子どもが大好き!お話が楽しい恐竜絵本
『きょうりゅうオーディション』
作/たしろちさと (小学館)
トリケラトプスなどの恐竜が愛嬌たっぷりな特技を披露
劇団ベナートルが、今度のお芝居のために新しい劇団員を募集します。今日はそのオーディション。司会は福井県で発掘されたフクイベナートルさん。やってきたのは、ブラキオサウルス、トリケラトプスなど、それぞれの個性を発揮して得意なことを披露します。最後のティラノサウルスは大きな口を開けて歌います。さて、劇団員に選ばれたのは誰でしょう。コラージュで描かれた絵もすてきです。
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『きょうりゅうたちが けんかした』
作/ジェイン・ヨーレン 絵/マーク・ティーグ 訳/なかがわちひろ (小峰書店)
ちょっぴり感動や共感もくれる恐竜絵本
もしも恐竜同士がケンカしたら、どうなるでしょう? 黒板に悪口を書いておく? 自慢のツノで思いっきり突き飛ばす? おっかない顔でずーっとずっーとにらみつける? いいえ、恐竜ですもの。そんなことはしません。「ごめんね」と書いた手紙を渡したり、クッキーを焼いて持っていったりするんです。一見、狂暴そうな恐竜たちですが、ほんとうはいい子たちなのです。表紙の裏の見返しまで仕掛けがあって楽しめる「きょうりゅうたち」のシリーズ4作目。
「絵がカラフルで大きく見やすい本だったので気に入っていました」(20代・大阪府・子ども2人)
「子どもが大好きなシリーズで、何回も読んでいます。魅力的なイラストで、物語も子供が引き込まれるようなストーリー。」(40代・東京都・子ども1人)
『ほね、ほね、きょうりゅうのほね』
作/バイロン・バートン 訳/かけがわやすこ (ポプラ社)
幼児にもおすすめ!恐竜の骨を組み立ててみよう
「ほねはないか ほねはないか」と探して歩き、断片を見つけると「それほれ、やれほれ」。土を掘って、出てきた骨をくるんで箱に詰めて、博物館に運びます。それからは、部位の特定や、顎、爪、歯など細かい部分をつないでいく、気の遠くなるような作業が続きます。博物館で見る恐竜の骨格標本がどんなふうに作られているのかを、小さな子にも分かりやすい簡単な言葉で説明しています。遠目のきく太い線と鮮やかな色彩も印象的。幼児にもおすすめ。
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『とりになった きょうりゅうのはなし』
作/大島英太郎 (福音館書店)
本当は絶滅してない!?恐竜と鳥の謎を解く人気絵本
今46億歳の地球の歴史のなかで、恐竜は約2億5100万年前に誕生しました。全長15mもある巨大な肉食恐竜から、イヌくらいの小さな恐竜もいました。羽毛のようなやわらかな毛でおおわれた恐竜は、木に登り、木と木の間を移動するうちに体が小さくなり、羽が変化して空を飛べるように進化したものも現れたのです。6500万年前に気候変動が起こり、恐竜たちが絶滅した中で、この空を飛べる小さな恐竜だけが生き残ったのです。巻末には恐竜学者の真鍋真さんによる、恐竜の王者、ティラノサウルスの解説がついています。
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『とびだす まなべる きょうりゅう』
文/サンドラ・ラブカリ 絵/ペギー・ニール (パイ インターナショナル)
恐竜の誕生から進化まで学べる、飛び出す恐竜絵本
恐竜の誕生した時代の地球の様子や、体の大きな恐竜、小さな恐竜、海に生息した恐竜、空を飛んでいた恐竜など、場面ごとに見開きで紹介されていています。ページをめくるのが楽しい仕掛け絵本です。最後の場面は、恐竜が絶滅してからの地球。大きな恐竜に襲われることがなくなったことで、哺乳類の数も種類も増えていきました。環境の変化に耐え抜くことができた生物だけが生き残り、森を闊歩している場面は平和そのものです。
仕掛けが楽しい恐竜絵本
とびだす!うごく! きょうりゅう
絵/わらべきみか (小学館)
恐竜が飛び出し、動く、しかけ絵本
ティラノサウルス、ステゴサウルス、トリケラトプス、プテラノドンたちがページをめくるごとに飛び出し、動く、しかけが楽しい1冊です。
ママパパの口コミ
子どもと一緒に、心温まる絵本との出合いを
恐竜が大好きな子もそうでない子も楽しめる内容になっています。親子で会話しながら、新しい発見を楽しんで読むのもおすすめです。
本の世界に浸ることは子どもの心の奥行きを広げます。それがママの読み聞かせだったら、子どもは本の世界にぐんぐん引き込まれ、本の中でいろいろな経験を積んでいくことでしょう。「子どもの心をもっと育てたい!」そう思っているけれど何を選んでいいのか迷ったときは、『この本読んで!』から選んでみてはいかがでしょうか。
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絵本セレクト・文/『この本読んで!』編集部 構成/HugKum編集部