目次
小学校の冬休み期間はいつからいつまで?│2023年度(令和5年度)
まずは、小学校の今年の冬休みはいつからいつまでなのか、その期間をチェックしておきましょう。以下では、2023年度(令和5年度)の公立小学校の冬休みを、北海道、東京、大阪、広島の各地域ごとにまとめてみました。
2023年度では、2023年12月24日〜26日の間に冬休みが始まるのが一般的。
冬休みが終わる時期は、北海道のみ2024年1月19日と遅く、冬休み期間も他より長期にわたります。
一方、東京や大阪、広島では2024年1月6日〜8日までのところが多く、9日(火)から新学期が始まる場合が多いようです。
●北海道(札幌市)令和5年12月26日(火)~令和6年1月19日(金)
●東京都(練馬区) 令和5年12月25日(月)~令和6年1月8日(月)
●大阪府(豊中市)令和5年12月23日(土)~令和6年1月8日(月)
●広島(広島市)令和5年12月24日(日)~令和6年1月6日(土)
参考:
札幌市ホームページ
練馬区ホームページ
豊中市ホームページ
広島市ホームページ
小学校と幼稚園の冬休み期間は違う?
幼稚園の冬休み期間は、公立か私立かによって異なります。
公立の幼稚園の場合は、上述した公立小学校とほぼ同時期に冬休みが設けられていることが多いようです。
一般的な小学校の冬休み期間は、12月25から1月5日、6日、10日まで
小学校の冬休み期間は、毎年12月25日頃から翌年1月5日、6日、10日頃までのおよそ2週間にわたることが多いようです。
ただし、北海道や東北などの、寒く降雪量が多い地域では、新学期の始業式が1月の下旬頃に設定され、冬休み期間が3週間以上になることが一般的とされています。
冬休み、みんなはどんな過ごし方をしている?
クリスマスに年越し、そしてお正月。冬休みの短い期間には、重要なイベントがぎゅっと凝縮されていますが、みなさんのご家庭では、お子さんはどのように過ごしますか?
HugKum読者のみなさんから寄せられた、小学生の冬休みの過ごし方をご紹介します。
地域の行事・親戚の集まりへの参加
年末年始といえば、一年の間でも、地域の行事や親族間の会合がもっとも盛んになる期間。ふだんは滅多に会わないような親戚や、ママパパの地元へと帰省し、地域のイベントに参加する子は多いのではないでしょうか。
<ママ・パパの体験談>
・「祖母、祖父の家に行き一緒に過ごします。一緒におせちを食べたり、家族で過ごします」(女性)
・「地区のイベントがあるので、積極的に地域の人とも交流させていきたい」(女性)
・「両親の実家をはしごして、いとこたちも含めてみんなで遊ぶのを楽しみにしています」(女性)
大掃除
新年を迎えるその前に、普段は取りかからないような場所まで、身のまわりをすっかりきれいに掃除するご家庭は多いはず。その大掃除をお子さんに手伝ってもらうという声も寄せられました。さっぱりとした気分で新年を迎えることで、掃除の大切さを体感できるはず。
<ママ・パパの体験談>
・「子どもがいると毎日掃除しても汚れるので、いっその事子どもと一緒に掃除をして、大変さをわかってもらう」(女性)
・「普段しない場所も新年を迎えるために掃除をして、気持ちが良いことを子どもにも教えたいので大掃除は絶対です」(女性)
・「家の掃除を手伝ってもらい、部屋を綺麗に使うように身体で覚えてもらう」(男性)
室内でできるゲーム
ゲームといえば、昨今ではデジタルゲームが圧倒的に主流となっていますが、家族や親戚と過ごす時間が多い冬休みでは、ボードゲームやトランプなどのアナログゲームで遊ぶ子も少なくないようです。家族みんなのコミュニケーションツールとしても◎。
<ママ・パパの体験談>
・「年末年始は大人が忙しいため、親戚のおじちゃんたちと一緒にカードゲームをして遊んでもらいます」(女性)
・「家族が集まるのでみんなで遊べるボードゲームやトランプなど」(女性)
・「親戚やいとこと集まるので、年齢を問わずに遊べるから」(女性)
季節の料理
クリスマスと年末年始を迎える冬休みならではの「季節の料理を食べる」の回答も多数寄せられました。「季節の料理」とひとくちに言っても、クリスマスケーキやおせち、お餅など、そのバリエーションはとっても豊富! なかには「食べる」だけでなく「一緒に作る」子も。
<ママ・パパの体験談>
・「家族で一緒に考えながらオリジナルのケーキを作るのも楽しいです。小麦粉などの材料がケーキになっていく過程を知るのも食育になるし楽しいです」(女性)
・「ケーキやおせちなどを一緒に作った後、みんなでホームパーティを開いて行事を楽しむ」(女性)
・「祖母宅で小学生の従兄弟と実際にお餅つきをして子どもが楽しめていました」(女性)
正月の遊び・行事
書き初めやかるた、凧揚げ、福笑いなど、お正月ならではの伝統的な慣習や遊びも豊富です。ママパパ、さらにはおじいちゃんやおばあちゃんといっしょに、これらに取り組む子も多数。
<ママ・パパの体験談>
・「書き初め、手作り福笑いなど、季節のイベントを大切にしている」(女性)
・「文化を知ってほしいですね」(男性)
・「子ども達がいつか大人になっても家族で遊んだ記憶を思い出して欲しいから」(女性)
小学校の冬休みの宿題はどんなもの?
