年末年始、家族みんなで一気に解消!片付けモヤモヤ5大ポイント【整理収納アドバイザーママが教えます!】

2020年も終わりです。この機を逃さずお片づけ!

「家事育児に追われて家の中がゴチャゴチャ!」「本当はスッキリ暮らしたいのに」という悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。子どもとの暮らしに“整理収納のコツ”を取り入れると、親の負担やストレスが減り、子どもの生活力を育むことができます。

7歳、5歳、3歳の3児の母である整理収納アドバイザー・水谷妙子が隔週でお届けする「整理収納のコツ」シリーズ。

今回のテーマは「年末年始に一気に解消したいポイント5」です。

いよいよ年末ですね。今年の年末年始はコロナの影響で帰省や旅行を控える方も多いのではないでしょうか。家でゆっくり過ごす合間に、普段後回しにしがちなアレコレを一気に解消してしまいましょう。整理・収納・お片づけはキッカケと勢いが大事。皆さんの背中をポン!と押しますので、ぜひ取り組んでみてくださいね!

① おもちゃの見直しは、年末年始にうってつけ!

「サンタさんが来る前に、おもちゃを見直そうか」「お年玉で〇〇を買うなら、収納場所を見直そう」実は、年末年始の時期はおもちゃの見直しにピッタリなんです。

「クリスマスごとに子どものおもちゃが増えていく!」「いただきものが増えて困ります!」とお悩みの方。おもちゃはひとりでに増えません。整理しない限り永遠に増えていく一方。また、子ども自身が、おもちゃの見直しの判断をし慣れていないと「全部いる!捨てないで!」となりがち。自分で判断する習慣が身につけられるとベストですが、普段のバタバタの日常の中で時間を取ることは難しいもの。

だからこそ、比較的時間が取りやすそうな今年の年末年始を活用するのです。タイミングをうまく利用して、親子でおもちゃの見直しタイムを取ってみてはいかがでしょうか。この記事を参考に、せひ試してみてくださいね!

あっという間に片付けられる!「子どものおもちゃ」の整理収納の7つのコツとは?【整理収納アドバイザーママが教えます!】
子どもが自分で片付けられるおもちゃ収納テクニックって!? 「家事育児に忙しく、なかなかお片づけまで手が回らない!」「子どもがお片づけを...

② また来年に向けて!クリスマス飾りの収納

楽しいクリスマス。1225日を過ぎたら、余韻に浸らず、億劫にならないうちになるべく早くクリスマス飾りをお片づけ!1年に一度しか登場しないアイテムは、来年また使う時のためにもわかりやすく、そしてなるべく省スペースに収まるようにしておくと良いでしょう。

例えば、わが家は数年前にIKEAで購入した組み立て式のクリスマスツリーを愛用していますが、ツリーを組み立てる順番がわかりにくいことがプチストレスでした。1年に一度の使用なので記憶も曖昧。そこでツリーの解体前にマスキングテープで番号を書いておくことに。こんな一工夫で次の年の組み立ての際も一目瞭然です。

また、一度使ってしまうと広がりやすいツリーの収納には100円ショップのゴムバンドの両端にマジックテープがついているベルトを活用。「フリーバンド」「べんりベルト」「万能ベルト」などで探してみてくださいね。これを使ってツリーをキュッとまとめておくと収納袋にスッキリ収まり、省スペースで収納することができるんです。

また、ゴチャゴチャしやすいオーナメント類も、撤収する時にジップ付き袋にまとめていきます。ざっくりまとめておけば絡まりにくくなりますし、来年飾る時にも作業しやすくなりますね。

イベントの後は少し寂しいですが、スッキリ片づけてお正月を迎える準備をしましょう!

③ この機を逃さない!年賀状どうする問題

年末年始しか触れることがない年賀状。人と人のコミュニケーションツールだからこそ「どうしようか」と迷んでしまいますよね。

わが家の場合をご紹介します。結婚して数年後、年賀状のやりとりが120枚を超えるようになった頃からストレスを感じるようになり、少しでも負荷を減らしたいと思うようになりました。また「今年でおしまいにします」という年賀状がチラホラ届くようになり、こちらが送ることが相手の負担になる場合もあるのだと考えるように。とはいえ、やりとりしている方との関係性はそれぞれ。突然ゼロにする勇気はないけれども、徐々に減らしていきたいなと思うようになりました。

そこで数年前から試していた方法は、年始に届いた年賀状を輪ゴムで束ねて1/11/31/4…と届いた日付を書くこと。年末までに届いた喪中も束ねてわかるようにしておきます。そして、こちらは1/1に届くように投函したけれども相手から届いた日付が遅い場合、お互いの関係性を考慮して来年出すかどうかの判断材料にしました。これを数年間繰り返すことで、年賀状を無理なく減らすことができました。そして、2021年元旦用には本当に限られた枚数のみ投函予定です。

年賀状の保管方法も迷う方も多いのではないでしょうか。わが家には分厚いプラスチックのハガキケースは買いません。「減らしたい想い」と逆行するからです。ジップ付き袋に入れるのみ。そして、過去2年間分だけを保管するようにしています。よく「捨てにくくないですか?」と聞かれますが、私は住所の確認以外で見返すことはないので処分しています。

