スイーツの王様「マカロン」の手作りレシピに挑戦! よくある失敗と、その対処法とは?

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コロンと丸いフォルムと、色とりどりで華やかなカラー。眺めるだけでハッピーな気分になれるお菓子、マカロンを作ってみませんか? 失敗しない作り方について、まとめました。お家で上手に作るポイントをご覧ください。

有名なパティシエや、話題の人気店からの発売も多く、圧倒的な人気を誇るスイーツがマカロンです。口にすると表面に繊細な薄い膜を感じながら、中は驚くほどねっとり。口の中で次々と変化する食感も魅力のひとつです。華やかで見映えも抜群。そんな魅力が詰まったスイーツを、お家で作ることができます。

マカロンの基本レシピ

マカロンの基本的なレシピをご覧ください。

マカロンの基本的な作り方

マカロンの作り方は、3つの工程に分けられます。

1.マカロンコック(生地)を作る
2.チョコレートガナッシュを作る
3.マカロンコックにガナッシュを挟んで仕上げる

順番に、工程をみていきます。

・材料

(15個分)

・マカロンコック用

粉糖 55g
アーモンドプードル 55g
卵白 40g
グラニュー糖 40g

ココアパウダー 10g

・チョコレートガナッシュ用

チョコレート 100g
生クリーム 100ml

・用具

絞り袋 2枚
口金 丸口8mm

1.マカロンコックを作る

コロンとした生地は「フランスメレンゲ」とも呼ばれ、泡立てた卵白を焼いたものです。

【1】ボウルに卵白を入れて、冷蔵庫で冷やしておきます。

絞り袋に丸口金をセットし、コップなどに立てておきます。

天板にオーブンシートを敷いておきます。

粉糖、アーモンドプードル、ココアパウダーを合わせ、2回ふるいます。

【2】卵白を泡立て、メレンゲを作ります。途中、4回に分けてグラニュー糖を加えながら、ツノがたつまで泡立ててください。

おじぎをするくらいは、泡立ちが不足しています。
ツノがおじぎをするくらいでは、まだ泡立ちが不足しています。

【3】泡立てたメレンゲにふるった粉を入れて、底から返すように優しく混ぜます。全体が均一になるまで混ぜてください。生地を持ち上げると、途切れながら落ちる固さです。

【4】ここから、マカロナージュと呼ばれる、大切な工程です。

メレンゲに含まれる泡をつぶすイメージで、ゴムベラをボウルに擦りつけながら混ぜます。伸ばしてはまとめる作業を続け、なめらかな感触になるまで混ぜます。

落とした生地の跡がゆっくりと消えていきます。
落とした生地の跡がゆっくりと消えていく固さに。

続けていると、幅広のリボン状に生地が流れ落ちるような固さになります。絞り袋に生地を移してください。

【6】天板に敷いたオーブンシートに、直径3.5㎜になるように生地を絞ります。
最後に天板ごとトントン叩き、4㎝程度の大きさに広がるのが理想的です。

【7】表面に気泡があれば、爪楊枝などでつぶしてください。

このまま表面が乾燥するまで、30~60分間、ねかせます。指で表面をなでても生地がつかなくなればOKです。

【8】150℃に熱したオーブンを、10分そのままにして庫内の温度を安定させます。その後、150℃で15分焼いてください。

生地が膨らみ、周りにピエと呼ばれるレース状の膨らみが現れます。

粗熱をとります。

2.チョコレートガナッシュを作る

生地が乾くまでの間に、ガナッシュを作り冷やしておきます。

【1】鍋に生クリームを入れ、沸騰直前まで温めます。

【2】コンロから鍋を下ろし、砕いたチョコレートを加えます。ゴムベラでよく混ぜ合わせてください。

【3】鍋底を氷水に当てながら粗熱をとり、絞りやすい固さになるまで冷蔵庫に入れて冷やします。

3.マカロンコックにガナッシュを挟んで仕上げる

【1】冷えたガナッシュを絞り袋に入れ、マカロンコックに絞り出します。

【2】マカロンコック同士でガナッシュをサンドして、完成です。

失敗しないコツと、アレンジのバリエーション

よくある失敗と対処法、また、簡単にできるアレンジをご覧ください。

失敗例と対処法

マカロン作りで注意したい工程は2つあります。

・マカロナージュ

マカロナージュとは、泡をつぶしながら混ぜ合わせ、生地の固さを調整する工程のことです。均一に気泡が含まれる生地を目指してください。

生地に含まれる気泡が残り過ぎると、表面が割れる失敗に繋がります。混ぜ足りないので、生地はボソボソしています。

失敗例(泣)。ヒビが入り、ピエも出ない生地に。
失敗例。ヒビが入り、ピエも出ない生地に。

逆に混ぜすぎてしまうと、細い帯状で流れ落ちるサラサラの生地になります。この場合は、気泡が足りないので膨らみません。

うまくできている時の生地は、ツヤが出て、幅広いままでタラーっと流れ落ちます。流れ落ちた跡は、ゆっくりと消えていくのが合図です。

・焼く前に乾かす工程

室温や、湿度によって乾燥時間は変わります。触って見極めることが必要です。

表面を指でなでると、生地がついてくるのは乾燥不足です。やや固さを感じるくらいになるまで、乾かしてください。場合によっては90分程かかることも。

生地表面が乾き、皮膜ができると、焼成中に膨らもうとする空気が上から出られず、下からはみ出る流れができます。これにより、きれいなピエが作られます。

「ピエ」とはフランス語で「足」の意味。マカロンの生地を焼いたときに下部にできるレース状の膨らみのこと。
「ピエ」とはフランス語で「足」の意味。マカロンの生地を焼いたときに下部にできるレース状の膨らみのこと。

アレンジ例

ココアパウダーの他にも、抹茶パウダー、インスタントコーヒーでフレーバーアレンジができます。色は食用色素を用いてお好みの色を発色できます。

また、ガナッシュにホワイトチョコレートを使い、小豆とラム酒を加えると大人味にも。

お取り寄せ情報

ギフトやプレゼント、ご自分へのご褒美にも嬉しい、かわいいマカロンがオンラインで手に入ります。

ピエール・エルメ・パリ マカロン 6個 詰合わせ

マカロンといえば、この方。「パティスリー界のピカソ」とも呼ばれるピエール・エルメ氏の大人気商品です。高級感あふれる上品な形にも惹かれます。

マカロン専門店 GLAMOURDISE

神戸の人気店グラウモーズのマカロンです。サクッとした軽い食感で、繊細な色味も人気です。

プレゼント用にピッタリ! 手作りマカロン

コロンとした形や、鮮やかな色味で人気があるマカロンは、お家で作るのも楽しいスイーツです。マカロナージュやオーブンの特性などによって、仕上がりが左右されがちですが、作り慣れることによって、形も味もベストのものになります。うまく出来上がった時は、だれかにプレゼントしたくなるかわいさです。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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