こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。「今日の離乳食は何にしようかな」とメニューを考えるときに、まずは「主食」を決めることが多いのではないかと思います。主食といえば、ご飯、麺類、パンのことが多いですね。今回は離乳食の主食をパン、サンドイッチにするときの疑問質問にお答えします。
離乳食のサンドイッチ、いつから食べていいの?
食パンを食べられるようになるのは、離乳食中期ごろからがおすすめ。でも、離乳食中期の頃はパンをお湯や牛乳、ミルクで煮て「パン粥」として食べます。
サンドイッチを食べられるようになるのは、離乳食後期の後半ごろから。5~7㎜の食材を歯茎でカミカミできるようになってからスタートしましょう。サンドイッチと言っても、大人の食べるサンドイッチは味が濃いですので市販のサンドイッチはまだNG。お家で作ったサンドイッチにしましょう。
離乳食のサンドイッチに使うパンの選び方
離乳食に使う食パンの選び方ですが、なるべく砂糖や添加物を使用していないものを。食パンの次におすすめなのはフランスパンで、真ん中の白い部分をくりぬいて使うといいでしょう。バターロールは、バターが食パンの倍以上使われているので後期以降。頻繁には食べないように。甘い菓子パンや味のついた総菜パンは、赤ちゃんにとって濃い味ですので離乳食期はNGです。
離乳食のサンドイッチロールレシピ
サンドイッチはかぶりつくと横から具材が飛び出てくるので、大人でも食べにくい物ですね。そんなサンドイッチですが、ロール状にするとかなり食べやすくなります。今日は、私の保育所でも大人気のロールサンドを紹介します。
【離乳食完了期】かぼちゃヨーグルトのロールサンド
かぼちゃをヨーグルトでクリーム状にした甘酸っぱいロールサンドです
<材料>
食パン(10枚切り)1枚
かぼちゃ 10g
ヨーグルト 15g
きび砂糖 一つまみ
<作り方>
1.かぼちゃを湯がいてつぶし、ヨーグルトを混ぜる
2.食パンの耳を切り1を表面に薄く塗る
3.クルクルとロールにする
【時期別】離乳食のサンドイッチレシピ
【離乳食後期】定番の卵サンド
定番の卵サンドを赤ちゃん用に作ります。同じ材料でマヨネーズを加えれば大人用も作れますね。※卵アレルギーの赤ちゃんは、医師の指示に従ってください。
<材料>
食パン(10枚切り)1枚
卵 1/2個
きゅうり 3g
<作り方>
1.卵を15分以上茹でてみじん切りにする
2.きゅうりの皮をむいてみじん切りにして湯がく
3.1と2を合わせる
4.食パンの耳を切り3を塗る
5.赤ちゃんの食べやすい大きさに切る
【離乳食完了期】ブロッコリーとチーズのホットサンド
しっかりカミカミできるようになったら、表面をほんのり焼いてホットサンドにしてみてもいいですね。
<材料>
食パン(10枚切り)1枚
チーズ 3g
ブロッコリー 5g
<作り方>
1.ブロッコリーの穂先を湯がいてみじん切りにする
2.食パンの耳を切り1とチーズをのせる
3.トースターで2分焼く
4.赤ちゃんの食べやすい大きさに切る
サンドイッチは食事にもおやつにもなりますね。赤ちゃんもママも同じサンドイッチで一緒に食べられると赤ちゃんも喜びますよ。
記事監修
一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。
編集部おすすめ!「bebemeshi for family」おそとごはん(たべるとくらすと)
忙しいときや外出のときに便利!無農薬・減農薬栽培、有機栽培の野菜と、国産のお魚、宮崎県の鶏ささみを中心に使用したこだわりの無添加離乳食。味付けは一切せず、丁寧にとった出汁の旨味を大切にしているママにもベビーにもやさしい&おいしい離乳食です。7ヶ月、9ヶ月、12ヶ月と赤ちゃんの成長に合わせて選んで。ギフトセットもありプレゼントにもおすすめ!