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もうすぐ年末。本格的に忙しくなる前に、レシート整理を!
「家事育児に追われて家の中がゴチャゴチャ!」「本当はスッキリ暮らしたいのに…」という悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。子どもとの暮らしに“整理収納のコツ”を取り入れると、親の負担やストレスが減り、子どもの生活力を育むことができます。
7歳、5歳、3歳の3児の母である整理収納アドバイザー・水谷妙子が隔週でお届けする「整理収納のコツ」シリーズ。
今回のテーマは「レシート整理」です。
皆さんは、レシート整理は好きですか?私は苦手です…。ただ、どうしてもやらなければいけない場面はあります。
年末の足音が聞こえてくると「12月末締めのレシート、まとめておいた方がいいかな…」と思いませんか?本格的に忙しくなる前に、一緒にレシート整理の仕組みを整えておきましょう。ぜひ参考にしてくださいね!
レシート整理は、なぜ大変なのか
まずは、レシート整理が大変な理由を考えてみましょう。
現金、クレジットカード、電子マネー。モノやサービスを購入すると、何かしらのレシートが発生します。オンライン決済ではデータのみの場合もありますが、まだまだ紙が発生することが多いですね。
なぜ大変なのか。それは、レシートは①さまざまな場所でもらい、②幅や長さなどがバラバラで、③いつかまとめる作業が発生するからです。
最後の③いつかまとめる作業が「レシート整理のゴール」になりますが、そのゴールの形もさまざま。自分で把握するだけなのか、どこかに申請するのかによっても意識が変わりますよね。まとめる時期もバラバラなので、余計にやっかいです。
まずは、この「レシート整理のゴール」が何なのか、いつ、誰が行うものなのかをしっかり把握することが大事です。なんとなくレシートをもらって、なんとなくそのまま保管してしまうと、いつもゴチャゴチャで整理できないということになってしまうのですね。
レシート整理は、もらった瞬間からはじまっている
レシートは色々な場面でもらいますが、もらう瞬間に理由をハッキリさせることが大事です。
- 家計簿をしっかりつけるため
- ざっくりお金の流れを把握するため
- ポイント残高を確認するため
- クレジットカードの支出を確認するため
- 万が一の返品交換のため
- 仕事の経費申請のため
- 事業用の確定申告のため
- 医療費控除のため …等
人によって、その時の買い物内容によって色々なケースが考えられます。
逆に言うと、もらう理由がハッキリしないレシートは取っておいても意味がないので、不要なものはなるべく早めに手放しましょう。たった1枚であっても甘く考えずに。その判断をするのは未来の自分です。自分の中で、取っておくor取っておかないという基準を決めておくことをオススメします。
レシートをもらったら、ひと手間かけて一時保管
外出先で小銭と一緒に受け取ったレシートを細かく整理することはなかなか難しいですよね。私はレジ前でバタバタすることが苦手なのですが、「これだけはやる」と決めているシンプルなルールが2つあります。
まずは、混ざってしまうと後々面倒なレシート(私の場合は事業用の経費関係)だけは、お財布の中でもいつものレシートとは別のエリアに分けて入れています。瞬時にいくつも分類することは難しいのですが、2つに分けるぐらいであれば簡単です。
もうひとつは、新しいレシートは、レシート束の「一番後ろ」に入れるようにしています。こうするとレシートがだいたい時系列に並ぶので、お財布から取り出してまとめる時に自分の購買行動の流れがわかります。後々管理する時に、記憶が蘇ってきやすいのです。
人によっては、もらったレシートをお財布の中ではなく、別にしておきたいという方もいらっしゃると思います。その場合は、ジップ袋や事務用の封筒など、家にあるものを活用してみましょう。
レシートを取っておくのであれば、とにかくなくさないようにすることが大事。その上で、後々整理しやすいひと工夫をしておくと更に良いと思います。
家の中では、レシートを一箇所にまとめる
外出先でもらった一時保管したレシートが溜まってきたら、家の中の保管場所に移動させます。
レシートは細々、バラバラしているので、家の中でもあちこちに置いてしまいがち。せっかく持ち帰ったにも関わらず、どこに行ったかわからなくならないように、一箇所に集めるようにします。
わが家は、ダイニングの壁面収納の一角、事務用のレタートレイの2段目がレシート置き場です。この場所、実は私の席の真うしろ。振り返ったらすぐに手が届きます。ここに置く理由はただひとつ。「しまいこむと、余計にレシート整理のハードルがあがるから」です。ただでさえ忘れがちで、できればやりたくないレシート整理。だからこそ、あえて自分にとっての一等地にレシートを置くようにしているのです。
他にも、手に届きやすい場所にボックスを用意してレシートを入れていくという方法もあります。苦手な人こそ、一箇所にまとめて手が届きやすい位置に置いておくことがオススメ。ふとした空き時間に「そろそろ、整理しようかな」と思えるようになるかもしれません。是非、お試しくださいね。
差し込み式のホルダー&マスキングテープで簡単分類
レシートを管理するためのファイルは色々あるのですが、私のオススメは無印良品の「ノートカバーにもなるスリムポケットホルダー A5・6ポケット」です。
わが家の場合は「レシート整理のゴール」のひとつが、毎年3月の確定申告。毎年1月から12月のレシートを保管して、それを経費管理ソフトに入力して申請します。そのための準備として、お財布の中の経費レシートを定期的に取り出して、このホルダーに入れていきます。
サイドから差し込めるポケットなので、出し入れもラクラク。医療費控除用の領収書もこのホルダーを活用しています。最近のクリニックや薬局はA5サイズの領収書が多いのでピッタリです。
分類項目をマスキングテープでラベリングしておけば、そのポケットに迷いなく入れることができます。入力作業の時も、改めて分類する必要がなくなるのでとっても便利です。
同じく無印良品で「三ツ折りが簡単に作れるスリムチケットホルダー A4三ツ折りサイズ・6ポケット」という商品もあります。こちらはスリムなので、より省スペースで管理したい方はこちらもオススメです。
他にも、ジャバラタイプやファスナーで綴じられるものなど、最近はレシートの保管に特化したファイルもたくさん販売されています。ご自身の保管&分類方法にあったお気に入りの一品を探してみてくださいね!
いかがでしたか?「レシート整理のコツ」のご紹介でした。レシート整理「ゴール」は人それぞれ違います。皆さまの暮らしに合わせてアレンジしてみてくださいね!