子どものいたずらに、はげしく叩いて叱る近所のママ。見ているのが忍びないのですが【愛子先生の子育てお悩み相談室】

子育ては日々悩みの連続ですね。保育者歴46年、常に子どもに寄り添い、ママたちからの信頼も厚い自主幼稚園「りんごの木」の柴田愛子さんが、豊富な経験を元に、悩めるお母さんにアドバイス。

近所のママがコワイ!叩かれる子どもを見るのがつらいです

息子は、近所に住む1つ年上のTくんといろんないたずらをします。よその家の花をちぎったり、チャイムを鳴らしてしまったり…。私は、子どもにいけない理由を説明し、年齢に応じて注意すればいいと思うのですが、Tくんのママは「やり過ぎでは!?」と思うほど、叩いて叱ります。怖くて、私の方がTくんのママの顔色をうかがってしまうほどです。最近、Tくんにどもりが出てきたのも気になります。Tくんのママは、叩くことを本当は気にしていて、やめたいと思っているようです。

家庭ごとのしつけの違いと割り切ったほうがいいでしょうか。叩かれて、叱られているTくんの横で、私はどうしたらいいでしょうか。叩かれているTくんを見るのがつらいです。(1歳10ヵ月の男の子のママ)

叩いて叱ることは、子どもにとっても親にとってもよくないことだらけ。

私も同感です。危ないときなどに咄嗟に叩いてしまうのは別ですが、叩いて教えるのはいいとは思いません。叩かれるのを心地よく思う子はいませんし、子どもは叩かないと言うことを聞かなくなります。また叩かれると怖くて親の顔色をうかがうようになったり、ほかの子を叩くようにもなったりします。

さらに親は叩くことが習慣になるうえ、叩くことで快感を覚えたり、ストレスを発散したりするようにもなります。

Tくんと一緒に遊ぶときは、勇気があれば「あまり叩かないほうがいいみたい」と言ってはどうでしょうか。もし無理ならば、Tくんだけ預かって遊んだり、叩かれるのは見るのも嫌でしょうから、親なしで遊ぶようになるまではちょっと避けてみる――そんな感じで対応してみてはいかがですか。ちなみに花をとることやチャイムを鳴らすことは叩かれるほど悪い事ではありません。子どものいたずらです。怒られたら親が謝りましょう。

 

柴田愛子 しばた・あいこ

保育者。自主幼稚園「りんごの木」代表。子供の気持ち、保護者の気持ちによりそう保育をつづけて36年。小学生ママ向けの講演も人気を博している。ロングセラー絵本『けんかのきもち』(ポプラ社)、『こどものみかた』(福音館書店)、『あなたが自分らしく生きれば、子どもは幸せに育ちます』(小学館)など、多数。

イラスト/海谷泰水

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