0歳の赤ちゃんのときから知育を考えるのなら、知育玩具のほか知育絵本やDVD、知育動画などが欠かせません。そこで0歳から1歳頃の赤ちゃんが知育玩具(おもちゃ)で遊ぶメリットや、ふさわしいおもちゃについてまとめ、0歳~6ヶ月と1歳~1歳半の年齢別におすすめの知育玩具をご紹介します。さらに、赤ちゃんにピッタリの知育本、絵本、DVD、知育動画、知育アプリをご紹介します。
目次
いつから始めるといい?赤ちゃんの知育
赤ちゃんの知育はいつでも始められることができます。脳や体が発達していく赤ちゃんのうちから知育を始めれば、赤ちゃんが興味をもつことにあわせてその能力を伸ばしていくことができるでしょう。ただ、赤ちゃんであっても一人ひとり性格や興味のあることも異なりますので、無理におもちゃで遊ばせたりせず、子供のペースにあわせて始めることが大切です。
赤ちゃんの頃から知育するメリット
0歳~1歳の赤ちゃんの頃から知育すると、どんなメリットがあるでしょうか?
遊びながら知力が高まる
周囲のことも、まわりにある物も、初めて出合うものがたくさんある赤ちゃんにとって、ひとつひとつのことが「これは何だろう?」、「どんな触り心地なんだろう?」という疑問から始まるでしょう。自分の手で触り、臭いをかいだり、転がしたりしながら、わからないことを考えていくことが「知力」をつけていくことになります。そのため、赤ちゃんが知育玩具で遊べば、遊びを通して知力を高めることができるでしょう。
想像力や思考力をはぐくむ
赤ちゃんの知育玩具には、「このボタンを押したら音が鳴る」といった想像力を働かせたり、次の工程を考えたりといった思考力をはぐくむような工夫がされているものが多いです。そのため、知育玩具を使って赤ちゃんが遊ぶと、自然と想像する力や思考する力もつけていくことができるようになります。
自分で考える力をつける
知育教育は、子供自身で考える力をつけていくことにもなります。なにか問題や壁にあたったとき、それをどうしたら解決できるか、自分で考えていく力を養っていくことができます。幼い頃から、自分で考える力を身につけていけば、幼稚園や小学校など成長していっても、「自分で考えて、こたえを導きだす」力がきっと役に立つことになるでしょう。
赤ちゃんにふさわしい知育玩具・教材の選び方
では0歳~1歳くらいの赤ちゃんにあわせて作られた知育玩具や教材は、どんなものなのでしょうか。赤ちゃんのための知育おもちゃは、次の3つのような特徴があります。
安心・安全
赤ちゃんは、手にとるものを何でもすぐに口に入れてしまうもの。そのため、赤ちゃんが口に入れて飲み込んでしまわないような、ある程度の大きさがあるものが必要です。さらに、塗料や素材についても、赤ちゃんが口に入れたりなめたりしても安全なものが選ばれているものが多いでしょう。赤ちゃんの体にあたってもケガをしないように、丸みのあるフォルムややわらかい布製のものが多いでしょう。
音が鳴る
赤ちゃんの興味をひくように、多くの赤ちゃん向けの知育玩具には、音が鳴ったり光ったりする仕掛けがされているものが多いです。ボタンを押すと音が鳴るようなおもちゃなら、赤ちゃんが繰り返し喜んで遊ぶようになるでしょう。
水洗いできる
赤ちゃんのうちは、赤ちゃんがさわる身の回りのものは、よだれでベタベタになりやすいもの。おもちゃだって、なめたり口に入れたりするうちに、ベタベタになって汚れやすくなります。そこで、衛生的に保つためには、水洗いできることが大切です。水で洗えてタオルで拭けば、すぐに赤ちゃんが遊べるおもちゃなら、ママ&パパにとっても安心できるはずです。
0歳~12ヶ月の赤ちゃんにおすすめの知育玩具(おもちゃ)
0歳~6ヶ月の赤ちゃんにピッタリの知育玩具をご紹介します。
選び方のポイント
生まれてすぐの赤ちゃんは、知育玩具を手に取って遊ぶことはできません。生後3ヶ月くらいから、知育玩具で遊ばせてみましょう。この時期の赤ちゃんには、寝ていながら遊べる知育玩具がおすすめです。色がビビットで形もはっきりしており、複雑ではないものがよいでしょう。親が知育玩具で遊んでみせてあげながら、赤ちゃんに話しかけると、情緒の発達も促されると言われています。
「にぎにぎ人形(ライオン) ガラガラ 赤ちゃん おもちゃ」
かわいいライオンの人形。スティック部分を握ると「プープー」と音が鳴り、振ると「ガラガラ」という音が聞こえます。まだ握る力が弱い赤ちゃんにとって、しっかり握るという動作を覚えていくことができます。洗濯できるため、衛生面でも○。
「ボーネルンド マンハッタントーイ社 ウィマー・ファーガソン 手あそびラトル&ミラー」
赤ちゃんの視覚を研究して開発された、ウィマー・ファーガソンのシリーズ。白黒のコントラストや曲線、幾何学模様に赤ちゃんが興味を持ちます。ヨーロッパの安全に関する公的基準CEマークの取得を基準としています。
「あのまとぺ かちかちからん」
