ありがとうの絵本おすすめ
【1】『ありがとう どういたしまして』
おおとも やすお/作 童心社
◆こんな本
「めぐちゃん おはなを あげます。はいどうぞ」めぐちゃんは動物たちからいろんなプレゼントをもらいます。「ありがとう」「どういたしまして」シンプルに感謝の気持ちが通い合う、ご挨拶の絵本です。繰り返し読むことで、温かい会話の心地よさを体験できます。
◆対象年齢
2歳~
『新幼児と保育』2018年4・5月号
【2】『おかあさんがおかあさんになった日』
長野ヒデ子/作 童心社
◆こんな本
初めての子どもが生まれた日は、お母さんがお母さんになった日です。「あなたのおかげで、わたしはおかあさんになれたのよ。わたしのあかちゃん、ありがとう」命を抱いた嬉しさと喜びに満ちた温かい絵本です。お子さんのお誕生日に読んであげたい1冊。
◆対象年齢
3歳~
◆ママパパの口コミ
『edu』2015年9・10月号
【3】『ありがとう』
いもとようこ/絵と文 至高社
◆こんな本
どんぐり山で大好きなどんぐりをおなか一杯に食べたリスの子どもたちに、お母さんが優しく教えます。「みんなが食べたどんぐりの木は、おじいちゃんやおばあちゃんたちが子どもの頃、みんなのために植えてくださったものですよ」。さあ、今度はみんなの番です。
◆対象年齢
4歳~
◆ママパパの口コミ
【4】『ありがとうのきもち』
柴田 愛子/作 長野 ヒデ子/絵 ポプラ社
◆こんな本
引っ越しをすることになったあーちゃん。「ありがとう」の気持ちを込めて、お友だちのひとりひとりに言葉を考え、カードを書きました。ところが、あき君を思ってあーちゃんが考えた言葉は、あき君にとっては嫌な言葉でした。言葉を伝える難しさを考えるきっかけに。
◆対象年齢
5歳~
【5】『ありがとうのえほん』
フランソワーズ/作 なかがわ ちひろ/訳 偕成社
◆こんな本
「コケコッコー!おはよう おんどり ありがとう きょうも ぱっちり めが さめた」身の回りの物すべてに「ありがとう」と感謝を伝える言葉は、まるで五七調のようなリズミカルな文章で、読み手も聞き手も心地よく楽しめます。「まりーちゃん」のシリーズの作家、フランソワーズの作品です。
◆対象年齢
2歳~
【6】『しんせつなともだち』
ふぁんいーちゅん/作 むらやまともよし/絵 君島久子/訳 福音館書店
◆こんな本
おなかがすいた子うさぎは、雪の中で2つのかぶを見つけます。ウサギは1つだけ食べ、一つは同じようにおなかをすかせているロバの留守宅に届けます。帰宅したロバは、既にサツマイモを手に入れていたので、かぶは山羊に届けることにしました。動物たちの親切な思いのぐるぐる話です。
◆対象年齢
3歳~
【7】『おはなをどうぞ』
三浦太郎/作 のら書店
◆こんな本
メルシーちゃんは、お母さんのためにお花をたくさんたくさん摘みました。でも、おうちに帰る途中で出会う動物たちがお花を欲しがります。メルシーちゃんは「おかあさんに あげる おはなだけど、すこしだけなら おすそわけ。おはなを どうぞ」。お花はだんだん少なくなってしまいました。
◆対象年齢
3歳~
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教えてくれたのは
JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。