通知表の変化
期末に子どもたちに渡す通知表。小学校では「あゆみ」と称されていますね。
昔は子ども一人一人の評価を先生が全て手書きの文章で伝えていました。この作業のために、先生は休日返上となることも少なくありませんでした。
それが今はパソコンで作業ができるようになったことで、かなり時間の短縮にはなりました。
文章による評価は減っていく?
ただ、この文章による「評価」も現在はなくしていく方向になりつつあります。教師の「働き方改革」によって見直されたことが大きな理由です。
といっても、まだ続けている学校もありますし、段階的に今は1学期、あるいは3学期にまとめて書くといった学校もあります。
保護者は先生からのメッセージを読みたいと思われるのかもしれません。けれど、時間にゆとりができた分、さらに子どもたちと向き合う時間が増えるので、先生にとってはありがたいことなのです。
前向きに進むためのツールとして
通知表は、次のステップへ向かうため、親子でやる気を出すためのものと捉えてくださいね。「もう少し」があったとしても目を瞑つ むり、ポジティブな声かけをしてほしいのです。子どものやる気を持続させること、それが教師の願いです。
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お話を伺ったのは…
構成/天辰陽子
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。