赤ちゃんの手にやさしくフィットし、五感を刺激するおもちゃ。パチパチと手をあわせるときなど、木の音色が響きます。国産素材を使用し、赤ちゃんが口に入れても安心できる無塗装です。
1歳~1歳半の赤ちゃんにおすすめの知育玩具(おもちゃ)
1歳~1歳半の赤ちゃんが楽しめる知育玩具をご紹介します。
選び方のポイント
赤ちゃんが1歳になると、寝ているだけだった頃とは違い、つかまり立ちをしたり立って歩いたり、行動する範囲が広がります。さらに、色や形、音などを知覚できるようになります。
この時期には、手を使った遊びができる知育玩具がおすすめです。積み木やパズル、楽器やスタンプ、ボールを転がすおもちゃなどが、赤ちゃんの知育に良いと言われています。
「正規品 [ウォバル(ボックス付き)] ボーネルンド 知育玩具」
扇形を2枚組み合わせたような形のおもちゃで、指で触れたり、指をかけたりするだけで、予想のつかない方向に転がっていきます。不規則な動きに赤ちゃんが興味を持ち、次の動きが楽しみになるでしょう。
「木のおもちゃ べビーそろばん」
動物の顔やハートの形がそろばんの玉になった、木製ベビー用そろばん。そろばんの玉をくるくるまわしたり、玉を上下に移動させてパチンと音を鳴らしたり、赤ちゃんは自分流の楽しみ方を見つけるはずです。赤ちゃんが成長したら、8歳頃までそろばんを覚えるために使うこともできます。
「ニックスロープ パーツ スロープ用 エフワン」
車の形をした、ドイツのニック社の木製おもちゃ。坂の上に転がしたり、スロープを使った遊びに利用できます。
赤ちゃんにおすすめの知育本・絵本・DVD
次に、赤ちゃんにピッタリの知育本、知育絵本、DVDをご紹介しましょう。赤ちゃんへの読み聞かせなどに、ぜひ利用してみてはいかがですか。
本・絵本「かな?かな?えほん おおきくなると?」
ページを引きのばすと絵が変わる仕掛け絵本。赤ちゃんの小さな手でも持ちやすいサイズです。
本・絵本「シール知育えほん63 それいけ!アンパンマンクイズあそび」
アンパンマンが主人公になって、シール遊びもできる絵本です。アンパンマンのさまざまなシーンが登場し、シールを貼ったりはがしたりしながら、遊ぶことができます。
「シール知育えほん63 それいけ!アンパンマンクイズあそび」詳細
本・絵本「しかけ絵本『にぎやかどうぶつのあかちゃん』」
子犬のふわふわした背中をなでると、ワンワンと音が鳴るなど、赤ちゃんの五感を使って楽しめる仕掛け絵本です。
DVD「ペネロペとあそぼう」
NHKアニメや絵本でおなじみの「うっかりペネロペ」のワークブック形式の絵本。ペネロペと一緒に、色や数のことなどをDVDを見ながら学んでいくことができます。
DVD「それいけアンパンマンテレビコレクション あかちゃんまん編」
アンパンマンとあかちゃんまんが登場するDVD。「あかちゃんまんとたぬきおに」と「あかちゃんまんとニガウリマン」の2話が収録されています。
音楽が楽しい!赤ちゃんにおすすめの知育動画
動画ならインターネットを利用して楽しむこともできます。赤ちゃん向けのおすすめ知育動画をご紹介します。
「すうじ・かず 0-10」
イラストを見ながら、数字の概念を知ることができる動画です。
「ABCのうた ABC Song&人気英語の歌まとめ 」
「ABCの歌」をかわいいキャラクターと一緒に覚えることができる動画。歌にのって、自然とアルファベットを覚えていくことができます。
「【アンパンマン 10分ことばずかん】ことばの練習」
アンパンマンが、「でんわ」「ソファ」など、身の回りにある物の名前をクイズ形式で教えてくれます。
赤ちゃんにおすすめの知育アプリ
スマホで使える知育アプリもたくさんあります。赤ちゃんも楽しめる無料のアプリをご紹介します。
「赤ちゃんタッチ」
画面をタッチするだけの簡単操作で楽しめるアプリ。触る、見る、聞くといった五感を刺激して、遊びながら感性をはぐくみます。
ダウンロード(App Store)
ダウンロード(Google Play)
「ピアノあそび 〜 子供向け簡単ピアノ 〜」
ガイドにあわせて画面をタッチすると、「ドラえもん」、「かえるのうた」、「もりのくまさん」など、誰もが知っている曲を演奏できます。触って音を鳴らす楽しさを味わえます。
ダウンロード(App Store)
ダウンロード(Google Play)
「タッチ!あそベビずかん」
タッチするだけで物のなまえを覚えたり、身近なものへの好奇心をはぐくむことができます。タッチするだけなので、0歳の赤ちゃんから使えます。
ダウンロード(App Store)
ダウンロード(Google Play)
知育は思い立ったときから始めてみましょう
赤ちゃんの知育は早いうちから始められるもの。周囲のものに興味津々で発達段階にある赤ちゃんのときから、ぜひ知育玩具や知育本、知育動画などを使って、赤ちゃんの知力を伸ばしていってはどうでしょうか。たくさんの刺激を受けて育っていけば、想像力や思考力のすぐれた子供にきっとなっていくことでしょう。
文・構成/HugKum編集部