離乳食のベビーフード人気おすすめ12選|理想の使用頻度は?選び方をプロが解説!

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こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。今回は、市販のベビーフードについて。私は手作りの離乳食づくりをおすすめする活動をしているので、講座の受講生さんに「市販のベビーフードは食べさせていいですか?」と聞かれることがあります。赤ちゃん用品のお店に行くと棚にずらりと並んだ市販のベビーフード。メーカーも様々で、どれがいいのかもわかりませんね。今日はそんなベビーフード選びのポイントもお話します。

ベビーフードを活用しているパパママはどれくらい?

まずはHugKum編集部で乳幼児がいるパパママ100人に聞いたアンケートの結果に触れておきましょう。ベビーフードを使ったことがあるか、使用頻度などを調査してみました。

Q.ベビーフードを使ったことはありますか?

 

離乳食にベビーフードを使ったことがありますか?と聞いたところ、7割以上のパパママが使用を経験済み。赤ちゃんがいるご家庭にとって、市販のベビーフードは便利ですし、積極的に取り入れているようですね。

Q.ベビーフードを使うことに抵抗はありますか?

 

次に、ベビーフードに抵抗があるかどうかを聞いたところ、ないと答えた方が約8割。赤ちゃんの時期はおむつ替えや沐浴、授乳とやることに追われてしまうので、ベビーフードを使って時間をやりくりしているパパママは多いようです。では、それぞれの回答をいただいた口コミもご紹介します。

『抵抗ない』と回答した方のご意見

ベビーフードを使用することに「抵抗ない」と答えた方たちの口コミは以下の通り。大多数をしめたのは「安心、安全だから」という理由。選ぶ時に、信頼できるメーカーかどうか、国産かどうかはしっかりと見極めている方が多いようです。また、手軽さという面で忙しいパパママの助けになっていることも確か。特に外出時の赤ちゃんの食事は手作りのものを持ち歩くより衛生的にも安心という点で、支持されているようですね。

「企業が基準をクリアして販売しているから」(30代・東京都・子ども1人)
「外食の時の食中毒の心配がない。」(30代・東京都・子ども1人)
「赤ちゃんのために栄養や食べやすさを考えて作られていると思うから」(30代・愛知県・子ども1人)
「メジャーな食品メーカーだから」(30代・埼玉県・子ども1人)

『抵抗がある』と回答した方のご意見

つぎに、ベビーフードに「抵抗がある」派の方々の口コミもご紹介します。断トツで多かったご意見は「添加物」。市販のものは賞味期限が長くなるぶん、保存料などを加えてあることが多く、それが赤ちゃんの負担になるのでは、と不安になるママもいるよう。

「添加物が気になる」(30代・大阪府・子ども1人)
「お金がかかる」(30代・京都府・子ども3人)
「味が薄めとはいえ、調味料で味がついてしまっているから。自分で歯磨きが出来るようになるまでは、なるべく虫歯の原因になりうる調味料での味付けは避けたい。」(30代・茨城県・子ども1人)

離乳食がベビーフードばかりになってしまっても大丈夫?

では、赤ちゃんの食事が毎食ベビーフードになるのは問題がないのでしょうか?同じアンケート調査で、ベビーフードの使用頻度も聞いてみました。

Q.ベビーフードはどれくらいの頻度で使用していますか(していましたか)?

いちばん多かった意見は月に1、2度というもの。外出時や特別な時だけの使用でしょう。2番目に多かったのが2、3日に一度というご意見でした。では、それぞれの頻度別に口コミを紹介していきます。

1位:月に1~2度(必要なときだけ)

月に1,2度と答えた方に多かったご意見が「基本的には手作りのものを食べさせたい」というもの。外出時など特別なときにうまく使用しているようです。真空加工されているベビーフードは衛生面でも安心。また、赤ちゃん自身、味を気に入っているという意見も。

