ピーラー、カッター、スライサーって凄すぎる! 包丁&まな板なしで、プロ級料理ができる真実

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「包丁&まな板を使わない調理」シリーズの今回は、ピーラー、カッター、スライサーを活用して作る料理をご紹介します。薄切り、細切りなど、包丁よりも圧倒的に大量、かつスピーディでおいしく仕上がるのが、キッチンツールのスゴ技。楽にこなして、おいしくいただくアイデアをご紹介します。

便利なキッチンツールを活用

玉ねぎのみじん切りや、キャベツの千切りを、ご家庭の包丁だけで再現することは、案外大変なものです。キッチンツールに頼れば、地味で時間がかかるこの工程が短時間で終わり、ラクウマ料理に直結します。

切り方が大小で揃っていないと、火の通りにばらつきが。また、口に入った時の違和感につながります。

ピーラーで薄切り

ピーラーはどこのご家庭にもあるかもしれません。皮をむくだけでなく、もっと積極的に料理に使える方法をご紹介します。

T型ピーラー

T型ピーラーは、多くのご家庭にすでにある、皮むきに便利な道具です。大根や人参を薄くスライスすると、サラダ、鍋の具材に使うことができます。食感が爽やかになり、一口大にカットした野菜とは違う食感が楽しめます。

・レモンピールの砂糖煮

ピーラーでひいたレモンピールには、独特の芳香があります。

ピーラーでむいたレモンの皮には白い部分がないため苦味が少なく、山椒に似た揮発する芳香だけが楽しめます。

レモン2個分の皮をピーラーでむき、沸騰したお湯で煮る工程を3回繰り返して、エグみをとります。

その後、レモンの皮、グラニュー糖、水(1:1:1 の割合)を鍋に入れて煮詰めます。

水分が飛び、トロリと艶が出てきたら火を止めます。グラニュー糖をまぶし、広げて乾かします。

おすすめのピーラー

・貝印 KAI ピーラー 皮むき器 SELECT100 T型 DH3000

ステンレス製でつなぎ目が少なく、衛生的に使えるピーラーです。切れ味は、国内刃物メーカーのお墨付き。

 

I型ピーラー

I型ピーラーは、八朔やオレンジなどの柑橘類をむいたり、ごぼうをささがきにしたりする時にも便利です。T型と比べて、丸みのある食材に適していて、特にトマト、桃、キウイなどの柔らかい食材の皮むきに重宝します。

・焼きりんご

りんごの芯を抜く作業にも、I型ピーラーが使えます。

芯部分だけ、刃でくりぬきます。

底は抜かないよう、お碗状にくりぬき、その穴に砂糖、バター、シナモンを入れ、180℃のオーブンで焼きます。

穴に砂糖とバターを詰めます。シナモンを振りかけて。

オーブンの他、グリルやトースターでも焼けます。

焼きたてに、バニラアイスや雪見大福が好相性。

おすすめのI型ピーラー

・貝印 KAI ピーラー 皮むき器 SELECT100 I型 DH3001

欧米ではT型よりも、こちらが主流なんだそうですよ。スルスルと気持ちよく皮むきができます。切れ味抜群。

千切りピーラー

きんぴらを作る際にいちばん大変なのは、野菜のカットではないでしょうか。千切りピーラーがあるとこれがサクサク進みます。

・大根の甘酒漬け

千切り大根で、べったら漬けに似た漬物を作ります。

自然な甘みの漬物。2日目からさらに馴染んできます。

大根を千切りピーラーで細切りにして塩でもみ、水分を抜きます。原液タイプの甘酒を混ぜ、一晩漬けたら食べ頃です。

おすすめの千切りピーラー

・パール金属キャベツ千切りピーラー ガジェコン CC-1217

千切りピーラーの中でもキャベツ専用で、使い道はニッチな道具ですが、外せないツールです。細ければ細いほど柔らかく食べやすいのが、千切りキャベツ。包丁で苦労して作るよりも、一瞬で大量に、ふんわり仕上げてしまいましょう。キャベツの大量摂取で、自然にダイエット効果も期待できるかも!?

