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脅威の稼働率100%! 夢が形になった民泊施設「Holy シリーズ」ってどんな宿?
オープン以来予約困難が続く、ファミリーに大人気の民泊施設、Holy(ホーリー) シリーズ。隠し扉や滑り台、ツリーハウス、さらには何回チャレンジしても無料のゲームなど、1日では遊びきれない仕掛けが満載! 子どもの頃に夢見た「おうちにあったらいいな」が全部叶えられる、夢のような「遊べる民泊施設」です。
「都内3ヶ所にあるすべての施設をコンプリートした」「これからしたい」というリピーターも多く、土日や長期休暇の予約は、なんと一年待ちということも! まれにキャンセルが出ても数分で埋まってしまう人気なんだとか。それゆえ、行ったことがある!行きたいけど予約が取れない!というファミリーも多いのではないでしょうか。
今回はそんな「アクティビティ民泊」の先駆者とも言える、Holy シリーズのオーナー、Akiさんにお話を伺いました。

Holy シリーズ誕生のきっかけはまさかの苦し紛れ?
――こんな素敵な施設を作ろうと思ったきっかけを教えてください。
Akiさん:
私が父から不動産業を引き継いだのが2016年のこと。当時は東京オリンピックを控え、都内では民泊施設のオープンラッシュで、周りはライバルだらけ。なんとか差別化を!と悩んだとき、ふと思い出したのが「おとぎ話の中で生活したい」という私の夢。そうだ、自分の夢や憧れをすべてつめ込んでみよう!と思ったんです。
――ユーザー目線ではなく、ご自身の夢をカタチにされたんですね! ワクワクの源がわかった気がします!
Akiさん:
ところが実際に形にするのは本当に大変でした。片っ端から施工業者を当たってみましたが、「家に穴をあけてツリーハウスやカラクリを作ってほしい」と言うと、「そんなの無理無理!」と門前払いされること数知れず……。
その後やっとOKしてもらえた業者に大喜びで依頼をしたのですが、なんと工事途中、エアコンもついていない状態で音信不通になってしまったんです。だまされた!と気づいたときはさすがに「やっぱり無理かも」と落ち込みました。
すでにかなりの額を支払っていたため、夢の実現どころか一気に破産寸前の大ピンチに陥ってしまいました。
――オープン前にそんな大変なできごとがあったとは驚きです。
Akiさん:
その後、やっとOKしてもらえる業者が見つかったときは本当にうれしかったです。ツリーハウスも滑り台もとりあえずやってみよう!と引き受けてくださる素晴らしい大工さんとの出会いがあり、その後の2棟も安心しておまかせしています。
2020年冬、ついに夢がいっぱいつまったお家、「Holy House」誕生!

2020年12月10日、夢とこだわりのつまった「泊まれるからくり屋敷」Holy Houseが中野区にオープン。
しかし当時はコロナ禍の真っただ中。当初目標としていた東京オリンピックは延期され、やむなくクローズする民泊施設も続々と増えていた頃です。
外出自粛ムードの中、家族だけで思いっきり楽しめる一軒家は大人気に!
――コロナ禍でのオープンとなりましたが、不安はありませんでしたか?
Akiさん:
当初はもちろん外国人観光客や地方からの旅行者を想定していたんです。しかし外出自粛、Go Toトラベルの停止の影響で、かわりに徒歩や自転車圏内の方々が続々と予約してくださいました。
宿泊者のレビューでも
「近くに住む者ですが、盛り上げてくださってありがとうございます」
「区内にこんな素敵なところを作ってくれてありがとうございます」
「ゲームやスマホがなくても楽しい!」
というお声を毎日のようにいただき、勇気づけられました。
2022年7月には、中野区の区長さんが自ら遊びに来てくださいました。実際にからくりで遊んで、区内の名所として紹介までしてくださったんですよ。
2022年4月、第二弾「Holy town」がオープン

2022年4月28日、シリーズ第二弾となる「Holy town(ホーリータウン)」が同じく中野区にオープン。
こちらのコンセプトは「泊まれるアスレチック」です。
――先日わが家もまさに1年待ちの末、Holy townに宿泊しました。Holy townのこだわりを教えてください
Akiさん:
Holy Houseの感想やご要望をもとに、かくれんぼや鬼ごっこも楽しめるように考えました。また、シリーズの中で一番対象年齢が広く、ベビーエリアや小さいお子さん向けのおもちゃもたくさん用意しました。0歳の赤ちゃんでも安心して泊まっていただけると思います。


第三弾の 「Holy Planet」は「BEST OF MINPAKU 2025」準グランプリを獲得
全国1092室のエントリーから準グランプリを受賞した仮想空間へ!

