小学6年生の算数
小学校6年生の算数の勉強内容は、小学校の学習の集大成です。これまでの学習内容を活かして応用を利かせた回答が要求される問題が多く出題されるため、物事を論理的に考える能力が養われる時期でもあります。そのため小6の算数に手を抜かないことが、これから学ぶ「数学」へ対応するための強力な武器となるでしょう。
小6の算数は難しい?
小6で学ぶ算数の内容は概ね以下の通りです。
・対称図形
・文字と式
・分数と整数のかけ算、割り算
・分数のかけ算
・分数のわり算
・比
・拡大図と縮図
・円の面積
・角柱と円柱の体積
・比例と反比例
・並べ方、組み合わせ
・データ調査
小6の算数が難しいとされている最も大きな理由は「応用問題」があるためです。応用問題は、これまでの単純記憶から回答できる問題とは違い、持っている知識を組み合わせて回答を生み出す力が要求されます。
そのため、学校教師や塾講師などのサポートによって「正しい応用問題の解き方」を習得しなければなりません。テストの応用問題は「速さ」「正確さ」「最も適切な応用」が要求されるため、これらの能力の向上をはかる必要があります。
算数の勉強方法は?
算数とは、いきなり目の前に問題が現れたとして、公式や理由を知らずに解けるものではありません。見たこともない数字、文字列、図形を解くことはできないため、小学校に入学してから「見たことがある=知識」を蓄えていくことが勉強の始まりです。
問題のほとんどが解けない場合は、5年生までの算数を必ず復習するようにしてください。このベースがあってはじめて応用問題に対応できるようになります。そもそも問題を解くための材料を持っているかどうかが全てといっても過言ではないからです。
材料をベースに「これは一部見たことがある」「あれと同じ内容だと思う」といった「推測」ができるようになります。小6の算数の勉強方法は、以下の2点を念頭におくようにしましょう。
①小5までの算数をマスターしてから挑むこと
②問題には出題者の意図がある(応用できるか試されている)こと
この2点を押さえておくと、小6の算数のポイントが見えてくるでしょう。
小学6年生の漢字
小学校6年生が勉強する漢字は、今までよりも多少難しいレベルになります。特に「画数が多い」「似た漢字が増える」「漢字テストのボリュームが増える」「読みの推測が難しい」といった点で難易度が上がります。
小6の間違えやすい漢字
例えば「魚へん」「木へん」など、「へん」が同じ場合にうっかり間違えることが多いです。データとして小6は「善(ゼン)」「至(シ)」「革(カク)」といった漢字を間違えやすい傾向にあります。
・「善(ゼン)」→「全」「前」「然」
・「至(シ)」→「死」「子」「指」
・「革(かく)」→「確」「格」「各」
のように、同じ読みの漢字(同音異字)を誤認してしまうことが理由です。同じ読みの漢字が増える点も小6の漢字の難しいところです。
漢字が得意な子の特徴は?
漢字の勉強にあたっては、得意不得意が顕著な傾向にあります。不得意に該当する場合は、得意な子がどのように漢字を勉強しているかを知ることが重要です。漢字が得意な子は、以下のような特徴を持っています。
①それぞれの漢字の意味を知っている
②その漢字の起源を知っている
③漢字を見て、物や生き物、風景などを具体的に連想している
④声に出しながら書いている
⑤自分が間違えやすい漢字を、次は間違えないように徹底的に復習している
①~④は一種の記憶術であり、⑤はテストでミスをしないための対策です。大半が90点をとれてしまうような漢字テストの場合、ひとつのミスが致命傷になります。漢字が得意な子は、漢字をたくさん覚えていることに加えて、ひとつのミスもしないことで100点を目指す術を持っています。
小6の勉強に対する親のかかわり方
小6にもなると、今後の受験のことも視野に入れて塾にも通うなど、学校とは別の場所に集まって補習をする子が多くなります。加えて重要なことが「小6の勉強に対する親の在り方」です。親は子どもに勉強を教える機会がありますが、その際のメリットデメリットについて説明します。
親が教えるメリット
勉強熱心な親の場合、小6の勉強を教えることは容易でしょう。子どもに質問されて誤った回答を返すようなことも回避できます。教えるだけの学力があることは、間違いなくメリットといえます。また若かりし日にあまり勉強していなかったとしても、子どもに寄り添ってこれから一緒に勉強する姿勢でいれば、子どもの勉強意欲も増すでしょう。
親が教えるデメリット
デメリットがあるのは、親が小6の勉強内容が分からない場合、教えたとしても内容が誤っている場合、「できて当たり前」のように見下すような場合です。また学校では先生が全員に同じ内容を教えますが、親はそれぞれ違った言葉遣いや流れで教えるため、学校の勉強内容と差が生じるケースがあります。親も学ぶ姿勢を持って学校の教え方を知り、家庭でも差のない内容で教えることが大切です。
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小6の平均身長は?
小6の時期は、身長が大きく伸びる子とそうでない子がいます。では平均的な身長は何センチなのでしょうか。また我が子の身長が伸び悩んでいる場合にはどうすればいいのでしょうか。
男女別の平均身長
小6の平均身長は、男の子は145~146cm、女の子は146~147cmです。小学生の男女ともに伸びる傾向にありましたが、平成13年あたりをピークに横ばい傾向となっています。
身長が伸びないと思われるときの対策
平均身長だけを見ると、小6は女の子のほうが男の子よりも多少身長が高い傾向にあります。センシティブな時期のため、女の子よりも身長が低いことをいやがる男子や、身長が伸び過ぎてコンプレックスを抱く女の子もいます。
身長が伸びないと思われるときには、小6の時期は栄養バランスのとれた食事、適度な運動、十分な睡眠を意識するといいでしょう。身長が伸びる時期は人生の中でも限られています。そのひとつにあたる小6の時期は、特にこれら3点を意識して成長ホルモンの分泌を促すことが大切です。
小6にあげたいプレゼント
「もう子どもじゃない」と思う子も出てくる小6の時期ですが、それでもプレゼントをもらったときには喜びを素直に表す可愛げを見せることも多くあります。小6にあげたいプレゼント、小6がもらってうれしいプレゼントを紹介します。
男女別に紹介
男の子は知的なプレゼントを好む傾向にあり、「プログラミングおもちゃ」「小型ドローン」「ロボット工作キット」などが喜ばれます。夢や未来を彷彿とさせるものに魅かれやすいようです。
女の子はオシャレや見た目を重視するものが喜ばれる傾向にあり、「ラベルライター」「インスタントカメラ」「ミュージックプレイヤー」などがプレゼントランキング上位に入っています。
金額別に紹介
男の子に喜ばれるプレゼント「プログラミングおもちゃ」「小型ドローン」「ロボット工作キット」はいずれも5000円~1万円の範囲で購入できます。
女の子に喜ばれるプレゼント「ラベルライター」「インスタントカメラ」「ミュージックプレイヤー」は5000円~1万5000円の範囲で、カメラが最も高額です。
例としてあげたものは、小学校6年生にプレゼントするには価格的にもちょうどいいといえるでしょう。
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小6の大事な時期をじゅうぶんケアして
小学校6年生の時期は、勉強、スポーツ、体の成長、中学校への心身の準備、あらゆる面で重要な時期といえます。そのため親として、充分なケアを心掛けたい時期でもあります。今回紹介した情報を参考に、子どもの未来を切り拓くサポートをしていきましょう
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文・構成/HugKum編集部