食事を飲み込むのが苦手な子。保育園で実践する4つの援助法が効果あり!【現役保育士マンガ】

現役保育士で3児の母でもある、月野あさひです。今回は、食事を飲み込むのが苦手な園児の対応方法のお話をさせていただきます。安全に、そして楽しく食事ができるように援助するコツがあるので、参考にしてもらえらと思います。

食事を飲み込むのが苦手な園児の保育士の対応方法

Kくんは咀嚼(噛むこと)と、嚥下(飲み込むこと)が苦手な3歳の男の子。

魚、根菜類などを飲み込むのに時間がかかります。

①飲み込みにくそうな献立は、量を減らして渡す。

飲み込むのに時間がかかって、

おかずが減らないと

本人も「まだこんなに残ってる…」

と食べる意欲がなくなってしまうので

量を減らして渡しています。

食べられたら、追加で盛っています。

②一口量を伝える。

一口の量が多いと「ウエッ」となってしまうので、

スプーンに盛る量が多い場合は

など伝えています。繰り返し伝えていくうちに、

一口量を自分で理解していきます。

③なかなか飲み込めなくて辛そうな時は、お茶を渡す。

よく噛まずに汁物を飲んで流すのは危険ですが、

よく噛んでいるのに飲み込めない場合は

「みそ汁飲もうか」と言葉をかけたり、

汁物が残っていない時はお茶を渡します。

④「よく噛んで食べてえらかったね」と褒める。

「噛む」ことは、意外と体力を使います。

一生懸命に噛んで食べた頑張りを認めて褒めます。

噛まずに飲み込んだり、

口いっぱいに入れると窒息の心配もある食事の場面。

これからも子どもたちの様子をよく見て

安全に、そして楽しく食事ができるように

援助していきたいと思います。

前回のお話はこちら▼

「好き嫌いが多いMちゃんが、食べられる子になるまで」無理強いしない保育園での対応法【現役保育士マンガ】
苦手な食べ物が多いMちゃんの話 Mちゃんはおままごとが大好きな4歳の女の子。 Mちゃんは入園してきた3歳の時、 苦手な食べ...

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このマンガをかいたのは…

月野あさひ|
保育士・イラストレーター
保育士は8年目。長女、長男、次女、夫の5人暮らし。

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