2023年6月17日、今度は北区に第三弾となるHoly Planet(ホーリープラネット)をオープン。過去最大規模、15人まで泊まれるHoly Planetのコンセプトはなんと仮想空間!
常識では考えられないアイデアに、2025年2月に開催された民泊日本一を決めるイベント「BEST OF MINPAKU2025」では、全国1092室の中から堂々の準グランプリを受賞。
さらに関東1位、東京1位、アクティビティ部門でも1位を受賞する快挙を達成しました。
おうちの中なのに、本格的な対戦ゲームまで

――3棟目は一気に雰囲気が変わりましたね。今回チャレンジした点を教えてください。
Akiさん:
他の2軒は、私の夢だったおとぎの国など、どちらかというとアナログなテーマでした。これに対し、Holy PlanetはプロジェクションマッピングやARを駆使した最新ゲーム設備も設置した仮想空間に挑戦してみました。一軒家なので、音を気にせず思いっきり体を動かして遊べます。かなり本格的に体を使うゲームばかりなので、大人でもぐったりしてしまいます(笑)。
――仮想世界から一歩外に出れば、昔ながらの銭湯もある下町エリア。このギャップも面白く、ゲームで汗を流した後は、みんなで銭湯に行っても楽しそうです。

Akiさん:
ゲームだけではなく、お客様からご希望があった「お姫様ルーム」にはお月様をバックに写真が撮れるブランコやプリンセス仕様のベッド、そして壁にはたくさんのドレス、と大人でも思わずときめいてしまう空間もご用意しました。
多人数での宿泊が可能なので、大人だけのグループでも楽しんでいただけると思います。もちろん鬼ごっこやかくれんぼにぴったりの隠し扉などの仕掛けも健在です。探してみてくださいね。
大人気施設ならではの苦労も?
――施設を運営される中で苦労されていることはありますか?

Akiさん:
あえて言うなら常に「びっくり!」を更新するのがちょっと大変でしたね(笑)。オープン以来、インフルエンサー、有名YouTuberさんが続々と宿泊、拡散してくださったおかげで、これまでたくさんのファミリーにご宿泊いただいています。
初期の頃はなるべくネタバレしないよう、動画などで紹介されるたびに少しずつカラクリやオプションを変えていました。
細やかな心遣いもうれしい!
――Holyシリーズで大好評のサービスが、サプライズや記念日のお手伝いですよね。面倒な飾りつけも追加料金なしでお願いできて助かります!
Akiさん:
ありがたいことに、家族のお誕生日や記念日に宿泊してくださる方も多いです。現在はからくりの目新しさにこだわらず、直筆のウェルカムメッセージや飾りつけ、備品などソフト面も充実させて、リピーターでももっと楽しんでいただけるように心がけています。記念日の飾りつけもお気軽にお申し付けくださいね。
記念宿泊の飾りつけの様子はこちら(公式インスタグラム)から
――私たちが宿泊した際、ちょっとしたアクシデントがあったのですが、問い合わせにも10分ほどで返信をいただき、安心できました。また、ネタバレになってしまうので詳しくは言えないのですが、宿泊中に輪ゴムが必要なシーンがあり、備品に輪ゴムがあったことに感動しました!
Akiさん:
喜んでいただけてよかったです(笑)。お客様の感想やご要望には目を通し、できることはすぐに反映するようにしています。
管理人として、オリジナルキャラクター「ホーリーちゃん」も登場でイベントも楽しみ!

2024年12月24日にはHolyシリーズ3棟の管理人として、オリジナルキャラクター「ホーリーちゃん」が登場しました。すでにSNSや広報担当としても活躍しています。
先日はマグネットブロックで有名なキットウェルとのコラボイベントを開催、Holy Planetでホーリーちゃんと一緒に遊べるとあって、大盛況となりました。
※イベント当日の様子はこちら

家族と!お友達と! みんなで夢のお家を楽しんで
長期休暇や週末は予約争奪戦! 1年待っても行きたくなるHolyシリーズのお宿をご紹介しました。キャンセルが出ることもあるので、希望する施設のカレンダーをまめにチェックしてみてくださいね。
Holy Series〜ホーリーシリーズのお家〜
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Holy house :泊まれるからくり屋敷
Holy town :泊まれるアスレチック
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取材・文/kidamaiko