベランダで始めた」「夫が料理にどハマりして、頻繁に作ってくれて大助かり」なんていうエピソードも。

2位 交際費が減った

2位は、交際費が減ったというもの。

感染防止で密を避けるため、会食や旅行などがぐっと減ったコロナ禍。「ママ友とのランチをしなくなった」「頻繁にあった子どもの誕生日会がなくなり出費が減った」「飲みに行かなくなったのは家計にはプラス」など、交際費にかける費用が減ったことで、結果的に支出が減った面では良かったと捉える人も大勢いました。

1位 親子で過ごす時間が増えた

1位は、親子で過ごす時間が増えたという回答でした。

リモートワークの普及や学校の休校、リモート学習の影響で、親子ともに家で過ごす時間が増えたご家庭が多かったことがわかります。

「自粛の影響で週末も子どもたちと過ごすように。親子の会話が増えたことはよかったと思う」「普段は見ない子どもの勉強を見るようになって、子どもが褒めるとやる気になった」など、ほとんどの人は親子の時間が増えたことをポジティブに感じているようです。

その他の前向きな意見も

選択肢以外のその他で、前向きに捉えている意見がこちらです。

 

・手洗い、うがい、部屋の換気をこまめにする習慣がついた

・テイクアウトが一般的になったのが嬉しい

・オンラインで習い事ができるため支度や天気を気にしなくてよい

・太ったけど、マスクをしているおかげで顔だけはごまかせる

・仕事の研修が減った

・従兄弟がよく遊びに来るようになり、子どもたちが楽しく遊ぶようになった

・日本国内のAI化が進んでよかった

・配達員と面会しなくても荷物が受け取れるようになった

・夫の飲み会が減ったことで、泥酔の介助の頻度が減った

 

「新しい生活様式」をどう捉えるか

今回は子育て中のママ・パパが、コロナ以降の変化で前向きに捉えていることを調査してみました。地域や職業、家族の状況によって感じる変化には個人差がありますが、生活の中の変化のいくつかを前向きに捉えていることがわかりました。

まだしばらく続きそうなコロナ生活を、家族みんなで前向きな気持ちを保つことで、なんとか乗り越えたいですね。

こちらの記事では、新しい生活様式について改めて確認することができます。ぜひ参考に読んでみてください。

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文・構成/HugKum編集部

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