中学受験を考えている親子や学校での勉強に役立つと人気の小学生新聞。そこで今回は、小学生新聞の選び方やおすすめをご紹介します。どの子供用新聞を選ぼうかと検討しているママ・パパは、ぜひ参考にしてみてください。
小学生に新聞を読ませるメリットは?
大手新聞会社などから発行されている子供向けの「小学生新聞」。それを読ませるメリットを3つに分けて解説します。
【メリット1】新聞を読むことで国語力が身につく
さまざまな記事を読むことで、文字や文章を読むことに慣れ、「読解力」がつきます。また、新聞を読み続けることで、どのように記事が書かれているのか、構成されているのかをつかむことができ「文章力」もアップします。さらに、記事を音読したり、ノートに要点を書いたりすると、国語力自体が向上します。
【メリット2】小学生向けの新聞で社会への興味が湧く
小学生新聞には、時事ニュースや科学や歴史などの新たな発見、生活情報などさまざまな記事が子供向けに分かりやすい文章で書かれています。それらの記事を読むことで、社会を理解し、関心を持つようになるでしょう。
【メリット3】小学生にも分かりやすい配慮
すべての漢字によみがな(ルビ)が振ってあり、小学生でも理解できる文書で書かれています。また、マンガやイラスト、写真が豊富なのでビジュアルからでも理解しやすくなっているので、文章を読み取りやすく、自分の意見も考えるきっかけになるでしょう。
小学生に新聞はいつから読ませる?
低学年からでも読めるように工夫されています。それゆえ、新聞に興味をもったときがベストなタイミングといえます。たとえば「パパが新聞を読んでるから自分も読みたい!」などのとき。もし、低学年から小学生新聞を読ませるのであれば、ご家族と一緒に読んだり、どんな内容だったかをママ・パパが聞いたりすると、より読む習慣が身につくのではないでしょうか。
小学生向け新聞の選び方
小学生新聞は、それぞれ特徴が異なります。また、「日刊」か「週刊」かという大きな違いもあります。お子さんと話し合って、好みのものを選びましょう。
まずは「週刊」から
週刊で発行されている小学生新聞なら、1週間のできごとがぎゅっと凝縮されています。毎日読むのが負担に感じるのであれば、まずは週刊の小学生新聞をおすすめします。
慣れてきたら、「日刊」へ
「もっと読みたい!」、「毎日読みたい!」となれば、日刊の小学生新聞に切り替えてみて。日刊の小学生新聞は、昨日起こった時事ニュースが紙面に掲載されているので、大人の新聞と同じような感覚です。ご家族でニュースのことについて話しをするのもいいですね。
大手3社のおすすめ小学生新聞
ここでは、毎日新聞、朝日新聞、読売新聞の大手3社から発行されている小学生向けの新聞の特徴をご紹介します。
毎日小学生新聞
「毎日小学生新聞」は、曜日によってページ数が変わるのが特徴です。平日と日曜日は8ページ。金曜日は小学生の進路を考えるページが加わわり12ページ、土曜日は、その週のニュースが一目でわかる「15歳のニュース」が加わって、12ページと大ボリュームで読み応え十分。また、ジャーナリストの池上彰さんのコラムや、3人の哲学者が子どもの答えのない問いに格闘する「哲学カフェ」など、魅力的なコーナーも満載です。
発行ペース:日刊
ページ数:月曜日から木曜日と日曜日は8ページ。金曜日、土曜日は12ページ
大きさ:タブロイド判
価格:1,580円(税込)
朝日小学生新聞
毎日発行される「朝日小学生新聞」。こちらの新聞は、中学受験に強いと評判です。その理由は、時事ニュースに強く、分かりやすい解説付きだから。また、新聞がまるごと受験勉強の教材としても使えます。もちろん、小学生が楽しめる学習まんがやイラスト中心のコーナーなどもあります。
発行ペース:日刊
ページ数:8ページ
大きさ:ブランケット判(通常の新聞と同じ大きさ)
価格:1,769円(税込)
読売KODOMO新聞
「読売KODOMO新聞」は、週1回発行。毎日読むのに負担が大きいというお子さんにおすすめ。ニュース面では、複雑で難解な世の中の動きを、短く分かりやすい文章で解説されています。イラストや図表を効果的に載せているので、理解が深まります。また、多彩なテーマを掘り下げる特集ページ「なるほど!調査隊」をはじめ、スポーツ、ファッション、英会話、書評などバラエティー豊かな話題が充実。学習マンガ「いろはにほへと新聞部」、「ニュース探偵コナン」や、パズルを解きながら英単語が学べる「ポケモンABC」など、子どもの好奇心を引き立てる工夫も満載です。
発行ペース:週刊(毎週木曜日)
ページ数:20ページ
大きさ:タブロイド判
価格:550円(税込)
小学生新聞で学力アップも!
小学生新聞は読むだけでなく、学習にも使えますよ。たとえば、新しく知った言葉をノートに書き留めたり、興味のある記事をスクラップしてコメントを書いたり。そうすることで、学力アップに一役買ってくれるでしょう。今回紹介した3紙は、お試し版があるので、そちらで試してから見極めることをおすすめします。
文・構成/HugKum編集部