ひらがなが読めるようになってきたら、次は「書き方の練習を!」と考え始めるママパパも多いと思います。子どもにひらがなを教える場合、ひらがなドリルはいつから始めると良いのでしょうか?
今回は、ひらがなドリルの選び方について年齢別に解説します。さらに、幼稚園児・小学生におすすめのひらがなドリル・練習帳や、なぞり書きできるひらがなドリル・練習帳のおすすめも紹介します。
目次
ひらがなドリルはいつから始める?
小学校に入学すると授業で習うひらがなですが、読み書きの練習を幼稚園くらいから始める家庭が多いようです。ひとりで絵本を読みたがったり、自分の名前を書いてみたくなったりと、子どもが文字に興味を示すようになったら、ひらがなの練習を始めるチャンスです。
ここではひらがなの学習に役立つひらがなドリルについて詳しく解説していきます。本屋さんで買えるひらがなドリルから、スマートフォンやタブレットを使って練習ができる無料アプリ、印刷して使えるプリントなども紹介していきます。
以下の記事ではひらがなの練習を始める目安の時期や練習の進め方のポイントなどを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ひらがなドリルの年齢別の選び方
ひらがなの練習といっても、年齢や成長の度合いによって興味を持つ内容は難易度は違ってきます。興味がなかったり、その年齢では難しすぎることを無理にやらせようとしても長続きしません。子どもの興味や成長に合った練習方法で、楽しくひらがなを練習していきましょう。
ここでは年齢別のひらがなドリルの選び方について詳しく解説していきます。
3歳
3歳はお話が上手になってきて、文字への興味も出てくる時期ですが、文字を書くという行為は小さい子どもにとっては意外と難しいもの。しっかりと鉛筆を握って文字を書くには、手指の使い方をマスターすることが必要です。
まずはお絵描きをする延長で、クレヨンや鉛筆を使って直線や曲線を書き、ひらがなを書くために必要な筆圧と運筆力を身につけることから始めましょう。線をある程度、思いどおりに書けるようになってきたら、「つ」や「し」などの簡単なひらがなの練習から始めるとよいでしょう。
4歳
4歳になると文字への関心はますます強くなってきます。特に女の子だと、お友達や家族にお手紙を書きたがる時期ではないでしょうか。
文字の向きが違っていることもあるはずですが、ひらがなをまだ完璧に書けなくても大丈夫です。まずはなによりも書きたいという気持ちを大切にして見守ってあげましょう。身近なモノの名前や言葉をひらがなとリンクさせて語彙を増やし、書く力を育てていきます。
5歳
5歳になると言語能力が発達し、自分の思いや考えを文章にして話せるようになってきます。ひらがなの読み書きができる子も増えてきます。言葉遊びを楽しめるようになる時期でもあるので、ドリルでは正しいひらがなの読み書きができるようになることに加え、しりとりや逆さ言葉、迷路などを使った問題で楽しく学習を進めていきましょう。
6歳
6歳になると多くの子がひらがなの読み書きができるようになります。絵本を1人で読んだり、高い・低い、明るい・暗いなどの反対語も理解できるようになるなど、言語能力はますます発達してきます。
小学校に入ると本格的にひらがなの学習が始まります。ドリルではひらがな全般が読み書きできるようになることに加え、「わ」と「は」などのかなづかいや、「おとおさん」と「おとうさん」の違いなど、長音の表記の仕方についても学習を進めていきます。
幼稚園児におすすめのひらがなドリル・練習帳
幼稚園に通う年齢の子どもはまだひらがなが書けなくても問題はありません。ですが、好きなキャラクターの出てくるドリルやゲーム感覚で学習できるアプリなどを使うと、学習への意欲が自然と芽生えてくるでしょう。
ここでは幼稚園児におすすめのひらがなドリルやプリント、お出かけ先での隙間時間にも学習できるアプリをご紹介していきます。
キャラクター「小学館の習熟ポケモンドリル はじめてのもじ」
アニメやゲームで大活躍のポケモンキャラクターがたくさん出てくるドリルです。対象年齢は3・4・5歳。かわいいドリルですが、小学館の幼児向け学習教材のノウハウを活かした本格的な学習ドリルとなっています。
ポケモンの問題と一般的な問題が交互に出題されるので、子どもが飽きることなく、楽しく学習することができます。壁に貼って日常生活の中でひらがなが学べる「あいうえおポスター」、クレヨン・ホワイトボード用のペンで書いたり消したりして練習ができる「おえかきボード」、「ポケモンシール」の3大付録が付いていることもうれしいポイントです。
キャラクター「ドラえもん はじめてのあいうえお」
