こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。子どもの好きなメニューのひとつに「カレーライス」がありますね。手軽に作れて、野菜もたくさん入れられて、子どもがよく食べてくれるので、我が家でも時々登場するメニューです。今回は、そんなカレーはいつから食べられるか?気になりますね。離乳食の基本は薄味だから、まだ早いのかな?など、今回は離乳食のカレーについて考えます。
離乳食にカレーライスはOK?いつから食べられる?
カレーライスは、基本的に離乳食期はNGと考えてください。市販品のカレールーは、固形にするために植物性油脂を多く使っています。また香辛料も使われているので、離乳食には不向きです。ですので、離乳食期は大人がカレーライスの時は、カレールーを入れる前に取り分けて、味噌や醤油で味をつけます。カレールーで作ったカレーライスを食べられるようになるのは、3歳ごろを目安にします。幼児期に入っても、大人のように使うのではなく、風味程度に使用することろからスタートします。
離乳食のカレー粉の使用はいつからOK?
カレー粉は離乳食完了期後半ごろから使えるようになります。ただし、辛さが気になるので、使うのはごく少量だけにします。牛乳や豆乳を混ぜ入れるとまろやかになり食べやすくなります。カレー粉を使うことで風味がアップし食欲を増すので、「普段と違う味にしてみたいな」と変化させたい時に使ってみましょう。S&Bカレー(エスビーカレー)がおすすめです。
S&B 特製エスビーカレー
「赤缶」の愛称で親しまれてきた日本のカレーのスタンダード。30種類のスパイス&ハーブをバランスよく調合したこだわりの製法。
おすすめのカレールーは?
キャニオンスパイス こどものためのカレールウ。
離乳食が終了し、幼児期に入ってからおススメするカレールー。私の保育所でも使っているのが、キャニオンスパイス「こどものためのカレールウ。」。原材料はプルーンやパイナップル、にんじん、トマトなど果物や野菜が入っていて、化学調味料や乳化剤を使っていない無添加のカレールー。優しい甘みは、大人も美味しいですよ。子ども用ですが、目安量よりも少なく入れるところからスタートしましょう。
カレーの冷凍保存のコツ
カレールーを冷凍保存するときは、1回分を空気が入らないように密封容器に入れて冷凍庫に入れます。解凍するときは、少量の水(又はだし)と一緒に鍋に入れ、全体に火が通るまで加熱します。
離乳食の時期別カレー レシピ
離乳食完了期後半 こふき芋のバターカレー風味
いつものこふき芋をカレー風味に仕上げます。バターをほんのり入れるので、味がまろやかになりますよ。赤ちゃん用に取り分けた後に、大人用はカレー粉、塩などを追加して味を調えましょう!
<材料>
じゃがいも 40g
バター 5g
カレー粉 ごく少量
<作り方>
・じゃがいもの皮をむき、乱切りにして水につけあくを取る
1.鍋に、水とじゃがいもを入れ火にかけ、やわらかく湯がく
2.1のお湯を捨て、鍋を振ってこふきにする。
3.バターとカレー粉を混ぜ入れる
3歳ごろから ツナトマトのカレーライス
キャニオンスパイス「こどものためのカレールウ」を使った、野菜たっぷりのトマトカレーです。大人は、子ども用を取り分けた後に、多ルーを追加してみてくださいね!
<材料>
ルー2~3食分
ご飯 1人分
昆布だし400
マグロ50g
トマト 50g
玉ねぎ 50g
にんじん 30g
ズッキーニ 50g
カレールー 30g
<作り方>
・マグロ 2㎝角
・玉ねぎ 1×2㎝に切る
・にんじん ズッキーニ2㎝角
・ルー 刻んでおく
1.だしに、にんじん⇒玉ねぎ、ズッキーニの順に入れ煮る
2.マグロを入れる
3.カレールーを入れる
4.ご飯の横に添える
大人も子どももファンが多いカレーですが。赤ちゃんに作る時は、食べる月齢、使い方、頻度、量などを気にかけながら作ってくださいね!
記事監修
一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。