幼児期の英語教育はどの程度やっておくべき?おもちゃやDVD、アプリなど、家でもできるおすすめ教材を紹介!

2020年より小学校から教科として本格導入されることになり、今ママたちから注目されているのが“幼児の英語教育”。小さいうちから何かしらはやっておかなきゃ…と感じているママも多いようです。英語は早ければ早いほど良いとも聞きますが、実際どの程度必要なのでしょうか?

今回は、幼児の英語教育の必要性について、またお家でも気軽にできるおすすめの英語の勉強法や英語教材についてご紹介します。

何歳からどの程度やるべき?幼児期の英語教育の必要性

「英語教育は早ければ早い」とも聞きますが、何歳ころからどの程度はじめるのが良いのでしょうか?

NHK Eテレ『えいごであそぼ with Orton』の総合指導を務める玉川大学大学院の佐藤久美子教授が行った“音の獲得”に関する調査によると、初めて耳にする音を聞き取り、そのまま反復する力が高かったのは5歳までの幼児だったのだそう。佐藤氏によると、英語をはじめるタイミングは“子供がやってみたいと興味を持ったとき”がベストですが、5歳までには何かしらで英語に触れておくとより身につきやすいとのことでした。

また、幼児期の英語で大切なのは、親子で楽しく英語を取り入れるということ。英語教室に通うのも良いですが、家で一緒に英語の歌を歌ったり英語のDVDを見たり、絵本を読み聞かせたりして、身近なところで一緒に楽しむことで子供の関心も高まってくるのだそうです。

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まずは興味を持ってもらうことから!お家でできる勉強法

英語を幼児期のうちから“楽しい”ものだと感じてもらえるように、家でも何かしらで触れさせておきたいもの。お家でママと一緒に楽しみながら英語を学べる勉強法についてお伝えします。

見て聴きながら反復練習しやすい『歌』や『DVD』

英語の教材といっても、何を買っていいのかわからない…そんなときは、まずは親子で英語の歌に親しんでみるのがおすすめ。動画サイト『YouTube』には、幼児向けの英語の歌がたくさんありますので、試しに見せてみて子供の食いつきを見てみるのも良いですね。好きな曲をピックアップしてプレイリストにまとめておけば、ドライブ中や遊んでいるときなどにBGMとして流すこともできます。聴いていくうちに自然と英語の音に慣れることができます。

また、歌のほかにも映像の中で英語のフレーズを教えてくれたり、一緒に手遊びやダンスが楽しめたりするDVDもお家で手軽にできる英語教材です。子供が大好きなキャラクターが教えてくれるアニメのものや、英語の勉強を“音”から入ることを重視した勉強法『フォニックス』を導入したものなど、本格的な教材もたくさん発売されています。

遊んでいるうちに覚えられる『おもちゃ』や『アプリ』

最近では、英語教育を目的として作られたおもちゃやアプリもたくさんあります。おもちゃやアプリは、子供が感覚的に操作しながら単語や発音を学ぶことができるので、遊びながら自然と英語を習得することができます。普段はスマホやタブレットで遊ばせないけれど、英語のアプリだけは特別に使わせてあげたことで、子供も喜んで遊びながら英語を覚えてくれた、というママの声も。

幼児におすすめの英語教材を種類別に紹介!

家で気軽にはじめられる英語の学習教材。種類別におすすめをご紹介します。

YouTubeで楽しめる人気の『歌』

Alphabet Song(ABCの歌)

出典:https://youtu.be/QoZHTMyn02k

英語の勉強といったらまずはコレ!というほど、どの教材にも収録されているのが『Alphabet Song』ですね。音と映像が一緒になっていることで、視覚的にもアルファベットを認識することができます。

Wheels On The Bus(バスのうた)


出典:https://youtu.be/e_04ZrNroTo

英語のオノマトペがふんだんに使われているのがこちらの『Wheels On The Bus』。リズミカルで子供もノリノリになってしまいます。アニメも楽しくて、小さな子供でも無意識に歌詞の内容が頭に入ってくるでしょう。

Head Shoulders Knees & Toes(からだあそびのうた)

出典:https://youtu.be/Ozzo7GQLoAE

体を使いながら楽しく体の部位を英語で覚えることができるのが『Head Shoulders Knees & Toes』。少し慣れてきたらスピードアップしたり、子供に体の部位の英語をあてるクイズを出したりと日常生活の中で応用してみるのもおすすめです。

車の中や家事の合間に…楽しく学べる『DVD』

Little Baby Bum 37 Kids’ Favorite Songs

上でご紹介した、日本でも良く知られている基本的な英語の歌のほかにも、数を覚えられる数え歌や色彩を覚えられる歌まで、英語の歌と映像が37曲収録されています。字幕もついていて、日本語訳の小冊子付きなので、ママも一緒に覚えることができますね。ちょっとした家事の合間やドライブ中、遊んでいるときのBGMなどにおすすめです。

それいけ!アンパンマン えいごランド 1~4

アンパンマンが大好きな子供なら、こちらのDVDセットがおすすめ。アンパンマンと仲間たちが日本語を交えて優しく教えてくれるので、小さな子供でも楽しく学ぶことができます。手遊び歌も満載なので、ママも一緒に覚えてみては?

