こんにちは!ロンドンでふたりの息子の子育てをしているYukoです。このコラムではイギリスの教育や子育てをしながら、日本との違いを感じる部分をレポートしていきますね。
今回は、子どもとの旅で活躍するアイテムについてレポートします!
移動時間を快適にする旅の必需品は?
地理的な理由もあってか、イギリスで暮らす人たちはとても旅行好きです。学校も、学期中にハーフタームと呼ばれる一週間の中休みが入るため、気軽に家族旅行に出かける人たちが多くいます。5月のハーフターム、私たちは友達家族と一緒に、キプロス島に行ってきました。
旅の必需品は、滞在する国や、季節、子どもの年齢によって変わってきますが、7歳と4歳の我が家の子ども達との旅に欠かせない物を、いくつかご紹介したいと思います。このくらいの歳になると、着替えさえ持てば、後はほぼ現地調達でも十分なので、主に移動時間や待ち時間を快適に過ごせるアイテムを中心に考えます。飛行機の旅は、遅延等もよくある事なので、子供達が退屈しない為のものを揃えます。
子ども用リュックサックにはこれを入れておけばOK!
軽くて飽きずに遊べるおもちゃ
我が家では、旅には各自リュックサックを準備し「自分で持てる範囲の重さにすること!」と、アドバイスをしつつ、先ず自分たちの好きなおもちゃや本を、厳選して入れさせます。今回、上の子は長編の本、下の子はミニカーなど、イマジネーションプレイが楽しめるアイテムを選びました。最近、外食での待ち時間にはまって遊んでいるIQ FITパズルもそれぞれ入れました。ルービックキューブなどもそうですが、軽くて長時間いろいろなパターンで遊べるおもちゃがはオススメです。 下の子がまだ小さい時は、色合わせと手の感触にはまってCrazyFire マジックボールを、よく旅のお供にしていました。
自分専用のヘッドフォンとi-pad
その他には、飛行機のイヤホンは耳に合わないので、自分たちのサイズにあったヘッドフォン、必殺アイテムi-pad。二人で同じモニターを見たいという事もあるので、二つの差し込み口があるスプリッター。それから自由帳と筆記用具も入りました。
旅限定お気に入りのぬいぐるみ
そして、毎回不思議なのですが、赤ちゃんの時から全くぬいぐるみ等に興味を示さなかった二人が、旅となると必ず1、2個ずつ手のひらサイズのぬいぐるみを連れて行きます。そして、旅の間くらいしか覚えていないのですが、張り切ってそのぬいぐるみに名前をつけて、めちゃくちゃ可愛がります。親達もそのぬいぐるみにご飯を食べさせ、愛おしそうに抱きしめるという役割が回ってきます。この儀式は一体なんなんでしょう 笑 何かの映画で見たのかな?
お菓子を詰め合わせたトリートバッグ
そして私からは、二人の好きなお菓子を詰め合わせたトリートバッグを忍ばせます。このバッグは飛行機に乗ってから開けるのが決まりなので、毎回何が入っているのかを楽しみにしているようです。手を汚さずに食べれたり、ボロボロこぼさずに食べれるものを選びます。 今でこそ映画やテレビゲームに釘付けですが、まだ小さくて集中力が続かなかった頃の長旅では、ぐずりだす頃に登場させる、ニューフェイスのサプライズおもちゃをいくつか用意して乗り切っていました。最近は親も機内で映画が観れるまでになり、なんとも感慨深い限りです。
急な体調不良や空腹も、備えあれば憂いなし!
荷物が多くなりがちなパパママのバッグ。私がバッグに入れておくちょっとしたアイテムはこちらです。
飴、エチケットバッグ、ウェットティッシュ、ジップロックは必須!
まずは、息子たちが体調によって離陸着陸時に耳が痛くなる事があるので、その時用の飴。
家族の中で「ゲーゲー袋」と呼ばれる気分が悪くなった時のエチケットバッグ(消臭給水に長けている、トイレトレーニング用の携帯トイレ詰め替え用バッグ「potette liners」がオススメです。日本にもあるかな?)。
他にはウエットティッシュ、中途半端に食べ残したスナックをまとめたり濡れたものを入れられるジップロックと袋どめクリップ。
おにぎりと水筒は必ず
そしていつも必ず持ち歩くのはおにぎりと水筒。不規則な時間に移動するので、機内食が出る時にお腹が空いていなかったり、滞在先に着くまでの移動中に小腹が空いた時など、子供にも大人にも、おにぎりは本当に重宝します。子供達がまだ本当に小さかった頃、私一人で二人を連れて日本を往復することも多かったのですが、そんな時は機内食はおろかシートにゆっくり座れない事もあったので、そんな時、ささっと食べられるおにぎりには何度助けられたことか。
こぼさすに飲めるピタットマグが活躍!
水筒は、飲み口をくるっと回すと、こぼれず飲めるものを持っていきます。水筒に飲み物を移しておけば、機内でこぼす心配もないですし、一つのボトルの水をシェアする事ができるので無駄になりません。キャビンアテンダントさんに頂く紙コップのジュースが飲みたかった頃は、シリコンゴム製の蓋 ビタットマグ を愛用していました。この蓋は殆どのコップに合うので、一つ持っているとレストランやカフェでも子供がこぼすのを防げるので、とても重宝しました。
万能薬カルポアも手放せない
その他スーツケースにはイギリス人なら誰もがお世話になった事のある子供向けの万能薬Calpol (カルポル=アセトアミノフェン)を忍ばせます。イギリスでは解熱鎮痛剤として、とにかく何でもかんでもこれ一本で解決します。
名取屋染工場の手ぬぐいはイギリスママたちにも人気!
ビーチで過ごすことが多かったキプロス島の旅では手ぬぐいも大活躍です。子供と一緒だと濡れた髪をゆっくり乾かしている暇もなければ、海遊びの後そのままレストレンでランチという事もあるので、手ぬぐいをヘアスカーフ/バンダナがわりにするとカラフルで可愛い上、髪の毛からの水が滴ってくることもなく一石二鳥です。その他にも、手ぬぐいは首に巻いたり、パンをくるんだり、化粧品の下に引いたりと、とにかく何にでも使えるので、用途別に何本かいつも持ち歩いています。地元仙台の名取屋染工場さんの手ぬぐいがお気に入りで、イギリスママたちにも愛されています。BEAMSのオンラインストアでも購入できますよ。
少しでも快適にすることで、旅を素敵な思い出に!
夏休みを控え、旅行を計画中の方もたくさんいらっしゃると思いますが、小さいお子さんがいらっしゃる方々にはまだまだ大変な移動時間、楽しく乗り切って素敵な思い出がたくさん出来ますように!
氏家祐子