4兄弟を東大理三へ入れた佐藤ママが教えてくれる「育児の基本のき」とは?具体的な声かけ例が参考になる!

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お子さん全員東大理Ⅲへ入れたことで有名な“佐藤ママ”が、12歳までの子育てに大切なことを伝える本『子どものやる気がどんどん上がる魔法の声かけ』。この本は、佐藤ママが子育て中のお悩みを具体的なアドバイスで教えてくれていて、幼少期子育ての乗り切り方が分かります!ぜひ参考にしてみて。

佐藤ママは子どものベースをつくる幼少期から、毎日の「声かけ」が非常に重要だと言います。

心から子どもを思いやる言葉をかけることで「子どもと良好な親子関係」を作ることができるからです。

子育てが楽になる

どんなに正論を言われても、こちらに非があったとしても、「本当に自分のためを考えてくれているのだ」と信頼できる相手からの言葉ではないと響かないことって多いですよね。

そうした「親子の信頼関係」は、毎日の声かけによって築かれるということを、本書では基本の心得として最初に丁寧に説明されています。

幼い時に信頼関係をきずくことができたら、その後の子育てがどんどん好転していくという佐藤ママの論には、幼児子育て真っ最中の私も「確かに!」とうなずきっぱなしでした。

親の「第一声」がとても重要

様々な声かけアドバイスの後に、佐藤ママは、なぜ親は「声かけ」に細心の注意を払わなければいけないかを説明していますが、特に親の「第一声」は、とても重要だと言っています。

子育てはとても大変なもので、親はいつも疲れています。

人間は疲れると思ってもみない言葉を口にすることがありますが、その言葉は子どもの胸に突き刺さり、親子関係や子どもの一生に大きく影響することもあると言うのです。

ですので、どんな突然の場面でも、子どもを決して傷つけない言葉を選べるように、心構えをしておきましょう、というのが本書のもっとも大事なテーマ。

「子どもを元気づける」セリフをレクチャー

子育てはやらなければいけないことが多々あります。常に言葉に気をつける、ということも負担感があるかもしれません。

そこで佐藤ママは、「子どもへの第一声のセリフとして、この本の声かけを使ってください」と言っています。

本書のような「子どもを元気づける」セリフをまず言ってしまえば、その後一息ついたとき、目の前の子どもの状況がはっきり見えて、問題が解決しやすくなります。

それを繰り返していけば、親子の間に信頼関係が築けます。

そして、子どもの気持ちが安定し、その後の子育てがぐっと楽になるのです。佐藤ママは、そう説いています。

それでは、子どもとの信頼関係を築くための声かけとはどのようなものでしょうか?

佐藤ママの教え② 子どもへの声かけのいい例・悪い例

第2章からは、「こういう時、どう子どもに言えばいいのか、すごく悩む!」というよくある子どもの様々なシチュエーションに合わせて、声かけのいい例・悪い例が具体的に説明されていきます。

子どもが宿題をやってくれないとき

特に、私がいつも悩んでいる「子どもが自分から宿題をやってくれない問題」に対しては、こうしたアドバイスが。

 

子どもが、宿題に取り掛からないことには何か理由がある、勉強の内容を分かっていないのか取り掛かる準備が面倒なのか、親が把握することが大切、一緒にやってみて問題点を見つけなければ何も解決しませんよ、というアドバイスに反省しきりとなりました。

子どもが部屋に閉じこもって出てこないとき

子どもの機嫌が悪かったり怒られて拗ねてしまったりした時に悩む、「部屋に閉じこもって出てこないとき」に対するアドバイスも納得です。

 

子どもが閉じこもってしまうと、心配のあまりつい親も感情的になりがちですよね。

ですが、後で考えると、一人になって気持ちをクーリングダウンさせている面もあります。やっと気持ちを落ち着けたのに、後からまたギャーギャー言われたら、ますますいやな気持ちになることは想像できるので、何事もなかったように振る舞うべし、というアドバイスは、すとんと胸に落ちました。

佐藤ママの声かけアドバイス

このように、子どもの視点に立ちとても論理的なので、非常に納得のいくものばかり。ふだんの育児に大いに参考になります。

佐藤ママの育児メソッドは

筆者は、「子どもの気持ちに寄り添い、子どもを尊重する育児」が大事と言っていることを本書から感じました。

決して子どもに無理やりさせるのではなく、「子どもに自信をつけて、いかにその気にさせるか」を行われているのですよね。

そうした幼児期の教育があるから、子どもが自発的に勉強し、自分で問題に取り組んでいくようになるのだなということがわかりました。本書は、育児に悩むママパパを励まし、「親子関係」について大きな学びを得ることができます。ぜひ一度読んでみてください。

『子どものやる気がどんどん上がる魔法の声かけ』(佐藤亮子/中央公論新社)

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文・構成/徳永真紀

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