短期休暇とはいえ、冬休みにも宿題が出る小学校が大半ではないでしょうか。いったいどのような宿題が出るのか、こちらもあわせてアンケートで聞いてみました。
書き初め
冬休みの宿題で最も多かったのが「書き初め」。お正月を迎える冬休みならではの宿題ですが、「準備が大変」「汚れる」と頭を抱えるママパパたちからの声も散見されました。なかには、「書き初め」と言いつつも、年明け前に書き終えてしまう子も?
<ママ・パパの体験談>
・「物づくりや読むのは好きですが、書く事が苦手なので書き初めはいつもブーブー言ってます」(女性)
・「道具を揃えること、汚れてもいい服を着ることなどの準備が大変」(女性)
・「道具を広げて習字をする場所がない。しかも子ども3人同時にだとなかなか大変です」(女性)
読書感想文
子どもの夏休みの宿題の定番「読書感想文」が、冬休みに出題される場合もあるのだとか! 本を読むこと、さらにはそれを受けての考えを文章にすることは、子どもにとっては結構大変。手伝うママパパとしても苦痛に感じる場合が多いようです。
<ママ・パパの体験談>
・「ドリルやプリントと違い、自分の言葉で書いていかないといけないのが大変みたいで、なかなか取りかからないので一緒に本を読んだりしたのが大変でした」(女性)
・「本を読む、考えをまとめる、文にして原稿用紙に書くという何工程もあり、時間がかかる。子どもの感想を文章にするにはたくさん話をする時間がいる」(女性)
・「まず本を最後まで読ませることに一苦労。そこから必要文字数まで感想を書かなければならない。どう書いたらいい?と聞かれても答え方(親の感想を言うわけにはいかない)にいつも困る」(女性)
問題集・ドリル・プリント
問題集やドリルなどの宿題が、冬休みに出されるケースも。丸つけやチェックなど、親がやらなければならない作業も多く、負担に感じるママパパからの声が多数寄せられています。
<ママ・パパの体験談>
・「毎日コツコツやれば問題なく片付くものなので、旅行でできなかったりすると後から大変」(女性)
・「答え合わせまで行い提出しないといけない」(女性)
・「冬休みは短いのに、夏休みと変わらない量のドリルとプリントが宿題として出されます。年末年始は親が忙しいため、その宿題の丸つけや直した箇所のチェックをするのに時間がなくて大変でした」(女性)
▼関連記事はこちら
絵日記
絵日記もまた、冬休みに出されやすい宿題のひとつ。日記に書くネタ作りのために、毎年苦労しているママパパも少なくないようです。
<ママ・パパの体験談>
・「文書と絵が苦手な子どもなので、手取り足取り教えている。親にとっても大変です」(女性)
・「結局、最終日にやっつけで描くことになる」(男性)
・「子どもが日記に書きやすいように、親も協力しないといけない」(女性)
体力作り表・縄跳び記録表
寒くて室内に閉じこもりがちになる冬休みには、「体力作り表」や「縄跳び記録表」の宿題が出される学校もあるようです。しかしながら、寒いのは親だっておなじ…! 宿題のために子どもと一緒に外に出たり、子どもが縄跳びを跳んだ数を数えたりすることへの苦痛の声が多く見受けられました。
<ママ・パパの体験談>
・「寒いので、親も外で縄跳びを数えたり延々見ておくのが苦痛でした」(女性)
・「外が寒くて子どもがすすんで取り組もうとしなかった」(女性)
・「寒い中、一緒に外にいるのは辛かった」(女性)
小学校の冬休み、宿題の進め方の工夫
限られた期間に、重要イベントが集中する冬休み。そんな中、意外にも多く出される宿題を、子どもたちはどのように進めていけばよいのでしょうか。無事に宿題をクリアするためのアイディアもアンケートで聞いてみました!
