小学3・4年生が選ぶ【好きな本BEST20】サバイバルシリーズ大人気!銭天堂や推理ものも

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本が好きな子には、必ずきっかけとなった一冊や愛読者があります。わが子にもそんな一冊に出合ってほしいものですよね。そこで、いま実際に子どもたちに人気の本をアンケートで調査してみました。
この記事では、小学3・4年生の愛読書&読んで面白かった本を一挙20冊ご紹介します!

※ 調査概要:HugKumメールマガジンによるインターネットでのアンケート。有効回答数826人。調査期間2022年7月8日~7月24日

小学3・4年生に人気の学習漫画・図鑑

科学漫画サバイバルシリーズ

ゴムドリCO. (著), 韓賢東 (イラスト)/朝日新聞出版

小学生から圧倒的な支持を得ている「科学漫画サバイバル」シリーズ。科学の不思議のあれこれを冒険ストーリーの中で説明していくので、わかりやすく、楽しく学ぶことができます。
科学だけに留まらず、歴史や社会に関するさまざまなテーマを題材に、次々と新しい本が生まれ、シリーズはすでに79冊にも及んでいます。

どっちが強いシリーズ

スライウム (著), メング (著), ブラックインクチーム (著, イラスト), & 1 その他/KADOKAWA

こちらも小学生から大人気の「どっちが強い」シリーズ。戦闘力の高い生き物を戦わせ、それぞれの生態を解説していく内容で、バトル好きの子どもたちの想像力を掻き立てながら、「どっちが強い?」「なぜ?」を説明していきます。
ただ図鑑を眺めるよりも、ストーリーの中で紹介していくことで、子どもたちの心にも残り、何度も読みたくなる1冊です。

ドラえもんの国語おもしろ攻略 言葉の力がつく

日能研/小学館

小学校3年生くらいから少しずつ難しい言葉を学びはじめますが、正しく理解してないとなかなか日常でも使いこなせません。そんな「言葉」に興味をもった子どもたちがハマるのがこちらの本。
難しい言葉も、ドラえもんの解説があればおもしろ楽しく学べますね。熟語、ことわざ、慣用句、四字熟語のシリーズも人気のようです。

にゃんこ大戦争でまなぶ!47都道府県

ポノス株式会社 (監修), 梅澤 真一 (監修)/KADOKAWA

子どもたちにも大人気のスマホゲーム「にゃんこ大戦争」。そのにゃんこたちと一緒に日本全国の都道府県を侵略する…というコンセプトのもと、各都道府県の「自然」「産業」「歴史」「伝統文化」を学んでいく一冊です。
好きなゲームを思い浮かべながら読むことで、楽しく社会が好きになったという子も多いよう。社会で都道府県を学びはじめる小学中学年にぴったりの本です。

進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典

今泉 忠明 (監修)/高橋書店

NHK Eテレでアニメ化されたり、各メディアでも話題の「ざんねんないきもの辞典」。
一生懸命生きている動物たちの、ざんねんな部分を取りあげて紹介する切り口が面白いと、子どもたちからの人気も絶えません。続編が次々と発売され、全部で7巻が発売中です。

つかめ! 理科ダマン

シン・テフン (著), ナ・スンフン (イラスト), 呉 華順 (翻訳)/マガジンハウス

韓国でシリーズ累計80万部を売りあげたという話題のオモシロ学習マンガ。日本の子どもたちからもしっかりと選ばれているようです。
「月ってどうして形が変わるの?」「おならってどうしてくさいの?」といった身近な疑問を、ギャグを連発した短めのオモシロマンガで教えてくれるので、笑いながらどんどん読み進めてしまう一冊となっています。

学校では教えてくれないシリーズ

旺文社 (編集), 入江 久絵 (イラスト)/旺文社

こちらも小学生から大人気のシリーズ。「時間の使い方」「自信の育て方」「夢のかなえかた」など、学校ではなかなか教えてもらえない、生きるうえで役立つことを、子ども目線で教えてくれます。
マンガや挿絵が豊富なので、子どもたちにとっても読みやすく、バイブル的な感覚で何度も読んでいる子もいるようです。シリーズは全部で19種類発売中。

歴史のなかのこどもたち

フィリップ・ウィルキンソン (著), スティーブン・ヌーン (イラスト), & 1 その他/岩崎書店

さまざまな時代と国で生きる子どもたちが、どのような暮らしをしていたのか、衣食住を紹介してくれる一冊。絵本形式なので読みやすく、子どもたちの暮らしを通して歴史を学べます。
「自分と同じ年頃の子どもたちは、この時代はこんな暮らしをしていたのか!」と想像しながら楽しめます。

小学3・4年生に人気の小説・文庫本

おばけずかんシリーズ

斉藤 洋 (著), 宮本 えつよし (著), 脇田 明日香 (著)/講談社

アニメ化、映画化もするほど子どもたちに人気な「おばけずかん」シリーズ。
おばけ、妖怪など、ちょっぴり怖い話に興味を持ちはじめる小学生ですが、あまりに怖い話はまだまだ苦手な子も多いよう。
おばけずかんは、それぞれのおばけの紹介とともに、どうしたら大丈夫なのかという対応についても、ユーモラスな短いお話の中で教えてくれます。怖いけど面白い、そのバランスが子どもたちの心を射止めているのかもしれませんね。

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

廣嶋 玲子 (著)/偕成社

ふしぎな駄菓子屋で売っているふしぎなお菓子と出会い、手にする子どもたちにまつわるお話。2013年に初版が発売となってからまたたく間に人気となり、NHKのEテレでアニメ化もしている話題のシリーズです。
人間の心の良い部分と悪い部分が巧みに描かれ、必ずしもハッピーエンドとはならない展開がクセになってしまいます。9月に18巻が発売予定です。

