2024年「徳島阿波おどり」
2024年の徳島阿波おどりは、8月11〜15日の開催です。無料・有料の観覧席があり、チケットが必要な会場もあるので、詳細を見ていきましょう。
徳島市内で8月11~15日開催
2024年の徳島阿波おどりは前夜祭を含めて5日間の日程で開催されます。
●前夜祭 8月11日
12:00、15:30、19:00の3回
場所:アスティとくしま
●選抜阿波おどりの日程 8月12~15日
各日11:00、13:30、16:00
場所:あわぎんホール
阿波おどり振興協会及び徳島県阿波踊り協会の連ごとの演舞
●有料演舞場の日程 8月12日
17:00 開幕式のため開場
場所:藍場浜演舞場
8月12 ~15日
2部入替制 【1部】18:00~19:40 【2部】20:20~22:00
場所:藍場浜演舞場、南内町演舞場
●無料演舞場の日程 8月12 ~15日
各日 18:10~22:00
場所:両国本町演舞場、新町橋演舞場
●おどり広場等の日程 8月12~15日
下記会場で開催
・新町橋東おどり広場および両国橋南おどり広場
・アミコドーム
・シビックセンターさくらホール
詳細は下記ホームページでご確認ください。
チケットが必要な会場も
前夜祭・選抜阿波おどり・有料演舞場を観覧するには、チケットが必要です。2024年はS席の中に新たにSS席を設け、ゆったりと観覧できるようになっています。
2024年のチケットは、6月15日より「チケットぴあ」サイトで先行販売が始まっています。昨年と同様、全国一斉販売は7月1日にスタート。
※2024年は、チケット変動価格制を導入しています。7月7日(日)までのチケット料金は基本価格となり、7月8日(月)以降は全てのチケット料金が販売状況により毎日変動します.
飛び入り参加OK「にわか連」
徳島阿波おどりには「にわか連」という、飛び入り専用の連があります。連とは踊りのグループのことです。お祭りの臨場感を味わうためには、踊りに参加するのが一番でしょう。
事前の申し込みなどは不要で、服装も自由です。踊り方は、地元の有名連の踊り手が教えてくれるので安心です。阿波おどりの踊り方は「手を挙げて、脚を運べば阿波おどり!」といわれるくらい、初めてでも簡単に仲間入りできます。
阿波おどりには「男踊り」と「女踊り」がありますが、例えば女性が男踊りを踊ってはいけないといったルールはありません。自分に合っている方を選べばOKで、女性ばかりで勇壮な男踊りを披露する連もあります。
阿波おどりとはどのような踊り?
阿波おどりの特徴は、誰でもすぐに参加できる簡単さと、三大主流をはじめとする各連のこだわりの踊り方です。阿波おどりの起源などを含め、より深く阿波おどりについて見ていきましょう。
踊る阿呆(あほう)に観る阿呆!
阿波おどりの有名なフレーズ「踊る阿呆に観る阿呆」は、「同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」と続きます。阿波おどりは踊りに参加してみて、初めて一体感を味わえるお祭りです。
2024年のポスター・キャッチコピーは、「情熱の、聖地へ。」です。毎年100万人を超える観光客が来場し、踊りの聖地で熱狂します。
阿波おどりは、数十人から多いときは200人もの連で踊ります。衣装をそろえ、掛け声も踊りもビシッと決まったときの爽快感を体験しましょう。
阿波おどりの起源
阿波おどりの起源については、いくつかの説があります。盆踊り起源説、風流踊り起源説、念仏踊り起源説、築城起源説などです。
有力な説は「築城起源説」で、1587(天正15)年の徳島城築城の際に、町人が城に入ってお祝いしたのが始まりといわれています。
また、阿波おどりには三大主流が知られています。「のんき調」「娯茶平(ごぢゃへい)調」「阿呆調」の三つです。いずれも有名連の踊り方から生まれたもので、中でも1925(大正14)年創設の「のんき連」の踊り方・のんき調は、明るくて親しみやすいといわれています。
全国で開催されている阿波おどり
リズミカルで取り組みやすい踊り方が特徴の阿波おどりは、その受け入れ間口の大きさによって、徳島から全国に派生しました。いくつか例を挙げてみましょう。
「東京高円寺阿波おどり」は1万人が踊り、100万人が観覧するといわれる大規模なお祭りです。台湾公演を実現させたことでも有名です。
「南越谷阿波おどり」は埼玉県有数のお祭りで、徳島から参加する「招待連」の踊りも見ものです。他にも、東京大塚阿波おどり、初台阿波おどりなどが開催されています。
いつでも観られる阿波おどり
徳島阿波おどりを観に行けなかったからと、落胆しなくても大丈夫です。阿波おどりを観るだけなら、徳島市内でいつでも可能です。
阿波おどり会館「阿波おどりホール」
徳島市にある阿波おどり会館では、1年を通して阿波おどりの公演が行われています。「阿波おどりホール」という阿波おどり専用のホールで、昼の部は阿波おどり会館の専属連「阿波の風」が公演し、夜の部は有名連が交代で務めます。
客席は全250席あり、料金は昼が大人800円、小・中学生400円、夜は大人1,000円、小・中学生500円です。観光のついでに気軽に立ち寄れる料金でしょう。
また、阿波おどり会館には阿波おどりミュージアムが併設されており、阿波おどりのあれこれを学べます。1階にある徳島のおすすめ品ショップ「あるでよ徳島」も見逃せません。
「阿波おどり」の熱気を肌で感じよう
阿波おどりは誰でも簡単に参加できる敷居の低さがありますが、極めるとなるとその奥深さに驚くはずです。だからこそ数々の連がしのぎを削っており、毎年100万人を超える観光客が観覧を楽しみにしています。
有名連の見事な踊りを堪能するのも、飛び入り参加で踊るのも、徳島阿波おどりではどちらも「阿呆」です。この夏休みには家族そろって阿呆になって、阿波おどりの熱気を実感してみてはいかがでしょうか。
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構成・文/HugKum編集部