「子どもの絵本選びの決め手は?」950人のママ・パパにきく、テーマ・作家のほかの基準いろいろ【HugKumなんでも調査団】

お話も上手になり、たくさんのお話に興味を示す2-4歳の子どもたち。たくさんのお話を読んであげたい時期でもありますね。ママ・パパたちはどんな基準で絵本を選んでいるのでしょうか? 今回は2-4歳のお子さんを持つ950人のママ・パパに絵本選びの基準を聞いてみました!

ママ・パパが絵本を選ぶ基準は何?

今回は、お子さんの絵本選びについて、小学館の幼児誌『めばえ』 2025年3月号の読者950人にアンケートで回答をいただきました。
さっそく気になる結果をランキング形式でご紹介します!

質問:お子さんのための絵本を選ぶとき、決め手になるのはどんな点ですか。次の中から3つまで選んでください

第1位:子どもの興味 731票(30.6%)

どんなに素敵な絵本でも、お子さんが興味を持ってくれなければ意味がありませんよね。中には「図書館でよく借りる・気に入った絵本」「保育園で読んだもの」という回答も。

決して安くはないものも多い絵本。事前にお子さんの好みがわかっていると、購入のハードルも下がるようです。

第2位:タイトルやテーマ   460票(19.2%)

第2位は「タイトルやテーマ」でした。読み聞かせをするママ・パパにとっても大切な、タイトルやテーマ。選んだ絵本からできるだけ多くのものを感じてほしい、という親心が感じられます。

▼こんな絵本はいかが?

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第3位:絵のテイスト   379票(15.9%)

第3位は「絵のテイスト」。 本物と見間違えるほどリアルな絵や、かわいいタッチ、さらには絵の具や色鉛筆など使用画材によってもさまざまなタッチがある絵本。なるべく子どもが気に入るテイストの絵本を選んであげたいですね。

第4位:対象年齢   283票(11.8%)

第4位は対象年齢でした。絵本といっても数ページのものから大人も楽しめる大作までさまざま。

どのぐらいの長さなら飽きないの?どれぐらいの文字数がいいの? というお悩みの参考になるのが対象年齢です。年齢別のオススメ絵本は下記でも紹介していますので、参考にしてください。

▼参考記事

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第5位:表紙のデザイン   271票(11.3%)

第5位は表紙のデザインでした。本棚から出したときに真っ先に目に入る表紙。平積みになっている表紙を見て手に取るママ・パパも多いのかもしれません。

第6位:自身(おうちの方)が好きだった絵本  137票(5.7%)

第6位は「自身(おうちの方)が好きだった絵本」。 書店や図書館で再会し、思わず手に取ってしまうママ・パパもいるのかもしれません。ママ・パパが大好きだった絵本はきっとお子さんも気に入ってくれるはず。

▼具体的にはこんな絵本!

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第7位:作家 74票(3.1%)

第7位は「作家」でした。人気のシリーズや、読み継がれている名作を描いた作家さんの作品なら間違いない、と考えるママ・パパも多いようです。

▼こちらの記事も参考に

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少数意見にもママ・パパのこだわりが

ここからは少数意見をご紹介します。絵本選びに対するさまざまなこだわりが伺えます。

学びの面からもチェック!

・その絵本にはどんな学びがあるか
・教育方針に合うか
・推薦者のコメント

中には帯の内容や推薦者のコメントもしっかりチェックしているという声も。

人気があるなら安心かも

・クチコミ・SNSで話題になっているもの
・人気、売れている本
・雑誌などでの紹介
・書店でのPOP

口コミやSNSだけでなく、書店員さんが書いたPOPもじっくり読んでいるママ・パパも。大人の本以上に絵本選びには慎重になるようです。

内容以外のチェックポイントも絵本には重要!

・耐久性
・付録次第
・しかけやシール等、長く楽しめる要素があるか

お気に入りの絵本ほど、ずっと持ち歩いてボロボロになりがち。耐久性は大人の本にはないチェックポイントですね。待ち時間や移動中の必須アイテムでもある絵本は、飽きずに楽しめるためのしかけも大切なのかもしれません。

▼人気の「乗り物」絵本ならこちら

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暑い夏こそ涼しいお部屋で、たくさんの絵本を

近年は猛暑が続き、外遊びもままならない夏。室内で過ごす時間も増えています。涼しい室内でお子さんと過ごすときには、絵本を楽しむ時間も持ちたいものですね。

アンケートを実施したのは・・・

親と子をつなぐ、2・3・4歳の学習絵本『めばえ』。アンパンマン、きかんしゃトーマスなど人気キャラクターと一緒に、お店やさんごっこや乗り物あそび、シールあそび、ドリル、さがしっこ、めいろ、パズル、工作、お絵かきなど、さまざまなあそびを体験できる一冊。大好きなパパ・ママとのあそびを通して、心の成長と絆が深まります。

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文・構成/kidamaiko

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