子どもたちが大好きなマヨネーズで、ふわふわふんわりドデカマヨパン!
今回は使い勝手の良いふわふわのシンプルパンをご紹介します。そのまま食べてももちろんおいしい生地です。
この生地はふわふわで柔らかいので、丸めたりはしづらいですが、包丁やカードで好きな形にカットすることはできるので、細長くしてットドッグパン、四角くしてハンバーガーなど、自由に使ってみてください。
ふわふわパンにする3つの方法
通常、パンをふわふわにするには何通りか方法があります。
ひとつはよく捏ねること。生地をよく捏ねることでグルテンが強くなるので発酵するときにでるガスを囲い込めるのでふんわり膨らむことができます。風船をイメージするとわかりやすいかもしれません。よく捏ねれば分厚いゴムの風船、少しだけだと薄いゴムの風船となります。
もうひとつは仕上げ発酵をしっかりとること。
成形した後、天板に乗せた状態で夏場は15分もおいておけばふんわりひとまわりおおきく
なります。
そしてもうひとつ。
材料に油脂をいれることです。一般的には固形の油脂(バターやショートニング)を入れるとふんわりするといわれていますが、液体の油脂でも入れないよりは断然ふんわりします。
今回ご紹介したいのはこの油脂にマヨネーズを使う方法です。マヨネーズの主な材料は卵とお酢、それから油脂です。生地にいれるとコクが出て、ふんわりと焼き上げることができます。
今回は保存容器ひとつでできるふんわりドデカパンをご紹介します。
ふんわりドデカマヨパンの作り方
■材料
☆保存容器
強力粉 180
塩 2
☆小さなボウル
マヨネーズ 15
水 130
インスタントドライイースト 2
■作り方
①計量
それぞれ計量する。
②こねる
保存容器の中の材料をスプーンでひと混ぜする。仕込み水の8割を粉の中に入れて混ぜ、状態が変わらなくなってきたら残りの2割を粉っぽいところにめがけて入れ、さらにスプーンでまぜて均一にする。
③発酵
冷蔵庫で8時間以上置く。
※1日1回丸めなおせば5日間使用可能
④成形
粉を振り、台に生地を出したら、三つ折りにする。好きな大きさにカットしてOKですが、今回は棒状になるよう6等分。
⑤焼き上げ
マヨネーズをしぼる。
トースター1200wで15分、1000wで20分程度
オーブン180℃で18分
焼きあがったら、ケーキクーラーに置き冷ます。粗熱が取れたらビニル袋に入れて保存する。
今回は前日に焼いておいて、朝ホットドッグにして子供たちが食べました。
ふわふわで食べやすいのでおかわり!という子もいて嬉しかったです。マヨネーズですがトッピングのマヨネーズをかけなければマヨネーズの感じは言われないとわからない程度なので、甘いものを挟んだり塗ったりして食べるのもおすすめです!
ふわふわパン、お楽しみください。
吉永麻衣子/パン作成・写真・文
一般企業に6年間勤務後、結婚を機に退職。日本ヴォーグ社のパン教室の立ち上げや、製パンスクールの講師を経て、2009年子連れOKの自宅パン教室「cooking studio minna」をスタートする。日本全国・世界各国に広がる「おうちパンマスター」認定制度を立ち上げ、代表講師として活動している。著書に『おいしい かわいい ちいさいパン』『前の日5分→朝10分で焼きたて! 簡単もちもちスティックパン』他多数。ブログ「おうちパンのある生活」