700人に調査!子どもの「身につかない生活習慣」といえば?
以下では、ママパパ700人からアンケートに寄せられた、子どもの「なかなか身につかない生活習慣」をランキング形式で発表! 「あるある」と頷きたくなる回答が多数ランクインしました。
調査媒体:小学館『小学一年生』(2023年11月号)
設問:お子さんの習慣でうまくいかないことについて、あてはまるものを選んでください(3つまで)
1位:整理整頓(326票)
326もの票を集めて1位となったのは『整理整頓』でした。一時的には習慣づいても、気づけばまたぐちゃぐちゃに…、なんて経験があるママパパは少なくないはず。
『整理整頓』を習慣づけるためには、まずは片付けしやすい環境を整えてあげることが重要になります。過去の記事では工夫のポイントをまとめているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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2位:早寝早起き(227票)
2位は『早寝早起き』でした。学校や幼稚園・保育園からの帰宅後だって、子どもがやりたいことはもりだくさん。ついつい夜更かししがちですが、子どもの早寝早起きは、体や脳、心のすこやかな成長のために大切な習慣です。
まずは就寝時間になったら部屋を暗くすることからはじめてみてはいかがでしょうか。自分用の目覚まし時計を与えて、時間管理することを教えてみるのも良いかもしれません。
3位:食事をしっかり食べる(181票)
3位には『食事をしっかり食べる』がランクイン。好き嫌いが多かったり、少食だったり…子どもの食への悩みはなかなか尽きないものです。味付けの工夫や量の調整等々、試行錯誤を繰り返しているママパパ多数。
HugKumでも、過去にお子さんの好き嫌い対策を特集しています。こちらも参考になるはず。
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4位:次の日の準備をする(157票)
次の日の園や学校の準備を、できるだけお子さん自身がやるように心がけているご家庭もあります。けれども、これがなかなか習慣づかないお子さんも少なくありません。
忘れ物につながらないよう、まだしばらくはチェックや手助けをしてあげましょう。親が手助けをすることがお子さんにとっては学びになるようです。過去の記事では小学校教諭からのアドバイスをまとめているので、ぜひご参照くださいね。
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5位:あいさつ(87票)
5位に挙がったのは『あいさつ』でした。
コミュニケーションの基本となるあいさつは、ぜひとも子どもにしっかり身につけてほしいもの。ですが、シャイだったり、タイミングが掴めなかったりと、なかにはあいさつがなかなかできない子も。親御さんが人にあいさつする姿を見せながら、徐々に身につけられると良いですね。
6位:着替えや身支度(85票)
『着替えや身支度』も、子どもにとっては難易度の高い習慣ではないでしょうか。
ひとりで着替えられるようになるためのポイントは、着やすい洋服を用意することや、ゲーム感覚で着替えができるような声かけにありそうです。
7位:歯磨き(81票)
『歯磨き』が習慣づかないとお悩みのママパパも。なかには、習慣づかないどころか、歯みがきを嫌がるお子さんもいますよね。そんなお子さんには、歯みがきの大切さが分かる絵本を読み聞かせるのがおすすめ。
過去の記事では、歯みがき絵本を特集しています。あわせてチェックしてみては。
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7位:宿題をする(同率)
同率で7位となったのは、『宿題をする』でした。
宿題は親としてはなるべく早く済ませてほしいものですが、後回しにしてしまう子も多いはず。特に、夏休みなど、長期休暇中の宿題にはどのご家庭も悩まされがちではないでしょうか。
9位:学校のおたよりを出す(54票)
『学校のおたよりを出す』のを忘れてしまうというのも、お子さんたちの「あるある」ではないでしょうか。親御さんからのチェックも欠かせませんね。
10位:手洗いやうがい(52票)
『手洗いやうがい』は10位に。
新型コロナ禍が落ち着き感染対策が緩和されると同時に、手洗いうがいの習慣がないがしろになりつつある子もいるようです。新型コロナだけでなく、風邪も引かないように、普段から手洗いうがいには気をつけるよう声がけしたいですね。
「その他」としても、さまざまな回答が!
「その他」にも、選択肢にはなかったさまざまな回答が寄せられました。なかでも目立ったのは『食事に時間がかかる』『給食が苦手』『こまめに水分補給しない』といった飲食にかかわるもの。お子さんの食事に関するお悩みはもうしばらくは続きそうですね。
ほか、『YouTube・ゲームが制限できない』『きょうだいゲンカをしてしまう』といったお子さんの日常生活に関するものも散見されました。
何かしらの理由が潜んでいるかも? まずは原因を探ってみましょう
今回はお子さんの生活習慣に関するお悩みを、700人のママパパたちから寄せられた回答をもとにお伝えしてきました。
度々注意していてもその習慣が身につきにくい場合、何かしらの理由が潜んでいるかもしれません。たとえば、片付けが身につかないなら収納方法を変えてみるなど、工夫の余地がありそう。まずは原因を考えて試行錯誤しながら、気長に習慣づけていきたいですね。
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。
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文・構成/羽吹理美