紫色のキャラクターといえば?
紫色のキャラクターというと、誰を思い浮かべますか?
紫は、心理学的にいうと「高級感」をイメージさせたり、はたまた幽霊や毒物・魔女などをイメージさせたりするようです。
では、紫のキャラクターは乳幼児小学生のいるご家庭では、どんなものがパッと思い浮かべるのでしょうか。HugKum編集部でのリサーチ結果をご紹介します。
子どもに人気の紫のキャラクター11選
HugKum読者に聞いた人気の紫のキャラクターは、高貴なキャラだったり、悪役だったりとさまざまな面々が挙がりました。振り幅の大きい顔ぶれをお楽しみください。
ラプンツェル(Disney)
ラプンツェルは、若さをもたらす魔法の髪を生まれながらに持った少女。それを知った魔女が自分の若さを保つため、彼女を高い塔に閉じ込めてしまいます。成長したラプンツェルは外の世界に興味を持ち、塔を脱出するところから冒険が始まります。ラプンツェルが身にまとっているドレスは紫色。これは、実は彼女が王族出身であることを暗に伝えているのです。昔、紫の染料は作るのが難しく、貴重で高価だったことから、紫は王族の色とされたようです。
ママパパのコメント
「娘がディズニー大好きなので」(50代・兵庫県・子ども2人)
「ドレスが紫だから」(30代・東京都・子ども1人)
ばいきんまん(アンパンマン)
アンパンマンの宿敵、ばいきんまんは「ばいきん星」出身の自称・天才科学者。「ばいきん星に落ちてきた雷のエネルギーで生まれた」と映画の中で説明がありました。また、作者によると、ばいきんまんはハエをモデルにしているそうで、小さな羽が背中についており、当初は飛ぶこともあったようです。しかし、最近はばいきんUFOを多用するようになり、羽を使う機会はあまり見かけなくなりました。
ママパパのコメント
「小さい頃からよく見ていた」(30代・静岡県・子ども2人)
「紫色が、定着しているから」(40代・群馬県・子ども1人)
ミュウツー<ポケットモンスター>(任天堂)
ポケモンの遺伝子操作を行っていた科学者が、ミュウのクローンから人工的に作ったものがミュウツー。遺伝子操作を繰り返し行ったことで莫大なパワーを持つポケモンとなるのですが、そのパワーが暴走するようになり、生み出した科学者も制御不能に! 結果的に、実験室から逃げ出して森の奥の洞穴に住むようになるミュウツー。薄紫のボディは、人工的に作ったような雰囲気をかもし出しているようにも思えます。
ママパパのコメント
「かっこいいイメージ」(30代・静岡県・子ども4人)
「うちにキャラクターのおもちゃがあるくらい好きなので」(40代・東京都・子ども2人)
ゲンガー<ポケットモンスター>(任天堂)
ゲンガーは、ゴースト&毒タイプのポケモン。巨大な口の向こうはあの世へと続いているそう。この紫ボディには、幽霊のような印象を与える効果もあるのかもしれません。高い特攻ステータスを持っているポケモンで、「呪われボディ」という技を駆使して相手の攻撃を無効化できます。ほか、「シャドーボール」や「どくどく」などが得意技で、高い攻撃力をもつ人気ポケモン。一方、エスパータイプが苦手という弱点も。
ママパパのコメント
「ポケモンが好きなので」(30代・大阪府・子ども2人)
クロミ(サンリオ)
2005年にデビューした、自称マイメロディのライバル。イケメンと恋愛小説が大好きな乙女キャラで、黒いずきんにピンクのドクロマークがチャームポイントです。好きな食べ物はラッキョウ、好きな色は黒、趣味は日記をつける事。弱点は、しっぽを踏まれる事で、踏まれると気絶し、半日以上意識を失ってしまうとか。パステルカラーが基本のサンリオのキャラクターの中では、エッジの効いた比較的新しいキャラクターです。
ママパパのコメント
「黒と紫が印象的なので」(30代・埼玉県・子ども2人)
「小悪魔っぽいところがかわいい」(30代・徳島県・子ども3人)
アナ(Disney)
