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おうちで気軽に作れる「砂糖なしおやつ」で子育てを実践!
中医学を学ぶ中で、砂糖は体を冷やし、血のめぐりを悪くしたり、腎の働きを抑えてしまうということを学んだという山田さん。
「分かっていても甘いものがやめられなかったのですが、子どもを授かり、できるだけ体によいものをとるようにしたい、砂糖もできるだけ与えないように育ててみようと決めました」
砂糖を使わなくなった山田家では、おやつはもっぱら手作り。砂糖の代わりにはちみつや甘酒、みりん、果物、ドライフルーツなどの甘みを利用して、試行錯誤しながらおやつを作り続けた結果、今では家族や周りにも喜んでもらえるようなおやつが作れるようになったそう。
「買い物先でお菓子をねだられることも駄々をこねられることもないのでラク。気持ちも穏やかで安定していて、11歳になる今までイヤイヤ期や反抗的になったりすることもありません」
15分でパパっと作れる日常のおやつ
今回ご紹介する『砂糖なしおやつ』の本の中では、15分で作れる簡単なレシピがたくさん掲載されています。
「おにぎりなどを用意していても、子どもってすぐにまたおなか減った、って言いますよね。子どもが待つことができるのはせいぜい15分くらい。そんなときにちょっと待っててね、と言ってすぐに作れるものばかりです。分量が多少違ってしまっても、だいたい合っていればちゃんと出来上がります。おうちおやつはそのくらいおおざっぱでいい。砂糖なしおやつは体に負担がなく、おいしく、そして手軽に作れるもの。この本をきっかけに”砂糖なしおやつ生活”をはじめてみてもらえたらうれしいです」
ぐりとぐらの絵本に出てくるケーキをイメージした「フライパンケーキ」
おやつにも朝食にも、思い立ったらフライパンひとつ、15分で作れます!
ケーキ類の甘みには、はちみつが好相性。生地をふくらましつつ、しっとり感も出ます。ふんわりさせるためによく泡立てることもポイント。山田さんが愛用しているのは、アカシア蜜。「はちみつは種類によって成分が異なりますが、アカシア蜜はクセがなく、香りも穏やかで使いやすいので重宝しています。しかも、はちみつは古くから胃の薬とされ、皮膚や肺を潤して咳を止めたり、便通をよくする働きがあるとされる、万能薬なのです」
材料(直径15cmフライパン1枚分)
卵…2個
はちみつ…40g
薄力粉…60g
豆乳…15g
米油…10g
作り方
- ボウルに卵、はちみつを入れハンドミキサーのホイッパーで白っぽくもったりするまで約4分泡立てた後、薄力粉をふるい入れ、下からすくうようにゴムベラで混ぜる。
- 1に豆乳、米油を加え、さらに下からすくうようにゴムベラで混ぜる。
- フライパンを中火にかけ、植物油(分量外)をひき、2の生地を流し入れる。
- 弱火にして蓋をし、表面に穴がポツポツあいてきたら返して裏も焼く。好みでバターやはちみつ(分量外)をかける。
「砂糖なしおやつ」のレシピは他にもたくさん
今回は、15分でつくれる「フライパンケーキ」を紹介しましたが「砂糖なしおやつ」のレシピはほかにもたくさんあります。
このゴールデンウィークにお子さんと一緒につくってみてはいかが?
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血糖値を急激に上げない甘みの選び方から、米粉を使ったクッキーやケーキ、15分で簡単に作れるものまで、おいしくて満足できるおやつを40レシピ収録。クリームたっぷりのいちごのショートケーキ、型なしで簡単にできる米粉のクッキーやタルト、15 分でできるチョコレートアイス、ふわふわ発酵ドーナツ etc…どれも砂糖なしとは思えないおいしさ! いつもの砂糖を 3 つの甘味にかえるだけ。混ぜて焼くだけ、かためるだけ。初心者でも簡単におうちで作れるレシピ集です。
著者紹介
写真/福井裕子 スタイリング/木村遥 構成/大石裕美