ドラえもんと楽しくひらがなが学べる未就学児向けのドリルです。1ページ1文字なので子どものペースに合わせて無理なく学習することができます。
ただ文字をなぞるだけでなく、ひらがなに関する塗り絵や、ページを折ったり、はさみで切ったりする簡単な工作などの遊び要素も盛り込まれているので、机に向ってずっと書くことがまだ苦手という子どもでも楽しく勉強することができます。
1ページ終わると貼れる「できたねシール」、「ひらがな表」や切り取って作る「おいうえおパタパタブック」など、日常生活でも使える付録が付いています。
くもん「やさしいひらがな(1集)」
本屋さんで見かけることも多く、はじめての学習ドリルとして手にする方も多い、くもんのひらがなドリルです。対象年齢は3・4・5歳で、ひらがながほぼ読めるようになってきた子どもにおすすめです。
書きやすい文字から順に学習する構成になっていて、ひらがな45文字を練習することができます。終わったページに貼る「できたね!シール」と、ドリルがすべて終了するともらえる表彰状付きで、子どもの頑張る気持ちをサポートしてくれます。
アプリ「ひらがなをおぼえよう! あいうえおにぎり」
2歳~6歳の子どもに最適なひらがな学習用アプリです。画面の上に表示される絵に合ったひらがなや、ひらがなに合ったイラストをタッチするだけ。正解すると次のステージに進むことができ、ゲーム感覚でひらがなを学ぶことができます。
問題の数は全部で260以上。最初はひらがな1文字からスタートして少しずつ難易度が上がっていきます。答えがわからない場合もしばらくするとヒントが表示されるので、楽しく続けることができます。お出かけ先での時間つぶしなど、隙間時間の学習にも使えます。
ダウンロードはこちら≫App Store/Googleプレイ
プリント「ちびむすドリル」
「ちびむすドリル」は、幼児から小中学生まで、知育コンテンツや学習教材を公開しているウェブサイトです。全国の保護者や小学校などの教育機関の先生も利用する教材プリントは、2万枚以上にものぼります。
目を引く派手さはないけれど、使いやすくて、かゆいところにも手が届いたプリントは、幼稚園児のひらがなの練習にもぴったりです。スマートフォンやパソコンからプリントアウトして使用することができます。
ダウンロードはこちら≫ちびむすドリル
小学生におすすめのひらがなドリル・練習帳
小学校に入ると本格的にひらがなの学習が始まります。家庭でも授業の予習・復習や苦手な部分のサポートができると、自信を持って授業を受けることができます。
ここでは小学生におすすめのひらがなドリル・練習帳やプリント、タブレットなどを使って学習できるアプリをご紹介していきます。
すみっコぐらし「すみっコぐらし学習ドリル 入学準備~小学1年のひらがな カタカナ」
大人気のすみっコぐらしのキャラクターがたくさん登場するひらがな・カタカナドリルです。小学1年生で習うひらがな・カタカナの書き方や筆順が学習できるので、1年生はもちろん、入学を目前に控えた子どもにもぴったりです。
50音順に点をつないでいくとすみっコぐらしキャラクターの絵が完成する点むすびや迷路、塗り絵など、楽しく学べる工夫がいっぱい。終わったページに貼る「できたねシール」が78枚ついています。壁に貼れる「ひらがな・カタカナ表」もついているので、好きな場所に貼ってすみっコぐらしと一緒に文字を覚えることができます。
くもん「1年生ひらがな (くもんの小学ドリル 国語 ひらがな)」
くもんの小学1年生向けのひらがなドリルです。絵を見て、ひらがなを探してマルをつける、簡単な文を声に出して読むなどのやさしい問題から学習を進められるので、はじめての学習にぴったりです。
スムーズなステップで繰り返し練習ができるようになっていて、基礎を自然と身につけることができます。ひとりで取り組めるので、毎日の予習、復習にもおすすめです。モチベーションを高めてくれる「できたねシール」つきです。
アプリ「ひらがな・カタカナ 問題ドリル ~小学1年生・入学準備~」
画面に表示された絵を見て、その絵が何かを「ひらがな」「カタカナ」で入力していくドリルです。問題のレベルは1~100まであり、各レベルごとに5つの問題が用意されていて、すべて正解すると次のレベルに進めます。
入力する文字数や制限時間によって難易度が変わってきて、ゲームのような感覚で、楽しく「ひらがな」と「カタカナ」の勉強をすることができます。
ダウンロードはこちら≫App Store/Googleプレイ
アプリ「あいうさがし – がんばれ!ルルロロ」
「くまのがっこう」シリーズに登場する双子のくまの女の子「がんばれ!ルルロロ」のかわいい知育ゲームです。背景の中に隠れた文字を、ボタンを押して回答していきます。ボイスつきの楽しいゲームで、形と声で楽しく文字を覚えることができます。
