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いよいよ年末。余裕を持って、早めに大掃除を!
「家事育児に追われて家の中がゴチャゴチャ!」「本当はスッキリ暮らしたいのに…」という悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。子どもとの暮らしに“整理収納のコツ”を取り入れると、親の負担やストレスが減り、子どもの生活力を育むことができます。
7歳、5歳、3歳の3児の母である整理収納アドバイザー・水谷妙子が隔週でお届けする「整理収納のコツ」シリーズ。
今回のテーマは「大掃除」です。
もう12月。あっという間に年末ですね。2020年はコロナの影響でお家で過ごす時間も増えた方は多いのではないでしょうか。頑張ってくれたお家に感謝の気持ちを込めて、家族みんなで大掃除をしましょう。
とはいえ、ただでさえバタバタしがちな年末。早め早めに動いておきましょう。実際にわが家で取り組んだ内容をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
当日までに!大掃除メモのススメ
「大掃除」と一口に言っても、家の広さや生活習慣の違いでやることは変わります。例えば、新潟の米農家である私の実家では、仏壇、神棚、庭の手入れまで大掃除は広範囲にわたります。しかし、現在の東京のマンション住まいのわが家にはどれもありません。
大掃除の内容はそれぞれの家庭で異なりますし、誰かから細かいリストをもらうわけでもありません。家族で決めて実施するのみ。
そこで私が11月頃からやっていたのが「大掃除メモ」です。見るたびに気になるコノ場所。わかっているけど取り組めないアノ部分。気がついたら忘れないようにメモをするだけ。ToDoとしてスマホやお使いの手帳などにメモしておき、いざ大掃除に取り掛かる時にモレがないようにしておきます。
お掃除したい場所を見つけても、日常に忙殺されるとあっという間に忘れてしまいます。ずっと気になっていた場所がキレイになると、大掃除の達成感もひとしお。今日からつける大掃除メモ、ぜひやってみてくださいね!
大掃除当日は、まずはやること&ゴールを見える化する!
まずは大掃除のToDoをリストアップ。書き溜めていた「大掃除メモ」の中身はもちろん、毎年欠かさずやっていることや、その場で思いついたことを書き出していきます。
今回、わが家の場合は大掃除のゴールを「クリスマスツリーを飾る」に設定しました。子ども達にとってツリーの飾り付けは楽しい行事だからです。他にも「みんなで〇〇を食べる」とか「〇〇で遊ぶ」など、何か共通の楽しいことを目標にすると一丸となって取り組みやすくなりますよ!
クリスマスをきっかけにおもちゃ整理
ToDoを書き出したら、早速手分けをして進めていきます。まず、子ども達は床に散らかったおもちゃを定位置に片づけることから。それが終わったら、引き出しの中の溢れんばかりのおもちゃの整理をしました。
実は、この年末の時期はおもちゃの見直しにうってつけ。「サンタさんが来る前に、おもちゃを見直そうか」というように、クリスマスを引き合いに出すことで、整理しやすくなるかも。
まずは「使っている」or「使っていない」で分けて「使っている」が多すぎる場合は一軍と二軍に分ける。これだけでグッとスッキリしますよ。
子どもの目線で汚れに気がつくことがある
次に、子ども達には隙間のホコリ取りを任せました。5歳の息子には軽いふわふわのモップを持たせ「モップが真っ黒になるまで探検しておいで!」と伝えました。7歳の娘にはハンディ掃除機を持たせ、弟のヘルプに。モップに絡んだ大きめのゴミやホコリを吸い取ってもらいました。
大人の目線だとついつい見逃してしまう場所でも、視点が低い世界で生きている子ども達にはバッチリ見えていることも。普段は開けることがないテレビ台の下、壁と床をつなぐ巾木、クローゼット内の10cmぐらいの隙間などを掃除してもらうことに。
また、今回オーブンレンジやトースター、炊飯器などが置いてあるカウンターの掃除も行いました。大人は屈まないと気がつかないのですが、子どもにとってはちょうど目線の高さ。パンくず、固まったご飯つぶ、積年のホコリなどを掃除することができました。
手が届きにくい場所は、大人の出番です
窓、キッチンの換気扇、エアコンのフィルター掃除など、手が届きにくい場所は大人が行います。その際、よりお手軽に掃除できるように道具を工夫しましょう。例えば、高い場所は柄が長い道具を使うことで無理な姿勢を取らずに素早く終わらせることができます。
また、エアコンのフィルターもシャワーを使ってザッと流してしまえばあっという間。もちろん排水口にはネットを張ってホコリをキャッチ。ネット交換のついでに排水口のぬめりを取ってしまいましょう。
ようやくできた!達成感抜群の大掃除
子ども達が大掃除に飽きてテレビを見始めた頃、ようやく落ち着いて「大掃除メモ」の場所に着手しました。
まずは洗濯機の下。わが家は乾燥機を毎日使うので、繊維のホコリがたくさん入り込んでいました。懐中電灯で照らしながらモップを使ってかき出してみると5分も経たずにスッキリ。
トイレの念入り掃除は、気になっていたウォッシュレットのノズルだけでなく、手洗器、便座裏のゴムパーツを外したり、細かな部分を念入りに掃除。これも5分ほどで終わりました。
リビングの24時間換気扇のフィルター交換も、いざ取り掛かってみればあっという間に完了!(事前に交換用フィルターを用意しておく必要はあります。)
ずっと気になっていた部分に取り掛かっても、実は5分で終わるとわかったことが大きな収穫でした。今の私にとってその5分を普段の家事に取り入れることはなかなか難しいのですが「5分で終わる!」と思っていれば気持ちの面でも随分気がラクになりますね。
自分のモノを整理して、より使いやすく
大掃除スイッチが入ったのか、夫がクローゼットの中を見直しはじめました。
スーツの職場ではなくなったので、お気に入り数枚を残してスーツを下取りに出すことに。ワイシャツは着用頻度が落ちただけでなく、なんだかニオイも出てきているので処分。
最近は在宅勤務が多いので、スーツのかわりに今よく着る服を取り出しやすい場所に移動させることにして、今後さらにアップデートする予定だそうです。
また、この機会に本や雑誌なども整理!雑誌や新聞は古紙回収に出すのですが、書籍は古本屋さんに買い取ってもらうことにしました。私が整理した書籍と合わせると段ボール1箱分。今の我々の生活では、フリマアプリで一冊ずつ販売する時間と手間はかけられません。まとめて送ると買取査定額を提示してくれるサービスを見つけたので、それを利用して少しでもラクに&おトクに手放すことになりました。
9時から12時まで。たった3時間でしたが、汚れを取り除くだけでなく、要/不要の見直しまで行い、スッキリした気持ちでクリスマスツリーを飾り付けることができました。
いかがでしたか?わが家の「大掃除」の記録でした。この後、夫と話していて更なる「気になるポイント」が出てきました。金魚の水槽掃除、サーキュレーター2台のホコリ取り、子どもの作品整理など。早速スマホの「大掃除メモ」に書きましたので、年末までにもう一回ぐらい大掃除を行う予定です。
スッキリした気持ちで新年を迎えるために、皆さんもぜひ、家族を巻き込みながら早め早めの大掃除をしてみてくださいね。