【福井県・徹底研究】東尋坊から越前ガニ、ボルガライスから眼鏡まで、福井が誇る有名なものを集めてみました

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東尋坊や越前ガニで知られる福井県には、そのほかにも有名なものがたくさんあります。この記事では、福井の魅力を発見するべく、福井が誇る絶景・グルメ・アクティビティ・人物など有名なものをたっぷりご紹介します。

福井の自然と景色

まずは、福井にある自然豊かなスポットや絶景を紹介していきましょう。

東尋坊(どうじんぼう)

東尋坊
東尋坊

福井を代表する観光スポット「東尋坊」。崖が波に侵食されて断崖絶壁ができ、それが約1kmにわたって続く海岸です。輝石安山岩の柱状節理という、地質学上にも珍しい奇岩が見られます。東尋坊に日本海の荒波が打ち付けられる様子はまさに圧巻です。

夜叉ヶ池(やしゃがいけ)

夜叉ヶ池
夜叉ヶ池

三国ケ岳北側中腹にある池で、土地の豪族の娘・夜叉姫が池に身を投じて雨を降らせたという伝説があります。春には若葉、秋には紅葉が美しい絶景スポットです。

越前大野城(えちぜんおおのじょう)

越前大野城
越前大野城

大野市にある「越前大野城」は、標高約249mの亀山に佇むお城。そのため「天空の城」と呼ばれています。10月から4月ごろには、雲海に城が浮かぶ幻想的な景色を見ることができます。

龍双ヶ滝(りゅうそうがたき)

龍双ヶ滝
龍双ヶ滝

池田町にある「龍双ヶ滝」は、福井県で唯一「日本の滝100選」に選ばれた滝です。高さ約60mの岩肌を勢いよく水が流れる姿は壮観です。

産業と特産品~福井が誇る名産品

福井の特産品について見てみましょう。

農産物

福井県発祥の「コシヒカリ」を中心とした米作りがさかんです。また六条大麦、大豆、そば、トマト、メロン、すいか、さといも、らっきょう水仙などが多く生産されています。なかでも六条大麦は、作付面積、収穫量全国1位。梅は収穫量全国3位、らっきょうは収穫量全国6位です。

そのまま食べられるおいしい麦茶

福井県産の六条大麦を使った麦茶です。そのまま食べることもでき、香ばしさがくせになります。

海産物

日本海に面している福井県は、恵まれた海域環境であることからさまざまな魚介類が獲れます。越前がに(ずわいがに)、若狭かれい、若狭ふぐ、甘海老、越前ウニなどが有名です。なかでもずわいがにの漁獲量は全国3位を誇ります。

福井県産 越前ガニ

「越前ガニ」とは、福井県の沖合いで獲れるずわいかにのこと。殻の中にギュッと詰まった身は、ジューシーな甘みが感じられ絶品です。

産業

福井県のおもな産業には、繊維産業、機械産業、眼鏡産業があります。なかでも眼鏡フレームの生産は全国1位で、約90%のシェアを誇ります。

スタンシーラマーズ[眼鏡]

福井県鯖江市は、眼鏡産業で有名な土地です。このフレームは丸型サーモントという形で、ころりとしたラウンドシェイプがかわいらしい印象です。

ご当地グルメ~福井の味覚を堪能しよう

福井のご当地グルメをチェックしていきましょう。

海の幸

海の幸を使ったご当地グルメには、越前ガニ、若狭ふぐ、鯖のへしこ、焼さば寿司、小鯛笹漬けなどがあります。

鯖のへしこ

へしことは、鯖に塩をふってぬか漬けにした福井の伝統料理。若狭地方が発祥で、越冬の保存食として重宝されていました。脂のジューシーさと濃厚さがあり、ごはんのお供としてはもちろん、お酒のおつまみにも最適です。

山の幸

山の幸を使ったご当地グルメには、ソースカツ丼、醤油カツ丼、越後おろしそば、焼き鳥、ボルガライスなどがあります。

ボルガライスの一例

武生(たけふ)生まれのボルガライスは、オムライスの上にとんかつがのっており、ソースがたっぷりかかった料理です。洋食好きには夢のような組み合わせで、福井県民をはじめとした多くの人に親しまれています。