Goomies ENGLISH FOR KIDS

“アニメ”、“歌”、“言葉の学習”の3つの要素がバランス良く組み込まれた幼児向けの英語DVDです。かわいいムーとティーノというキャラクターが、日常で使うフレーズをエピソードの中で何度も繰り返してくれます。1話3分のお話が全部で30話収録されているので、こちらも、ちょっとした家事の合間やドライブの間に流すのにもおすすめ。

スマホやタブレット端末で楽しめる『無料アプリ』

幼児向け無料英語教育アプリでアルファベット学習! ABC Goobee

アルファベットの読み方を、Goobeeというキャラクターと一緒に探しながら学べるアプリです。文字と発音を同時に学ぶことができるので、英語学習の導入にもぴったり。文字を探して風船を割るゲームや、抜けているアルファベットを選び絵に合う英語を完成させるゲームなど、感覚的に楽しくアルファベットを覚えることができるでしょう。

対象年齢:2歳~

ダウンロードはこちら>>Google playApp store

楽しい英語 Fun English

カラフルなゲームが全部で85種類も搭載されています。無料の場合は、毎日2つのレッスンとゲームを楽しむことができます。言語学習の専門家がデザインしたパズルゲームやカードめくりなどを通じ、小さな子供でも遊びながら自然と英語を覚えられます。対象年齢は3歳~10歳。正しい発音をしっかりと教えてくれるので、親子で一緒に遊びながら学べます。

対象年齢:3歳~

ダウンロードはこちら>>Google playApp store

親子de英会話:子供と一緒に簡単英会話!

子供に英語を教えるネイティブな教師と、英語を話せないママたちの声から生まれたアプリ。親子で交わされる日常会話のフレーズがわかりやすく紹介されているので、英語が苦手なママやパパでも安心して取り入れることができます。朝起きたとき、着替え、ヘアスタイル・身だしなみに関する37フレーズは無料。それ以外は有料となります。

日常生活の中に積極的に英語を取り入れることで、親子で一緒に英語に慣れることができますよ。

※こちらはiOSのみの対応となります。

対象年齢:4歳頃~

ダウンロードはこちら>>App store

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遊んで学べる『おもちゃ』

おしゃべりいっぱい! タッチであそぼ! アンパンマンはじめてEnglish(えいご)

アンパンマンのキャラクターがかわいいこちらは、指でタッチしながらゲーム感覚で英語を学べるおもちゃ。フォニックスを導入した、本格的な英語を音で覚えることができます。コンパクトサイズなので持ち運びにも便利です。『えいごのうた』、『たんごであそぼ』『みつけてみよう』など、遊べるモードが6種類もあるので、未就園児から小学校に入る前くらいの幼児まで、幅広く楽しむことができます。

ディズニー 日本語英語 ことばがいっぱい! マジカルずかん プレミアムDX

日本語と英語の両方を学ぶことのできるおもちゃ。ペンでタッチすることで、キャラクターが単語や会話を話してくれます。950種類以上もの英語が収録されており、好きなキャラクターの声を選べるのも子供にとって嬉しいポイントです。基本的なあいさつから色や数、季節にちなんだ言葉まで幅広く語彙力をつけられます。

アルク えいご絵じてん

こちらは、英語に特化した遊べる絵辞典。12歳までに覚えたい2000語が収録されています。家、学校、街など、子供にとって身近な場所から、遊園地や動物園、世界の国など子供がワクワクするような場所まで63の場面で単語を紹介してくれます。覚えた単語の復習ができる『リスニングクイズ』やオリジナルの歌も収録されていて、飽きずに楽しく英単語を学ぶことができますよ。

 

幼いうちから英語の音に少しでも慣れておけば、教科として授業を受けることになったときも、すんなりと受け入れることができますね。ポイントは子供に“英語が楽しい”と思ってもらうこと。まずはできるところから親子で英語に親しんでみてはいかがでしょうか?

出典:プレジデントオンライン「英語学習は何歳から始めればいいの?」

えいごであそぼプラネット編集部ブログ「佐藤久美子先生インタビュー」

文・構成/HugKum編集部

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