すぐにやっておけば、新学期に困らない!
「家事育児に追われて家の中がゴチャゴチャ!」「本当はスッキリ暮らしたいのに…」という悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。子どもとの暮らしに“整理収納のコツ”を取り入れると、親の負担やストレスが減り、子どもの生活力を育むことができます。
7歳、5歳、3歳の3児の母である整理収納アドバイザー・水谷妙子が隔週でお届けする「整理収納のコツ」シリーズ。
今回のテーマは、「夏休みの宿題と学用品整理のコツ」です。
実はわが家の小学2年生は、先週から夏休みに入りました。今年の夏休みは学校や自治体によって、はじまりも終わりもまちまちのようですね。
例年と異なり変則的なスケジュールになりますが、夏休みの宿題にしっかり取り組めるように、そして新学期が近づいて困らないよう、学用品の準備は早めにしておきたいもの。わが家で実践している「長期休みに入ったら行う、整理収納のコツ」をお伝えします。ぜひチェックしてみてくださいね!
まずは「全部出す」ことからスタート
何はともあれ、「全部出す」ことからスタートします。ランドセル、連絡袋、お道具箱の中をチェックすると、ぐちゃぐちゃのプリント、ゴミ、お友達からもらった手紙など、出てくる出てくる…。今は学校にマスク入れを持っているので、その中も確認!「洗濯しようと思ったけどに出し忘れたマスク」なども出てきました。
こうやって子どもの持ち物を全部出してみると、どうしても子どもの「ダメな部分」ばかりが際立ってしまい、ついガミガミ言いたくなってしまうもの。でも、全部出すことで「本人が」自分の持ち物を一覧したり、できていること、できなかったことを把握することが大切です。
整理収納お片づけの本質は、持ち主本人が、どうモノと関わっていくかを考えて決めるということにあります。これは、子どもだけでなく大人にも言えること。全部出すこと=「叱られるだけのダメ出し会」になってしまうと、徐々にそれをすることが嫌になってしまうので注意が必要です。ガミガミ言いすぎずに、冷静に、淡々と行いましょう。
全部出したら、不要なものは処分。使うものだけを残し、それぞれの定位置に戻していきます。
夏休みの宿題セットをつくる
夏休みの宿題のようにToDoが多いものは、バラバラに管理するのではなく、ひとまとめにするのがオススメです。まずは持ち帰った宿題を全部出し、宿題の内容と量を把握。本人が学校で説明を受けていると思いますが、もう一度何をしなくてはならないのかを確認していきます。わが家の場合は、無印良品の「ポリプロピレン携帯に便利なスリムポケットホルダー A4・10ポケット」に入れています。
これは元々、私が仕事で使っていたものです。プロジェクトごとに書類をまとめて持ち歩くのにとても便利な商品です。ポケットに横から挿していくだけなので、子どもでも出し入れしやすい!見開きで使えばA3サイズまで収納できるので、絵日記などの大きな用紙もそのまま入れることができます。
それぞれの宿題をポケットにおさめたら、マスキングテープと油性ペンでそれぞれのポケットと表紙にラベリング。マスキングテープはすぐにはがせるので、冬休みでも、先日の休校期間でも、同じような機会で使い回すことができるます。
わが家の場合は、子どもが色を選んだり文字を書くのがで、ラベリングまで行うことが「やるぞ!」というモチベーションアップにつながっています。でも、お子様が把握できていればそこまでしなくても大丈夫です。
娘の場合は長期休みに学童へ行って学習することもあるのですが、ファイルにまとまっていると持ち運びやすいと好評です。家の中でもよく目にする場所に定位置を決めておけば、本人も家族もわかりやすいですね!
学用品の在庫確認
続いて、お道具箱、絵の具セットなど、持ち帰った学用品をチェックします。足りないモノは補充し、記名も確認します。わが家の場合、2年生になって、絵の具セットを使う機会が増えました。筆は割れていないか、絵の具は足りているかチェックします。すると、絵の具4色が「もうすぐなくなりそう!」ということが判明&補充決定になりました。色鉛筆、クレヨン、鉛筆、消しゴム、学習に使うノートなども合わせて確認しておきます。
毎年、量販店では8月中旬から下旬にかけ、9月の新学期スタートに向けて学用品の売り場が作られることが多く、それを風物詩に「そろそろ買っておこうか」という方も多いのでなないでしょうか。
今年は新学期の開始時期が変則的な場合が多いので、そういった機会を待つことなく、なるべく早めに手配されることをオススメします。外出でのお買い物を避けたい場合は、オンラインショップでもバラ売りされていることがありますので、活用してみてくださいね!
ちなみに、「確実に新学期に使う」と分かっているものは、通年でストックしておくのがオススメ。わが家の場合、雑巾、ノリ、鉛筆などは常にストックしています。子ども自身がどこにあるか把握し、いつでも取り出せるようにしておくと、本人が必要な時に勝手に持って行くだけなので楽チンです。
収納棚も入れ替える
最後は学用品棚です。普段は側面にランドセルをひっかけていますが、長期休みになると使わないので、かわりに学童用のリュックをひっかけておきます。その他、体操着や上履き、学校から持ち帰ってきた大量の学用品なども新学期までしばらく登場しないので収納しておきます。
子ども部屋や学用品収納を考える際に忘れがちなのが、この長期休みの道具の置き場所。わが家の場合はこのようにひとつの棚の中で入れ替えられるようにしていますが、必ずしも同じ棚である必要はありません。ただし、バラバラ置いてしまうと「アレどこ行った?」となりがちなので、ひとまとめにしておくことが大事です。
学用品は進級する度に増えていくもの。イザという時に「置けない!」と困らないよう、あらかじめどこかにまとめて収納できるスペースを確保し、子どもと共有しておくと良いでしょう。
いかがでしたか?
「夏休みの宿題と学用品整理のコツ」のご紹介でした。宿題も学用品も、整理はなるべく間をおかず、夏休みに入ってすぐに行うのがオススメ。このご時世なので、例年とはちょっと異なる夏休みになるかもしれませんが、工夫しながらめいっぱい楽しめたらいいですね!参考にしてみてくださいね。