整理収納アドバイザーがオススメ!「#休校中におすすめの過ごし方」
「家事育児に追われて家の中がゴチャゴチャ!」「本当はスッキリ暮らしたいのに…」という悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。子どもとの暮らしに“整理収納のコツ”を取り入れると、親の負担やストレスが減り、子どもの生活力を育むことができます。
7歳、4歳、2歳の3児の母である整理収納アドバイザー・水谷妙子が隔週でお届けする「整理収納のコツ」シリーズ。
今回のテーマは、休校中のこどもと一緒に行う「学用品の整理」です。
長引く自宅生活。「どうやって過ごそうか?」「飽きてしまうから、新たなことをしなくては…」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
在宅時間が長い今、実は家の中の見直しにピッタリなんです!
まずは子どもと一緒に、今すぐにできる「学用品の整理」をしてみませんか?わが家も2年生になる娘と取り組んでみましたので、その様子をご紹介します。
教科書・ノート
まず、進級するお子様の場合は、前年度の教科書・ノートがありますね。一度、全て出してチェックします。中には複数年に渡って使用する教科書もあるので、よく確認を。もし家庭学習の教材として使う場合は、取り出しやすい場所に置きましょう。
「もう使う必要がないと思うけど、まだわからないのでしばらく手元においておきたい」ということもあると思います。その場合は、わかるようにひとまとめにして、ラベルをつけておきます。簡単にできる方法として、お手持ちのふせんを活用する方法があります。
新年度の教科書がある場合は、丁寧に記名します。ノートのマス目は、学校や学年によって指定があることも。しっかり確認してから用意するようにしましょう。
プリント
学校がはじまるとどんどん溜まるプリント、テストなど。これらも手元にあるものは全て出して整理します。中身を確認して、特に必要がなければ手放します。
わが家の場合、ほとんどのプリントは捨てました。ただ、娘が「また使うかもしれない」と判断に迷うものや「これはよくできた!」と取っておきたいプリントがあったので、ひとまとめにしてラベルをつけました。
1で判断した「前年度の教科書・ノート」と一緒に、普段は使わない2軍のオモチャや絵本を置く場所に保管し、しばらく様子を見ることにしました。学校が始まってしばらく経っても使わなければ、このまま処分します。
あらかじめ見分けてラベルをつけておくと、もう一度「これ、なんだっけ?」と確認しなくてよいのでオススメです。
学用品
お道具箱の中身、鍵盤ハーモニカ、絵の具セットなど、持ち帰った学用品をチェックします。足りないモノは補充し、記名も確認します。わが家は、クレヨンはほとんど減っていませんでしたが色鉛筆の消費が激しかったので補充しました。
絵の具のパレットや筆も、子どもが洗っただけだと十分に洗浄できず、汚れが溜まっていることがあります。わが家も子どもと一緒に洗ってみたところ、筆の根元に溜まっていた絵の具がどんどん出てきて、子どもがびっくりしていました。
鍵盤ハーモニカも、ホースを放置しておくと中でカビが生えることがあるので、中性洗剤で洗い、よく水を切って乾燥させておきます。
その他、体操着や上履きのサイズは子どもに合っているか、確認しておきましょう!
作品
学校で作って持ち帰ってきた絵や工作などの作品も整理します。場所があれば、しばらく飾って楽しむのもいいですね。
作品を取っておく場合は、作成したおおよその日付と、他にきょうだいがいる場合は名前を書いておきます。
モノの見分けに慣れていないと、親も子も「全部取っておきたい!」となるかもしれませんが、どれだけ保管するかは、ご自宅のスペースと相談です。わが家の場合は、作品ボックスを決めて、そこにきょうだい3人分保管しています。今後更に増えることを考えると、全ての作品を保管することはできません。
厳選して保管し、ボックスに入りきらないような大きな立体物は、写真を撮って手放すようにしています。その際は、子どもと一緒に写真を撮るようにすると、後から振り返った時に成長がわかり、思い出に残りますよ。
休校中に取り組む学習道具
1~4まで整えておけば、学校の再開が近づいてもバタバタせず、安心ですね。最後に、休校中に取り組む学習道具です。
プリントやドリルなど、学習内容はそれぞれだと思いますが、共通する点は「出し入れしやすいやすい場所にまとめて置く」こと。学用品の棚でもいいですし、それ以外のよく目につく場所に置きましょう。
すぐに学習に取り掛かることができ、片付けられる仕組みをつくるだけで、お互いのストレスが減ります。学習の進め方も、この機会に親子でじっくりと話し合って決めておくとよいでしょう。
いかがでしたか?
長引く自宅生活が見込まれると、不安な気持ちが増長されたり「何かやらないと!」と焦ってしまうこともあるかと思います。でも、まずは今すぐにできることを着実に行うこと。そうすると自ずと「次にやること」が見えてくるかもしれません。
外に出られないこのような状況だからこそ、せめて家の中は家族みんなが気持ちよく、心穏やかに過ごせるようにしていきたいですね。
記事監修
無印良品で商品企画&デザインを13年間務める。手がけた商品は500点超。調べた他社商品は5,000点超。2018年「ものとかぞく」を起業し、個人宅や店舗などの整理収納サービスやお片づけ講座を行うかたわら、雑誌やWebでも活動中。フォロワー5.1万人を超えるInstagramでは、マネしやすい整理収納アイデアやモノ選び情報を発信中。7歳4歳2歳の3児の母。