『アナと雪の女王』の、アレンデール王国の妹王女であるアナ。両親を事故で無くし、姉のエルサが王国を継ぐも、エルサのもつ秘密の魔力が暴走し、王国を凍らせてしまいます。自身の魔力を恐れたエルサは王国を去り、アナがエルサを探しに行く物語。アナが紫のドレスを身に着けているのは、前述のラプンツェルのところでもお伝えしたとおり、王族の証と思われます。その昔、紫の染料は貴重かつ高価で、王族が身に着ける色だったそう。
ママパパのコメント
「服のイメージ」(40代・香川県・子ども2人)
「アナが好きなため」(30代・神奈川県・子ども1人)
ワリオ(任天堂)
ゲームボーイ『スーパーマリオランド2 6つの金貨』においてデビューしたワリオ。開発チームがMarioのMを反対にしてWarioと仮名を付けているうちに、そのままキャラ名として発売されてしまったとか! また、開発者自身はゲームが苦手ですぐにゲームオーバーとなってしまうため「不死身のキャラがいればずっと楽しめるのに」と思ったのがきっかけで誕生したそう。服の紫色は開発者の好みで選んだそうで、深い意味はない、と開発チームがあるインタビューでコメントしています。
ママパパのコメント
ワルイージ(任天堂)
「マリオテニス」でデビューを果たしたワルイージ。ワリオのダブルスパートナーがいなかったために、開発されたキャラクターのよう。前述のワリオの名前の由来がマリオのMを逆さまにしたWarioであることからアイデアを得て、ワルイージもルイージのLをひっくり返し、さかさまのLを帽子に付けたとか。他のキャラが赤、緑、黄、ピンクやオレンジだったため、それらを外した色の中で印象的なものと言えば、紫しかなかったそうです。
ママパパのコメント
「紫の帽子をかぶっているため」(30代・神奈川県・子ども3人)
チェシャ猫(Disney)
ルイス・キャロル作の『ふしぎの国のアリス』(1951年)が元となっている、いたずら好きの不思議なネコ。アリスが冒険の中で遭遇するキャラクターの一人です。ピンクとすみれ色のしましまボディが印象的ですよね。また、いつもニヤニヤ笑いをしており、透明になって突然消えたり、いたずらしたりとアリスを混乱させる憎めないキャラクターです。
ママパパのコメント
エーフィ<ポケットモンスター>(任天堂)
太陽に分類されるエスパータイプのポケモン。イーブイというポケモンの進化系の一つで、ポケモンGOでは「イーブイ」を相棒にして 10km 歩いたあと、イーブイの幸福度が高いまま相棒にした状態で昼間に進化させると「エーフィ」になりやすいとされています。身体的には、薄い紫色のボディと長いしっぽが特徴で、相手の動きを予知するときに二股に分かれたしっぽが少し揺れます。
ママパパのコメント
胡蝶しのぶ(鬼滅の刃)
胡蝶しのぶは、小柄で美形の優秀な剣士。また、剣士でありながら医師でもあり、柱として負傷した隊士達の治療を担当。鬼に有効な毒の開発し、事後処理部隊隠(かくし)の統率も担当するなど様々な活躍をしています。さらに、彼女自身が編み出した独自の呼吸、蟲の呼吸は、藤の花から抽出した毒を刀に塗って鬼を殺す為に開発した流派であり、彼女は鬼の性質に合わせて毒を調合して戦うという異色のキャラクターです。
ママパパのコメント
紫色のキャラクターはミステリアス
紫色のキャラクターに絞って、ずらりとご紹介してきました。紫色のキャラクターは、王族出身であることを暗に示すプリンセスのドレスカラーだったり、その対極にあるような悪役にも多く使われるカラーでしたね。プリンセスにも悪役にも使われる色はなかなか珍しいのではないでしょうか。双方に共通するところはどこか「ミステリアスな魅力」があるところかもしれません。
他にも紫色のキャラクターはないか、思いを巡らせてみてくださいね。
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文/加藤敬子 構成/HugKum編集部