ひらがなとカタカナ、それぞれ5問と10問のモードが用意されているので子どものレベルに合わせて挑戦できます。難易度はそれほど高くないので、ひらがなの勉強を始めたばかりの子どもにぴったりです。
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プリント「ぷりんときっず」
幼児から小学生までを対象とした、学習プリントの無料ダウンロードサイトです。サイトの運営者が、自分の子どものためにプリントを自作したのが始まりだそうです。
やりたいところだけを選んでプリントアウトできるので、子どもが苦手な文字や復習したい文字をピンポイントで学習することができます。イラストもカラフルでかわいく、穴埋め問題や「あいうえおかるた」などもあり、楽しく勉強を進めることができます。
ダウンロードはこちら≫ぷりんときっず
なぞり書きできるひらがなドリル・練習帳のおすすめ
ひらがなは目で見るだけでなく、実際に手を動かしてなぞると覚えやすくなります。また、なぞることで正しい書き順が身につきます。
ここでは、なぞり書きできるひらがなの練習プリントやアプリなどをご紹介します。
プリント「Kids Stepキッズステップ」
「子どもが5分程度でできる」をコンセプトに作られた育児プリントの無料サイトです。対象は2歳から6歳。
ひらがな練習プリントはstep1からstep6まで用意されていて、step1~4では、なぞり書きをしながら字の形や書き順の学習ができます。Step5、6はひらがなパズルや穴埋め問題など、ちょっとひと休みというときにゲーム感覚で学べる問題になっています。プリンターのインク消費量を抑えたデザインになっているのもうれしいポイントです。
ダウンロードはこちら≫Kids Stepキッズステップ
プリント「かきかたプリントメーカー」
自分で好きな文字や文章を打ち込んで、なぞり書きの練習プリントが作れるサイトです。1文字ずつ練習できる形式のプリントや穴埋め問題、日記形式など、さまざまな形式を選ぶことができます。
始点の矢印や終点などをつけることができるので、書き順の学習にもなります。レイアウトや文字の太さ、色なども変えられるので、世界に1つだけのオリジナルの学習プリントを作ることができます。
ダウンロードはこちら≫かきかたプリントメーカー
アプリ「なぞっておぼえる! ひらがな カタカナ」
画面に出てくるひらがな・カタカナを指でなぞり、文字の形と書き順を楽しく学べるなぞり書きアプリです。書く順番を間違えたり、線から外れたりするとやり直しになり、正しい書き順と文字の形を学習できます。指で文字をなぞる際には、「飛行機」や「ちょうちょ」などのキャラクターが一緒に動くので飽きずに学習することができます。
文字を正しくなぞることができるとポイントが貯まっていき、ポイントが貯まると新しいキャラクターを手に入れることができます。子どものやる気アップにもつながります。
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アプリ「書き順ロボ ひらがな/カタカナ」
書き順認識エンジンを搭載した書き順アプリです。画面に表れる文字を指でなぞると、正しい書き順かどうかを判定してくれます。まずは「練習モード」で練習してみましょう。お助け機能の書き順ナビが文字の上を移動しながらなぞる場所を教えてくれます。
ひと通り練習したら「バトルモード」でロボと対決することができるので、ゲームのように楽しみながら学習することができます。
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おもちゃ「パイロットインキ 何度でもできる!れんしゅうシート」
水道水を専用ペンに入れて練習シートの文字をなぞると、発色してひらがな・カタカナの練習をすることができます。練習シートが乾けば発色も消えるので、何度でも繰り返し書いて練習できます。水を使っているので、子どもが間違って床やお洋服に書いてしまっても汚れません。
ブック型になっているので持ち運びも便利。練習シートは「ひらがな」2枚、「カタカナ」2枚の計4枚と、専用細書きペン1本がセットになっています。
楽しみながらひらがなを学ぼう
子どもが文字に興味を持ち始めたら、ぜひその機会を活かして、ひらがなの練習をスタートさせてみてください。楽しみながら取り組めそうな教材を本屋さんで一緒に選ぶのもよいですね。
ママパパもお子さんと一緒に大人用のドリルに挑戦してみると面白いかも。
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文・構成/HugKum編集部