「基本的に手作りのものを食べさせているから」(40代・福島県・子ども2人)
「外出先など食事の時間や場所が不確定なので手作りのご飯だと衛生的な問題があるため。」(30代・茨城県・子ども1人)

2位:2~3日に1回程度で利用する

2,3日に1度という、比較的高頻度で使用する方たちの口コミが以下。忙しい、疲れているなどの時に、ベビーフードは頼りになる存在だということが分かります。疲れてしまっては元も子もないので、上手に使用して休んだり、リラックスすることが大事ですね。

「同じ食べ物ばかりにならないように、たまに、ベビーフードを出していました。」(40代・埼玉県・子ども1人)
「仕事で疲れている時や、子供とたくさん遊ぼうと決めたとき」(30代・宮城県・子ども1人)

3位:1日1回は利用する

1日1食をベビーフードにしている方の口コミはこちら。離乳食のバリエーションを広げたり、味という面でひと役買ってくれているようです。

「手軽 。手作りのものと合わせる事で幅が広がる」(40代・東京都・子ども1人)
「すぐに用意できるから」(30代・千葉県・子ども1人)

4位:週1回程度は利用する

3位と僅差だったのが週1程度使用、という方々。「月に一度」の方々同様、作ることができない時に助けられている存在のよう。

「どうしても作れないときに出している」(30代・山梨県・子ども1人)
「週末、自分たちのご飯を簡単にしたときに使っていた。」(30代・広島県・子ども2人)

5位:毎食(ベビーフードをメインに与えている)

毎食ベビーフードの離乳食を利用している方も一定数いらっしゃいました。双子、妊娠中、など大変な状況のときも、栄養バランスや塩分などが月齢に合わせて計算されているベビーフードはとてもありがたい存在です。

「双子でとても大変」(40代・大阪府・子ども2人)
「ある程度したら、手作りは食べなくなったし、栄養が偏らず入っているから」(30代・熊本県・子ども2人)

ベビーフードの理想的な取り入れ方は?

ベビーフードは国の基準に従って専門家のもと作られていますので、栄養バランスが整えられており、衛生的にも安心・安全です。外出する時も衛生的ですし、離乳食を作れない万が一のときでも簡単に食べさせることができます。

デメリットは、ベビーフードばかり食べてきたことで手作りを食べてくれず、幼児期の食事に困ってしまう人が多いこと。また、全体的にとろみがついていて軟らかいので顎が育たない、味が似通っている、一つ一つの食材の味が分からない。などが挙げられます。

手作りであってもベビーフードであってもメリット、デメリットがあります。

離乳食期は、たくさんの食材に出会い、素材の味を味わう時期です。そして、将来の食事のことを考えると、できることなら手作りの離乳食も取り入れつつ、ベビーフードを取り入れるといいと思います。

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ベビーフードの種類と選び方

さまざまなメーカーのベビーフードがあるため、どれを購入すればいいか迷ってしまいますね。選ぶ時のポイントは、月齢・発達、用途、パパママの思いではないかと思います。例えば、月齢発達で考えると、「新しい食材を新たに1種類取り入れたい」と思えば、その食材の入っているものを選びますし、お出かけするのに持っていくなら、主食と主菜とスプーンがセットになっている持ち運びがしやすいものを選びます。「なるべく安心なものを」と考えるなら、味が薄めな無添加のベビーフードもあります。赤ちゃんの好みもあると思いますので、何種類か購入し赤ちゃんと一緒にパパママも食べ比べてみてもいいですね。

ベビーフードの種類

ひとくちにベビーフードと言っても様々なタイプがあります。離乳食作りにプラスしてアレンジして使えるものや、持ち運びに便利な瓶やカップに入ったものまで。使うシーンや目的に合わせて選ぶと良いでしょう。

フリーズドライ

フリーズドライは食材を真空凍結乾燥させているもの。おかゆ、にんじん、かぼちゃなど、素材そのものが一口ずつになっているものが多いです。使用する際は月齢に合わせた量をお湯でふやかします。素材そのままでも、素材として離乳食に加えてもよく、アレンジも効かせやすいですが、お湯が必要なので外出には不向き。