ふしぎな図書館と魔王グライモン

廣嶋 玲子 (著), 江口 夏実 (著)/講談社

「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズを手がける大人気の児童書作家・廣嶋玲子さんと、大ヒットマンガ「鬼灯の冷徹」を手がける江口夏実さんが手がける自信作。
主人公の子どもたちが、グリムなどの名作の作者と一緒に物語の世界に入り込み、冒険しながら、魔王によってめちゃくちゃにされたお話を直していく…という物語です。小学生に人気の謎解きの要素も含まれているので、一気読みしてしまう子も多いようです。シリーズ2巻も発売中。

世にも奇妙な商品カタログ

地図十行路 (著), 望月 けい (イラスト)/KADOKAWA

こちらも一筋縄ではいかないストーリー展開で子どもたちから人気の「世にも奇妙な商品カタログ」シリーズ。
不思議なカタログに載っている、一見とっても便利な商品たちですが、使い方に気をつけないととんでもない目にあってしまいます。予測不可能な展開が気になって一気読み間違いなし⁉︎ 9巻まで発売中です。

落語少年サダキチ

田中 啓文 (著), 朝倉 世界一 (イラスト)/福音館書店

落語との衝撃的な出会いをした主人公が、落語を武器にさまざまな困難を乗り越え冒険していく物語。
関西弁で綴られる本文は、どこか親しみを感じられ、落語をあまり知らない子どもたちにとっても、わかりやすく説明しながら話が進んでいきます。シリーズ3巻が発売中。

グレッグのダメ日記

ジェフ キニー (著), 中井 はるの (翻訳)/ポプラ社

全世界45の言語に翻訳され、シリーズ累計2億部も突破している世界中で人気の「グレッグのダメ日記」。こちらはどちらかというと男の子に人気のようです。
どこにでもいる少年グレッグの毎日が綴られている本なのですが、等身大のイキイキとした姿に元気をもらえます。マンガのように絵が多いので、さらっと読めてしまうところも人気の理由なのかもしれません。全16巻が発売中。

ビーストクエストシリーズ

アダム・ブレード (著), 浅尾 敦則 (翻訳)/ゴマブックス

世界中で人気のファンタジー小説。冒険ものが好きな男の子から多く選ばれていました。主人公の少年トムが、六匹のビーストの呪いを解くために冒険していく物語。
難しい漢字にはふりがながふってあり、展開も早いので、読みはじめると夢中になり、あっという間に読み終えたという声も多かったです。

おとうさんのちず

ユリ シュルヴィッツ (著), Uri Shulevitz (原著), さくま ゆみこ (翻訳)/あすなろ書房

戦争の中を生き延びた貧しい親子のお話。お腹を空かせた家族のために、お父さんが買ってきたのはパンではなく地図でした。その地図を部屋に貼ったその日から、少年の毎日が変化します。
たくさんのモノに溢れたこの世の中で考えさせられる一冊。絵本ではありますが、子どもから大人まで、幅広い世代から長く愛されている作品です。

ミルキー杉山のあなたも名探偵シリーズ

杉山 亮 (著), 中川 大輔 (イラスト)/偕成社

ミルキー杉山という名探偵が、あらゆる事件に巻き込まれ、事件解決のために活躍していくストーリー。事件編と解決編が含まれているので、読み手も推理しながら楽しむことができます。
1992年に第1巻が発売されてから、次々と新刊が発売となり、その数20巻以上。2022年5月にも最新刊が発売されています。

マジックツリーハウス

メアリー・ポープ・オズボーン (著), 食野 雅子 (翻訳)/KADOKAWA/メディアファクトリー

アメリカ・ペンシルベニア州に住むきょうだい、ジャックとアニーが絵本の中の世界を旅する冒険物語。時代や国々を超えてさまざまなところを冒険する二人に夢中になる子どもたちが続出!
イラストが多くて文章も読みやすく、1話でひとつのお話が完結する物語なので、読後感もすっきりです。世界中で シリーズ全49巻発売中です。

きらめき12星座シリーズ

奥沢 しおり (著), 千野 えなが (イラスト)/フレーベル館

女の子たちから人気だったのがこちらの「きらめき12星座シリーズ」。二人の主人公、ジュリとキラが12の星座と12人の女の子たちから少しずつ力を借りて「スターエンジェル」の修行をしていく物語です。
ラブコメ要素も含まれた、女の子が気になるドキドキハラハラな展開にファンも多いよう。シリーズ10巻発売中。

名探偵テスとミナシリーズ

ポーラ・ハリソン (著), 花珠 (イラスト), 村上利佳 (翻訳)/文響社

こちらも同じく女の子たちからの支持が高かったシリーズ。10歳のメイドとプリンセス、テスとミナがまわりで巻き起こるさまざまな事件の謎を解き明かしていくイギリス発の物語です。
文章も読みやすく、カラーイラストも多いので、可愛い女の子の絵が好きな子どもにも人気のようです。全4巻が発売中。

子どもたちが選ぶ本で、自由で楽しい読書時間を

社会や理科など、学びがぐんと進む3・4年生の子どもたちからは、楽しく読みながら学べる学習漫画や図鑑が多く選ばれていました。一方で、小説や物語は、読んでいてドキドキハラハラするもの、先が気になるもの、笑えるもの、などが多く選ばれていたように思います。

親は、つい子どものためになる本や名作ばかりを与えたくなってしまうかもしれませんが、本を読む時間は子どもにとって自由で楽しい時間であってほしいものです。子どもが本選びで迷っているときは、同世代の子どもたちが「好き」「面白い」と夢中になっている本をおすすめしてみても良いかもしれません。

ぜひ本選びの参考にしてみてくださいね。

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文/タケトミヒトミ 構成/HugKum編集部

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