越前産そば

福井県産そば粉を使用した五割そばです。繊細な甘みと豊かな香りが楽しめます。

スイーツ

米どころである福井では、さまざまなお餅があります。代表的なものは「羽二重餅」や「あべかわ餅」です。

「羽二重餅」の「羽二重」には平織りの絹織物という意味があり、その名のとおりやわらかな食感が楽しめます。

「あべかわ餅」は、福井のソールフードとも呼ばれるスイーツです。嶺北地方では、三角形のお餅に黒蜜ときな粉だけをかけて食べる人が多いとされています。

羽二重餅

絹のようななめらかな食感が味わえます。格調高い美しさも魅力です。

福井の銘菓やお土産

銘菓には、西洋菓子倶楽部「バウムッシュ」、えがわ「水ようかん」、「羽二重餅」などがあります。

お菓子以外のお土産として、鯖のへしこ、日本酒、越前漆器、若狭塗箸、越前和紙などの工芸品も人気です。

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伝統と文化~福井独自の文化活動

福井の伝統文化に注目してみましょう。

越前漆器

越前漆器は、福井県鯖江市河和田地区とその周辺地域でつくられてきた漆器の工芸品です。起源は6世紀と伝えられており歴史があります。塗り重ねられた漆により、上品でつややかな見た目と、軽く丈夫で扱いやすいという特徴があります。

うるしの里会館のミュージアムショップ Photo by Souseki-no-Neko, CC-継承 4.0, Wikimedia Commons

越前和紙

越前和紙は1500年の歴史を持ち、奈良時代から仏教に必要な写経用紙を漉き始めたとされています。楮(コウゾ)、三椏(ミツマタ)、雁皮(ガンピ)という植物の皮の繊維を用いて紙を漉いたもので、種類が豊富です。

越前和紙の製造過程(越前市 卯立の工芸館) Photo by TR15336300101, CC -継承 4.0, Wikimedia Commons

公家・武家・寺社などの公用紙として使われた「奉書紙」、ちりめんのようなシワが入った「檀紙」、なめらかな肌合いと色が鳥の卵に似た「鳥の子紙」などがあります。

産地は越前市今立地区で、現在も60社以上の製紙会社が存在します。

若狭塗(わかさぬり)

小浜市周辺で作られている漆器「若狭塗」。卵殻、貝殻、松葉、檜葉などを用いて模様をつけて、その模様を塗りと研ぎによって浮かび上がらせるのが特徴です。

若狭塗を用いた箸「若狭塗箸」は塗箸の全国9割の生産量を誇り、全国1位となっています。

若狭塗のかさね重と箸

スポーツやアクティビティ

福井では、さまざまなスポーツやアクティビティが楽しめます。冬と夏に分けてご紹介しましょう。

冬のスポーツやアクティビティ

福井はスキーやスノーボードが人気です。代表的なスキー場には「スキージャム勝山」「福井和泉スキー場」「九頭竜スキー場」などがあります。

スキージャム勝山のゲレンデから望む雲海

夏のスポーツやアクティビティ

夏なら若狭湾や東尋坊でサップやカヤックが楽しめます。また登山ができる山もたくさんあります。初心者向けの山は、下市山や文殊山、青葉山などです。

文殊山・山頂からの眺め

福井出身の著名人・有名人

最後に福井出身の有名人をご紹介します。

水上勉

おおい町生まれの小説家。代表作に『飢餓海峡』『越前竹人形』『雁の寺』などがあります。

五木ひろし

美浜町出身の歌手、作曲家。代表曲に「よこはま・たそがれ」「千曲川」「契り」などがあります。

いわさきちひろ

越前市生まれの画家、絵本作家。代表作に『あめのひの おるすばん』『ゆきのひのたんじょうび』、挿絵に『窓ぎわのトットちゃん』などがあります。

吉田正尚

福井市出身のメジャーリーガー。ボストン・レッドソックスに所属しています。契約金は5年総額9000万ドル(約119億円)で、日本人野手最高額となりました。

福井の魅力を満喫しよう!

福井には、魅力あふれるグルメ・絶景スポット・アクティビティなどがたくさんあります。気になる場所や食べ物があれば、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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文・構成/HugKum編集部

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