チョッパーでみじん切り

ミートソースやドライカレーを作る際に大変なのが、食材のみじん切り。玉ねぎが目に染みたり、飛び散ったり、荒切りになったりしますよね。そんな問題はコレで解決。サクッと済ませて、次の工程に進みましょう。

チョッパー

チョッパーには、紐を引っ張って回すタイプや、ハンドルタイプなどがあり、容量も様々です。安価なものは300円程度からありますから、気軽に試してみてください。ただし、長く回しすぎると、ペースト状になってしまうので、注意してくださいね。

・青紫蘇でジェノバソース

具材をカットするだけの、パスタソースです。

最初にくるみ(30g)を麺棒などで細かく砕き、フライパンで香ばしく炒めておきます。

青紫蘇(50g)をチョッパーで刻んでください。

途中で中身をかき混ぜ、ムラのないように切り刻みます。

青紫蘇がカットされたら、にんにくスライス(1片)、粉チーズ(大さじ2)、塩・こしょう(適量)、オリーブオイル(100cc)、ローストしたくるみを加え、なめらかになるまで撹拌(かくはん)してください。

おすすめのチョッパー

・K&A みじん切り器 ふたも洗える ぶんぶんチョッパースーパー5

紐を引いて回すタイプです。カットした人参を入れて10回引くと、粗みじん切り、30回で極小のみじん切りが完成。付属の刃を替えると、ドレッシングやソースを混ぜる時にも使えます。

ブレンダー、フードプロセッサー

電動ならフードプロセッサーがあります。また、ブレンダーでもアタッチメントを交換することでみじん切りができるものがあります。どちらも、食材の様子を確かめながら、ほどよいところで止めればよいので、活用してください。

・タルタルソース

タルタルソースがサッと作れると、食卓が豪華になります。

玉ねぎを串切りにして、水にさらしておきます。容器にゆで卵(2個程度)、水にさらした玉ねぎ、ピクルス、パセリを入れてブレンダーで撹拌します。マヨネーズ、レモン汁、砂糖、塩胡椒で味付けして仕上げます。

固い材料から順に入れ、つぶしてから具材を加えていきます。卵は最後に入れて、潰し過ぎないように。

おすすめのブレンダー

・HAGOOGI (ハゴオギ) ハンドブレンダー HB-2051-ホワイト

「つぶす、混ぜる、刻む、砕く、攪拌、泡立てる」の6役をこなす一台です。ソース作り全般が手軽になりますよ。

スライサーは多機能、確実に選べば実用性No.1

刃がついた板の上を、スライドすることで、野菜をカットするのがスライサーです。食材を押し付けるので力が加わりやすく、女性でも楽に仕事が進む点がおすすめのポイント。また、サッと取り出せて、片付けも楽なので、実用面でのNo.1は、置型のスライサーかもしれません。

特に使用頻度が高い「薄切り」の他、「細千切り」はみじん切りに近く、ミートソース作りの際などに便利です。

スライサーの種類

4種類の刃がセットになっているものは、「おろし、スライス、千切り、つま切り」が一般的です。それ以上になると、「飾り切り」や「太千切り」などが追加されるようです。

ただし、安価過ぎるものは刃の切れ味が悪く、使えないものも。また、実際のところ、種類が多すぎて使いこなせない場合もありますから、本当に必要な機能なのか、考えてから買うことが大切です。

要注意! ケガの防止

薄切り用のスライサーがあれば、お子さんでも簡単に均一なスライスができます。その際は必ずホルダーを使い、ケガを防止することが必要です。切れ味が鋭いので、思わぬケガには要注意。

ケースがない場合は、刃にマスキングテープを貼って収納すると、うっかり触ってしまうことがありません。

毎回、使い終わったらマスキングテープを張ります。派手な色を選ぶと家族への注意喚起にもなります。

・ポテトチップス

ポテトチップスは売り場にたくさん並んでいますが、自家製がいちばんおいしいかもしれませんよ。

さつまいも、れんこんなどでもおいしいです。のり塩、コンソメ味、カレー味なども。

じゃがいもを皮ごと、薄切り用のスライサーで薄切りにします。

水にさらした後、よく水気を切って、油で揚げます。塩を振りかけて完成です。

おすすめのスライサー

・下村工業 スライサー 厚み調整機能付 3段階、ホルダー付き  PGS-03

スライサーは、安定してよく切れる物を選べば、一軍サポーターとして良い働きをしてくれます。

購入は、使用頻度の高いツールを優先

薄切りや細かく刻むツールは、楽においしく仕上がりますから、ぜひご参考にしてください。ただし、たくさんの便利な道具が揃っていても、収納場所に収まらないとストレスになります。使用頻度の多いものを、確実に揃えて使う事が、活用のポイントになるかもしれません。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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