離乳食のお弁当や持ち運びに適したレシピは?保存のときのルールも解説

こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。ぽかぽかとした気温の日が多くなり、赤ちゃんと一緒のお出かけも増える季節になってきました。離乳食が2回、3回食になると、お出かけの時に離乳食を準備する必要が出てきます。今日は離乳食をお弁当にして外出先に持っていくときの話をします。

夏が危険?持ち運びに注意が必要な時期は?

離乳食をお弁当に持っていくときに気を付けることは「保存状態」です。特に夏は、保冷したり気を付けると思うのですが、実はどの季節も気を付けてほしい、というのが本音です。
食中毒は、これまで梅雨時期と9月に多いと言われていました。しかし、現代はエアコンが完備され、室内はどこに行っても「適温」のことが多いです。赤ちゃんは大人よりも細菌に弱いので、大人がお弁当を持っていく以上に気を付けます。

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離乳食をお弁当にするときのポイント

離乳食をお弁当に持っていくときは、

・持っていく直前に作る(前日からの作り置きはNG)

・新鮮な食材を使う

・冷めてからお弁当箱のフタをする

保冷剤と共に保冷バッグに入れる

・早めに食べる(理想は2時間以内)

・食べ残しは与えない

お出かけが朝から夜にかかる時は、昼ご飯だけ用意し、夜ご飯は市販のベビーフードを利用するという方法もあります。

離乳食のお弁当におすすめのレシピ

離乳食をお弁当にして持っていくときは、いろいろな食材を入れて栄養バランスを考えることのほかに、手軽で汚れることが気にならないメニューを選ぶことも大切。3回食になってからお弁当を持っていくことが増えると思いますので、離乳食後期、完了期の赤ちゃんが食べられるお手軽メニューを紹介します。

【離乳食後期】ささみとニラのじゃがいもちぢみ

<材料>

鶏ささみ 10g

ニラ 10g

小麦粉 20g

じゃがいも 20g

水 20g

<作り方>

1.鶏ささみ、ニラは5㎜幅に切る。じゃがいもは皮をむいて水につけすりおろす。

2.小麦粉、じゃがいも、水をよく混ぜ、1を加えて混ぜる

3.フライパンを熱し2を流し入れ片面が焼けたら返す。しっかり火が通るようにふたをして弱火で焼き色がつくまで火を通す。

【離乳食後期】ツナとひじきのおにぎり

具だくさんおにぎりにして、1食これでOK!軟飯なので後期後半から食べられます。

<材料>

軟飯 80g

乾燥ひじき(戻したもの) 5g

ツナ缶 10g

<作り方>

1.乾燥ひじきは水につけて5㎜に切る。

2.軟飯を炊くときに、1も入れて炊く。

3.赤ちゃんが食べやすい大きさに握る。

【離乳食完了期】うどんのお焼き

溶き卵をつなぎに使っているので、完了期から食べられます。今回はシンプルな材料にしましたが、しらすやツナ、にんじんやほうれん草などの野菜を入れても美味しいです。これ1品で手軽に昼食!汚れることも気にならないうどんのお焼きです。

<材料>

うどん 60g

卵 1/2個

たまねぎ 10g

コーン缶 5g

<作り方>

1.うどんは下茹でして1㎝幅に切る。たまねぎは縦半分に切り繊維に沿って薄切り。コーンは半分に切る。

2.材料をすべて混ぜ合わせ、フライパンで両面焼き目がつくまで焼く。

離乳食のお弁当に適したおかず

【離乳食完了期】野菜いっぱいつくね

お弁当に入っていると嬉しい!つくねです。食べやすいし野菜もたくさん入っています。

<材料>

鶏ひき肉 20g

たまねぎ 10g

にんじん 5g

しいたけ 5g

片栗粉 小さじ1

<作り方>

1.たまねぎ、にんじん、しいたけはみじん切りにする。

2.ボウルに材料すべて入れてしっかりこねる。

3.形作ってフライパンで両面焼く(途中でフタをして蒸し焼きする)

【離乳食後期】蒸し野菜

蒸すだけ簡単!蒸し野菜!写真は完了期用です。後期はコーンを半分に切り薄皮も剥きましょう。

<材料>

じゃがいも 20g

ブロッコリー 10g

コーン缶 5g

<作り方>

1.じゃがいも、ブロッコリーは一口サイズに切る。

2.よく湯気が上がった蒸し器に材料を入れて10分蒸す。

離乳食のお弁当、ベビーフードなら安心

外出先で大活躍するのが、市販のベビーフードです。手作りのお弁当は衛生面に関して不安があります。その点、市販のベビーフードは安全。どんどん活用しましょう。市販のベビーフードを外出先で食べるときのお約束は「食べ残しを与えないこと」。これはお弁当と一緒です。もったいなく感じますが、衛生面を考えると1回きりにするのが安全安心です。

 

お弁当は、作る時と持ち歩き時のルールを守ることが大切。お出かけ先で食べるお弁当は、楽しくて、いつも以上に美味しく感じ、赤ちゃんの食欲も増すことがありますよ!

記事監修

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

 

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