ただしこれは、私たち夫婦の話。子どもも小学生になり、お友達同士でやりとりする機会も増えました。子ども自身の人間関係は本人のものなので、その想いを尊重しています。また、筆まめな方や、年賀状が自分の人生にとって欠かせないという方もいらっしゃると思います。大切なことは「自分と家族が、今後どうしていきたいか」ということ。この年末年始にじっくり話し合って考えてみてはいかがでしょうか。

④ 買いだめしがちな今こそ!食材の一掃整理

年末年始、特に三が日はスーパーや飲食店の営業時間が普段とは異なりますよね。家でのおこもりを見越して、普段よりも多めに食材をたくさん買ってしまいがち。でも、ちょっと待って!今年はコロナの外出自粛の経験から、少し多めに買ったり、保存しやすいものを選んだりと、食材の買い方が変化した方もいらっしゃるのではないでしょうか。買い出しに出かける前に、まずは今あるものの把握から。

まずは冷蔵庫の中。賞味期限が近いものはありませんか?ドアポケットにある調味料やドレッシングなども忘れずに。そして食材庫のストック品や、防災セットの非常食などもしっかり確認。長期保存ができそうなものこそ、油断しがちになります。

今回探してみた結果、わが家にもありました!缶詰、レトルト食品が賞味期限切れになるところでした。「危ないな」と思ったら、同じ位置にしまいこまずにカゴやトレーなどを活用してまとめて早めに食べ切るゾーンに。なるべく毎日目に触れる場所(わが家の場合は、1日に何度も開閉する冷蔵庫の中!)に置き、まずはそこから消費していくようにするだけで期限内に食べ切ることができますし、二重買いの失敗もありません。

大前提として買い込みすぎないことも大切ですが、何が、どこに、どれぐらい入っているのか一覧できるように収納することが普段から食材を食べ切るコツです。社会問題にもなっているフードロスを、まずは家庭内からからなくすことができたらいいですね。

⑤ 新学期がはじまる前に!大量のプリント整理

最後は、小学生のお子さまがいるご家庭でお悩みのタネになりがちなプリント類。取っておいた方がいいの?捨ててもいいの?と迷いますよね。これも新学期までになんとかしたいモヤモヤです。

わが家の例をお伝えします。現在小学2年生の娘ですが、小学1年生の1学期、持ち帰ってくる学習プリントの多さに驚きました。そこで夏休み前の懇談会で担任の先生に「持ち帰ったプリントをどうしたらいいですか?」と聞いてみたところ「ご家庭の判断で捨ててもらって構わない」ということでした。それ以降、学用品収納の一角にプリント置き場をもうけ、子ども自身が分類して入れる。学期中は保管し、学期末に子どもと一緒に見返し、面白い回答や心に残った内容のものは思い出として取っておき、その他は捨てることにしました。

とはいえ、一度取っておくと判断したプリントは未来永劫取っておくというわけではありません。次のタイミングでまた見直すようにすること。時間が経てば更に手放す判断がしやすくなります。プリントの保管は学校や先生の方針を確認していただく必要があると思いますが、わが家はこの方法を導入してからはプリントが山のように溜まっても「学期末にやればいい!」と全く気にならなくなりました。

ちなみに、親が管理する書類も、この機会に見直しましょう。期限が過ぎたお便りや、封をあけてすらいない書類はありませんか?苦手なことでも仲間がいれば乗り切ることができるもの。親子それぞれ自分のものを整理することで「あとちょっとだから頑張ろう!」と励ましあったり、お互い「こんなに整理できた!」と成果を見せ合ったりすることができます。年末年始を使って、ぜひ一緒にやってみてくださいね!

 

いかがでしたか?「年末年始に一気に解消したいポイント5」のご紹介でした。新学期や仕事始めの前に行って2021年のスタートダッシュができるよう、この機を逃さずに家の中を整えましょう!

記事監修

整理収納アドバイザー
水谷妙子
無印良品で商品企画&デザインを13年間務める。手がけた商品は500点超。調べた他社商品は5,000点超。2018年「ものとかぞく」を起業し、個人宅や店舗などの整理収納サービスやお片づけ講座を行うかたわら、雑誌やWebでも活動中。フォロワー6万人を超えるInstagramでは、マネしやすい整理収納アイデアやモノ選び情報を発信中。7歳5歳3歳の3児の母。
公式ホームページ:http://taekomizutani.com/
Instagram:@monotokazoku
■バックナンバー
子どもを巻き込んで、家族みんなで大掃除!【整理収納アドバイザーママが教えます!】
いよいよ年末。余裕を持って、早めに大掃除を! 「家事育児に追われて家の中がゴチャゴチャ!」「本当はスッキリ暮らしたいのに…」という悩み...
今年のうちに!レシートを整理しやすい仕組みを整える【整理収納アドバイザーママが教えます!】
もうすぐ年末。本格的に忙しくなる前に、レシート整理を! 「家事育児に追われて家の中がゴチャゴチャ!」「本当はスッキリ暮らしたいのに…」...

 

編集部おすすめ

関連記事