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おすすめを意味する英語はさまざま
おすすめのお店やアイテムを英語で伝えたいとき、どの単語を使って表現すればいいでしょうか?
「おすすめ」を意味する英語と言って、すぐに思いつく単語に「Recommend」があるかもしれませんが、それだけではありません。ここでは、「おすすめ」を意味する英語の表現6種類を順にご紹介していきます。それぞれの使うシーンやニュアンスもチェックしてみましょう。
Recommend/Recommendation
「おすすめする」を英語で覚えるとき、もっともメジャーな表現が「recommend」かもしれません。動詞で「おすすめする」は「recommend(リコメンド)」、名詞で「おすすめ」は「recommendation(リコメンデーション)」です。
I recommend the new restaurant in Sibuya.
「渋谷にある新しいレストランをおすすめします」
動詞の「Recommend」を使って、おすすめする文章です。
It was her recommendation to try that cosmetic.
「その化粧品を試すのは、彼女のおすすめでした」
名詞の「Recommendation」を使って、おすすめする文章を作ることもできます。
I recommended this movie to him.
「私は彼にこの映画をおすすめしました」
人に何かをおすすめするときは、「to」を使います。
I recommend walking in the morning.
「午前中のウォーキングがおすすめです」
「recommended」の後にくる動詞に「ing」をつけて動名詞にして、文章を作ってもいいでしょう。
Suggest
「suggest(サジェスト)」は「提案する」という意味のほか、「おすすめする」という意味もあります。「Recommend」と同じように、何かをおすすめしたいときに使えます。
I suggest the new restaurant in Sibuya.
「渋谷にある新しいレストランを提案します(おすすめします)」
May I suggest this salad?
「このサラダはいかがですか?」
「May I suggest 〇〇」の文章で、「〇〇について、おすすめしてもよろしいですか?」という意味で使えます。
I suggested making ramen for lunch.
「ランチにラーメンを作ることをおすすめします」
「suggest」の使い方と同じく、動名詞を使って文章を作ることもできます。
He suggested that hotel to me.
「彼は私にそのホテルをおすすめしてくれました」
おすすめする相手を言うときは、「to 〇〇」を使います。
Advise
「advise(アドバイス)」は「アドバイスする(助言する)」の意味ですが、「おすすめする」という意味もあります。ただし「recommend」や「suggest」よりも、やや上から目線の強い表現になります。
I advise you to exercise.
「あなたに運動をおすすめします」
人におすすめするときに「advise 〇〇(人)to do」と使います。
We advice that he (should) take her to that new restaurant in Shibuya.
「私たちは、彼が彼女を渋谷にできた新しいレストランに連れて行くことをすすめます」
adviseの後に「that+文章」を入れて使ってもいいでしょう。その場合that以下は、動詞の前にshouldを用いるか、shouldを省略して動詞の原形を使用します。
I appreciate your advice.
「あなたのおすすめに感謝します」
動詞「advise」にかわって、名詞「advice」を使っても。「your advice」は「あなたのアドバイス(おすすめ)」という意味になります。名詞ではsがcに変わる点にも注意しましょう。
It’s best to ~
何かをおすすめしたいときに、「It’s best to ~(イッツ・ベスト・トゥ)」という表現があります。「~するのが一番です(おすすめです)」という意味があり、「recommended」「suggest」と同じように何かをおすすめするときに使えます。
It’s best to remember that.
「それを覚えておくことをおすすめします」
It’s best for you to choose chocolate.
「チョコレートを選ぶのが一番です」
Why don’t you~?
人になにかをすすめるときに「Why don’t you~(ワイ・ドンチュー)」という表現を使います。「~はどうですか?」という意味で、相手にすすめるときに使います。また「Why don’t you~」と同じ使い方で「why not~?」も使えます。どちらもカジュアルな表現です。
Why don’t you call him?
「彼に電話してはどうですか?」
Why don’t you purchase a new car?
「新しい車を買ってはどうですか?」
Why not play tennis?
「テニスをやってみてはどうですか?」
How about ~?
「How about ~?(ハウ・アバウト)」は「Why don’t you~」と同じように、人に何かをすすめるときに使える表現です。
How about beer?
「ビールはいかがですか?」
How about having dinner tonight with us?
「今夜私たちと一緒に夕食を食べませんか?」
英語でおすすめ、さまざまな言い方
「おすすめ」は、お店のメニューやPOPなど、さまざまな場所で使われる言葉です。それぞれのシーンに適した、英語の「おすすめ」の言い方をチェックしてみましょう。
シェフのおすすめ
レストランなどで「シェフのおすすめ」というメニューがあります。英語では「Chef’s Special」などが使われます。同じように「本日のおすすめ」は「Today’s special」です。
私のおすすめ
「私のおすすめ」と言うなら「my recommendation」があてはまります。「My recommendation is reading this book.(私のおすすめは、この本を読むことです)」のように使います。
POPに書くおすすめ
日本のお店では、POPに「おすすめ」などと使われます。英語では、「Manager’s choice(店長おすすめ)」や「Popular(人気の品)」「Best(人気の品)」などが使われます。
短く表現するおすすめ
短く「おすすめ」を言うなら、「best」を使うといいでしょう。「That is my best restaurant(私のおすすめレストランです)」などのように表現できます。
「おすすめ」の英語の表現はさまざま
普段の会話はもちろん、レストランやスーパーなどさまざまな店でも使われる「おすすめ」という言葉。英語では、「recommend」だけでなく、たくさんの表現が使えます。「おすすめ=recommend」と暗記するだけでは、いつも決まった言い方しかできませんが、ここで紹介した表現方法もありますので、それらを使って表現の幅を広げてみてはいかがでしょうか?
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文・構成/HugKum編集部