パウチ型

いわゆる「レトルト」と言われるタイプの離乳食です。加熱可能な袋に入っており、湯煎であたためて赤ちゃんに与えます。熱くなりすぎないよう、温度には十分注意を。大人の唇で試し、ぬるいくらいが適温です。

カップ型

持ち歩きやすいカップ型は、和光堂の「栄養マルシェシリーズ」などに代表される、おかずとごはんがセットになったものも。使い切りタイプなので、食が細い赤ちゃんや月齢が浅い赤ちゃんは食べきれないことも。

瓶タイプ

キューピーなどに代表されるのが瓶詰めのタイプ。こちらも使い切りです。5ヶ月ごろの赤ちゃんには素材そのもものペースト、月齢が進むとさまざまな食材が入ったごはんやパスタのメニューなど、バリエーションも豊富に。

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離乳食におすすめ!口コミで人気のベビーフード

それでは、実際にアンケートでママたちに人気だったベビーフードをご紹介します。

キユーピー ベビーフード 瓶詰

ポピュラーなキユーピーの瓶詰めタイプは、「外出先でそのまま食べられる」「豊富な種類がある」などの理由で人気。手に入りやすいのも嬉しいポイントです。

「1食分がちょうど良いサイズ。そのままでも食べられるのが楽。子供もいつも残さず食べます。」(30代・静岡県・子ども1人)
「おかゆを食べさせてみたが食い付きがよかった。忙しいときに使いやすい。カボチャや豆腐などと混ぜてレパートリーも増やせるのでありがたい。」(30代・兵庫県・子ども1人)

 

和光堂 栄養マルシェ

「ご飯とおかずのセットになっていて、そのまま食べさせられる」という点で支持されているのが和光堂の「栄養マルシェ」。二段になっており、全く違った味が楽しめるため、味を覚えてきた赤ちゃんでも飽きることがありません。荷物の多いママだから、スプーンが付いているのも便利なポイント。噛む力に合わせて、食材の大きさ硬さが7段階に分かれている配慮も安心。

「出先でもそのまま食べさせられるので便利である。」(30代・兵庫県・子ども1人)
「ケチャップ系は苦手だったが、その他は残さずよく食べてくれた。」(30代・埼玉県・子ども1人)

 

和光堂 手作り応援

同じく和光堂のものですが、こちらはお湯で溶いたりおかゆにひと味足したりといった使い方をするシリーズ。「手軽に野菜が取れるところがうれしい」といったように、ふだんの離乳食にうまくミックスして使うといいですね。レシピは「わこちゃんカフェ」に紹介されているので、手作りの離乳食を取り入れつつ、バランスよく離乳食献立を作れる仕組みになっています。

「手軽に野菜が取れるところがうれしい」(30代・愛知県・子ども2人)
「味が薄味でよく、子供も好んで食べている。」(40代・神奈川県・子ども3人)

森永 やさいジュレ


1歳から飲める野菜ジュレもママたちの人気を集め、ランクイン。飲み物なのにしっかり野菜の栄養素が摂れるため、食が細く、心配な場合などに加えてみるとよさそうです。

「食欲がなくても飲み物感覚で飲んでくれる」(40代・大阪府・子ども2人)

大望 北海道やさいフレーク

素材そのものをフレーク状にしたものがこちら。毎日、素材を裏ごししたりストックを作っておくのは大変。「栄養のサポートに使っています」というママもいらっしゃるように、こういったものにうまく頼りながら離乳食期を乗り切りたいですね。

「栄養のサポートに使っています」(40代・埼玉県・子ども2人)

和光堂 グーグーキッチン

赤ちゃんの苦手な「ボソボソ感」「パサパサ感」に配慮し、赤ちゃんが食べやすいように工夫を施した人気メニューを6種類詰め合わせました。ベビーフードを気軽に使いたいときにおすすめです!