早めに着手させる
最も多かった回答は、「早めに着手させる」。早めに宿題を終わらせられれば、あとはスッキリ気楽に冬休みを堪能することができます。そのことをとにかく伝えつつ、親としても「宿題がどれくらいあるのか」早めに把握するよう心がけているママパパが多いようです。
<ママ・パパの体験談>
・「早めに終えると楽なことをとことん伝える」(女性)
・「朝、仕事に行く前に今日は何の宿題が終わらせる予定か子どもたちに聞いておく。帰宅後進み具合を確認」(女性)
・「目標や期限を自分で決めて、早めに取り組むことで達成感を感じられるように促しています」(女性)
計画を立てる
限られた期間内で宿題を終わらせるためには、事前に「計画を立てる」ことも大切です。計画的に物事を進めることの練習にもなるので、スケジュールと照らし合わせて計画を立てるところから、じっくりいっしょに考えてあげましょう。
<ママ・パパの体験談>
・「一人一人得意不得意があったり、年末年始は帰省したりといそがしかったりするので、よく話し合って冬休み前には計画をたてます」(女性)
・「表を作って、残りの宿題がどれくらいなのかをわかるようにしました」(女性)
・「カレンダーに宿題名やページ数を一つ一つ書いた付箋を貼って、終わったらはがしていく」(女性)
一緒に勉強する時間を作る
「宿題やらなきゃ」とは思っていても、なかなかやる気が出ない子がきっと大半。親もそばで仕事や勉強をすることで、子どもが「自分だけが大変なわけじゃない」と感じられ、やる気が出しやすくなる、とのアドバイスも寄せられています。
<ママ・パパの体験談>
・「どれだけ宿題をしなさいと言ってもこちらが遊んでいては大人がズルイ!となるので、一緒に着手した方が手っ取り早いし早く終わりそうだから」(女性)
・「大人がやりはじめると、自然と子どもも勉強し始めるので」(女性)
・「一人にしてもやらない。はじめは一緒にやって勉強する気にさせる」(男性)
年内には終わらせる
なかには、年内に終わらせて、新年はすっきりさっぱり迎えるようにする、というご家庭も。お正月に旅行や帰省の予定があり、早めに終わらさざるを得ないとの回答も見受けられました。
<ママ・パパの体験談>
・「早めに終わらせて、正月は遊ばせてあげる」(女性)
・「年末は祖母の家に行くので、ばあちゃん家で遊びまくる為に頑張って終わらせるよー!と言い、やる気を出させて終わらせる」(女性)
・「お正月は実家に行ったり用事があって宿題が出来ないから早目に終わらせる」(男性)
時間を決める
「◯時〜◯時は宿題の時間」と時間を決めてあげるのも、ひとつの方法です。習慣にするまでがなかなか大変ではありますが、癖づけてあげればきっと自発的に取り組めるようになるはず。
<ママ・パパの体験談>
・「学校の授業が始まる時間に合わせて、宿題をする時間を決めていました」(女性)
・「朝食後などに必ずする癖をつける」(女性)
・「9時になったら勉強と、自分でも分かりやすいルールを作るとできました」(女性)
イベントいっぱいの冬休み!だからこそ、宿題は計画的に!
子どもにとっても楽しみなイベントが満載の冬休み。しかしながら、ただ楽しく過ごしていると、あっという間に新学期直前を迎えてしまうかも…。
宿題のほか、家事の手伝い、家族でのお出かけなど、やるべきことややりたいことを家族で話し合って、計画的&有効的に時間を使っていきましょう。
あなたにはこちらもおすすめ
文/羽吹理美ほか 構成/HugKum編集部