読み聞かせにおすすめの昔話絵本7選|定番「桃太郎」などプロが厳選&年齢別読み聞かせのコツも

JPIC読書アドバイザーの児玉ひろ美さんと編集部が、読み聞かせにおすすめな昔話絵本を厳選!人気の「桃太郎」や「おむすびころりん」など、読み聞かせ用にぴったりな絵本をピックアップ。読み聞かせのコツも合わせてチェック!

プロおすすめ!読み聞かせにぴったりな昔話絵本

【1】『おおきなかぶ』

内田莉莎子/訳 福音館書店

◆こんな本

必ず読み聞かせてあげたい昔話。単純な言葉のくり返しと動作の積み重ねが、聞き手を達成感に導きます。

◆対象年齢

3歳~

◆ママパパの口コミ

「劇にもなるほどのお話なので、うんとこしょどっこいしょのフレーズがとてもいい。」(40代・埼玉県・子ども2人)
「小さな力もたくさん集まれば大きなものを取れる、みんなでやれば大きな成果を得られることを学んだ」(40代・神奈川県・子ども1人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【2】『さるとかに』

神沢利子/作 銀河社

◆こんな本

たくさんの絵本が出ている昔話。絵の鮮明さと文章の読みやすさでおすすめの一冊です。

◆対象年齢

4歳~

◆ママパパの口コミ

「最後、カニがさるをこらしめるところで、喜んでいた。」(40代・三重県・子ども3人)
「昔からある有名な話なので子供にも知ってほしいと思ったが子供も聞いていて面白そうだった。」(40代・東京都・子ども2人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【3】『ねずみのすもう』

神沢利子/作 偕成社

◆こんな本

子どもに親しみやすい内容のため、アニメ絵本もあるようです。でも、やはりよい絵本で読んであげたい。

◆対象年齢

4歳~

◆ママパパの口コミ

「興味深く聞いていた」(30代・埼玉県・子ども1人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【4】『かちかち山』

広松由希子/文 岩崎書店

◆こんな本

昔話を正しく伝えた絵本です。「死」を扱っているので、一読し、ご自身が納得できなければ、「読まない」選択をしてもよいのです。

◆対象年齢

5歳~

◆ママパパの口コミ

「ワクワクしたようで何度も読んでほしいと言われた」(20代・東京都・子ども1人)
「興奮して寝なかったことを思い出します」(30代・奈良県・子ども1人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【5】『シナの五にんきょうだい』

クレール・H・ビショップ/作 瑞雲舎

◆こんな本

お話は『王さまと九人のきょうだい』と似ていますが、こちらの方が読み聞かせ初心者向き。

◆対象年齢

5歳~

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【6】『トラのじゅうたんになりたかったトラ』

ジェラルド・ローズ/作 岩波書店

◆こんな本

愉快なインドの昔話です。少し長いお話を、読んでみたい、聞かせてあげたい、そのどちらにもぴったり。

◆対象年齢

4歳~

◆ママパパの口コミ

「虎が人を食べるのではないか…、虎が殺されるんじゃないか…、初めて読んだ時、子供が先を想像してドキドキしていた」(30代・埼玉県・子ども1人)
「興味を持って聞いていました。じゅうたんになりたかったトラは中でもお気に入りです。」(30代・神奈川県・子ども2人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【7】『ももたろう』

松居直, 赤羽末吉/作 福音館書店

◆おすすめポイント

日本の五大昔話のひとつ。繰り返し読んであげてください。

◆ママパパの口コミ

「桃、おじいさんおばあさんなど登場人物に興味を持ち楽しんでいる。 きびだんごが気に入ったのか 食べると元気が出る と言う説明がわかりやすかったのか ままごとなどできびだんごが時々出てくる! 鬼も知ることができやっつける真似をしている」(30代・神奈川県・子ども2人)

絵本の読み聞かせの効果とは?年齢別にポイントを解説!

コミュニケーションが大事な1歳未満【赤ちゃん絵本期】

0歳、1歳は遊びの絵本、色・音の絵本を選んで

赤ちゃんにとって絵本は、会話やふれあい遊びの延長線上にあるもの。読むというよりも、読み手(大人)と一緒に過ごす時間を、何よりも大切にしたい時期です。

身近なことがらに触れさせる、1歳・2歳児【もの絵本期】

1歳,2歳児には、身近な食べ物や動物の絵本を

自分で歩くようになり、言葉がわかり始めると、さまざまなことに興味が広がって、経験を重ねます。絵本のなかでもさまざまな経験を楽しみ、自己肯定感を育みましょう。

自己投影できるストーリーを。3歳・4歳児【子守り話期】

3歳、4歳児になったら生活絵本、観察・鑑賞絵本

生活のリズムができ、自分の身の回りのことができるようになります。絵本の中の主人公と自分とを重ね、想像を膨らませてストーリーのあるお話を楽しめます。

知らない世界を広げる、5歳・6歳児【昔話期】

昔話、知識の絵本

話すこと、体を動かすことが発達して感情が豊かになり始めると、自分の知らない世界のお話や昔話なども楽しめるようになります。知らないものごとへの興味や好奇心も旺盛で、長いお話を聞き通す力もついてきます。さまざまな種類の絵本に出会わせたい時期です。

子供に読み聞かせをするときのコツ

読み聞かせのコツ1:興味をせばめないよう、絵本選びは多彩なジャンルから

子どもたちのニーズや興味は、成長段階によってさまざま。できるだけ多彩なジャンルの絵本を選び、偏った選書にならないように心がけましょう。

読み聞かせのコツ2:文章の長さ・絵の配置…、絵と文のバランスを確認して

読み聞かせる絵本を選ぶときの判断ポイントは、絵と文のバランス。絵に比べて文章が長すぎる、文章より先に絵が展開する、絵と文章のページが分かれている、などの作品は、子どもたちの集中力が持続せず、最初の読み聞かせには不向き。絵と文章が一致して進んでいく作品を選びましょう。

読み聞かせのコツ3:年齢は目の前の子どもたちの成長・発達に見合っているか

絵本には成長・発達によってそれぞれの対象年齢が設定されています。つねに、自分の目の前の子どもたちにとって、見合うのかを考えるようにしてください。兄弟がいるときに1冊を選ばねばならないときは、いちばん幼い子どもに合わせると、みんなが楽しめるようです。3歳児が5歳児の楽しむ絵本を楽しめるとは限りませんが、5歳児は3歳児の楽しむ絵本も一緒に楽しめるのです。

「絵本の読み聞かせ」の効果って?おすすめ絵本の選び方と読み方のコツをプロが解説
子供にとって大事といわれる絵本の読み聞かせ。では、子供の成長にとってどんなメリットや効果があるの? 実際にどんな絵本を選べばいい? JIPC...

教えてくれたのは


児玉ひろ美さんさん

JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。

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