「食材の大きさやとろみが丁度良いようで、いつも完食します。月齢ごとに種類が豊富なのが良い。」(30代・静岡県・子ども1人)
「ベビーフードの中では1番美味しいと思います。子供も残さず食べ切るので助かります。」(20代・埼玉県・子ども2人)

キユーピー ハッピーレシピ

キユーピーのハッピーレシピシリーズは、赤ちゃんの味覚形成を考え、具材感と味づくりの両面からおいしさを追求したベビーフード。セットなら色々な味のベビーフードをお試しできるので、毎日の献立を考える手間も省けるのでママとパパも助かりますね。

「自分では作らないメニューばかりで、美味しいのでしょう、よく食べています。」(30代・福島県・子ども2人)
「作る気力がないときに使っていました。 子どもたちの食べたい気分によって食べたり食べなかったりです。 気に入った料理が何だったのか結局分からなかったです。 親としてはシチュー、カレーや親子丼などが使いやすかったです。」(30代・島根県・子ども2人)

和光堂 はじめての離乳食

とうもろこしやかぼちゃ、おさかななどの素材を裏ごしして一口サイズにフリーズドライしたベビーフード。5か月頃から与えられて6種12個セットになっています。1個ひとさじ分になっているから「はじめての一口」にもぴったり!

「使いやすくて良い。子どももすんなり食べてくれた。」(20代・福井県・子ども1人)
「よく食べてくれた。簡単にできるのでとても助かった。」(30代・福岡県・子ども1人)

キユーピー にこにこボックス

だしや素材のうま味をいかしたシンプルな主食と具だくさんなおかずがセットになっているので、これひとつでいろんな食材を取り入れられます。おうちで作る離乳食のような優しい味わいなのも人気の秘訣です。

「味が一番好きだったようで、好んで食べていました。」(40代・福岡県・子ども2人)
「いろいろな種類があって使いやすい」(30代・兵庫県・子ども2人)

和光堂 らくらくまんま

「らくらくまんま」シリーズは、毎日の離乳食作り簡単にする赤ちゃんのための乾麺です。こちらの「うどん」はスプーンですくいやすい長さにカット済なので、自分でカットする手間が省けて簡単に離乳食が作ることができますよ。

「手軽なのに美味しそうにいっぱい食べてくれる」(30代・兵庫県・子ども2人)

キユーピー すまいるカップ

9ヵ月頃からの赤ちゃんが食べられる、歯ぐきでつぶせる固さに仕上げた、ごはん入り主食タイプのベビーフードです。持ち運びやすいカップ容器に入ってるので、外出先でもそのまま使えて安心。ふたをはがしたら電子レンジで加熱も可能です。

「器がなくてもいいため外出に便利」(30代・東京都・子ども1人)
「食いつきが良く完食する」(20代・愛知県・子ども1人)

ピジョン ベビーフード

成長ステップに合わせた品揃え&レーダーチャートで栄養バランスがわかりやすく、1食分に必要な野菜40gが摂れる、管理栄養士のこだわりが詰まった栄養バランスばっちりなベビーフードです。 12ヵ月頃から食べることができます。

「食材の大きさや食感も丁度良いようで、モグモグ食べます。」(30代・静岡県・子ども1人)

ビーンスターク ベビーフード 素材満菜

お子さまの食事やおやつをおいしく!楽しく!をコンセプトにしたベビーフードです。野菜類、炭水化物、たんぱく質の3つのグループから9品目の素材をバランスよく使っているので、素材にこだわるママパパにもおすすめです!

「喜んで食べていた。」(30代・東京都・子ども2人)

手作りの離乳食にプラスして、ベビーフードを上手に取り入れることで、育児がグンと楽になります。用途に応じて、使ってみてくださいね。

記事監修

離乳食インストラクター

中田 馨(なかた かおり)

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

離乳食インストラクター協会HP 
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