かわいい♡「ねずみ」が主役の絵本15選!ねずみくんや14ひきなど人気シリーズも

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ねずみが主人公になって描かれている絵本は国内のみならず海外でも人気な作品のひとつ。ねずみはねずみでも、全く異なるそれぞれのキャラクターの個性やイラストを比較して読んでみるのもおすすめです。今回は、「この本読んで!」編集部が厳選した「ねずみ」の絵本5冊を紹介します。 実際にはなかなか見ることができない小さなねずみの生活をお子さんと一緒に想像を膨らませながら読んでみてください。

お友達みたい!かわいい「ねずみ」が主役の絵本

『ないしょの おともだち』

文/ビバリー・ドノフリオ

絵/バーバラ・マクリントック

訳/福本友美子

マリーとネズミの生活が絵本の上下で描かれている素敵なイラストも見どころ

大きな家に住んでいる女の子、マリー。同じ家の隅に住んでいるネズミの子。ふたりはふとしたきっかけでお互いの存在に気づき、毎晩あいさつを交わすようになります。でも、家族には内緒です。それぞれのお父さんやお母さんから「ネズミには近寄らないように」、「人間には気をつけなさい」と言われていたからです。やがて、マリーもネズミも大きくなって、それぞれ家から出て会えなくなりましたが……。家の中の調度やネズミ一家の家具など、絵の細かなところまで楽しめます。続編『ないしょの かくれんぼ』も。

 

『としょかんねずみ』

作/ダニエル・カーク

訳/わたなべてつた

ねずみが主人公になって本を読む楽しさを教えてくれる

サムは、図書館に住んでいるネズミ。昼間はたくさんの人で賑やかですが、夜は一人になります。サムは毎晩、物語や伝記、スポーツなどあらゆる本をたくさん読みました。頭の中は読んだことや勉強したことがぎっしり詰まり、夢や空想でいっぱいです。そこでサムは、自分でも物語を書いてみることにしました。そうして一生懸命書いて出来上がった本を「伝記」コーナーの棚にそっと差し込みました。すると、その本がたちまち評判になり、「作家訪問の日」のゲストに招かれるのですが……。最後にはすてきな展開が待っています。

 

『ねずみに ぴったりの のりもの』

作/マリー・ホール・エッツ

訳/こみや ゆう

ネズミもおもちゃが大好き!夢広がるストーリーに心弾みます

ネズミのグレイさんと奥さんとその子ネズミたち、同じくネズミのテイリーさんと奥さんとその子ネズミたちは、小さな男の子、ジョニーの家の地下室に住んでいます。ある夜ネズミたちは子ども部屋でたくさんのオモチャを見つけます。それは、ジョニーが寝る前に片付けずに出したままになっていた車や汽車や飛行機などなど。ネズミたちは嬉々として乗り込みました。けれど、走りだしたのりものはぶつかったり、物に乗り上げたりの大クラッシュ。さあ、どうなってしまうのでしょう。

 

『マシューのゆめ』

作/レオ=レオニ

訳/谷川俊太郎

『スイミー』作者のレオ=レオニによるネズミシリーズの絵本

屋根裏部屋に住むネズミ夫婦の一人息子、マシュー。一家は貧しかったけれど、夫婦は大きなのぞみをかけていました。マシューが大きくなったらきっと医者になるだろうと。けれど、マシューは自分が何になりたいかなど、とんと分かりません。そんなある日、クラスのみんなで美術館に行きました。初めて見る絵画にびっくりし、心奪われるマシュー。ついに自分は絵描きになりたいのだと気づきます。そして、マシューの夢は大きく花開きます。

 

『ねずみさんのおかいもの』

作/多田ヒロシ

ねずみのきょうだいがお買い物に出かけます。荷車を「がらがら ごっとん つぎは なんの おみせかな?」の場面のくり返しが大人気です。『ねずみさんのながいパン』の第2弾。

◆ママパパの口コミ

「何回も繰り返し読まされました。子供が大好きな絵本でした」(30代・東京都・子ども2人)

 

大人気!思わずクスリと笑う「ねずみくん」シリーズ

『ねずみくんのチョッキ』

作/なかえ よしを

絵の効果と会話が楽しい作品です。読み聞かせながら思わずクスクス、子どもと一緒に笑う時間も楽しい。文章は短いですが、急がず子どもが絵から情報を読み取る間を大切にしてみましょう。

◆ママパパの口コミ

「私も小さい時に読んでいて、懐かしくなった。のびたチョッキが愛らしい。」(40代・東京都・子ども1人)
「ねずみくんのチョッキは子供が好きで、絵を楽しんでいました。」(30代・兵庫県・子ども2人)

 

『あめあめふれふれ ねずみくん』

作/なかえよしを

絵/上野紀子

雨のなか、傘をさすねずみくんのところにいつもの仲間がやってきて、「カサなんて いらないよ」。『ねずみくんシリーズ』は表紙を見せたとたんに「知ってる!」と声が聞こえてくるかもしれません。でも大丈夫。「知ってる!」は「好き!」の気持ちです。「ねずみくん、好き?」など、軽く応じて読み始めましょう。言葉がシンプルなその分、絵で伝えたいことがたくさんあります。余分な言葉を加えず、子どもが〝絵を読む時間″を十分にとってください。

 

昔ばなしに親しめるねずみの絵本

『ねずみのすもう』

作/神沢利子

子どもに親しみやすい内容のため、アニメ絵本もあるようです。でも、やはりよい絵本で読んであげたい。

◆ママパパの口コミ

「絵の可愛さと優しさに触れた」(30代・大阪府・子ども1人)
「気に入っていて何度も読み聞かせした」(40代・神奈川県・子ども1人)

 

『ねずみじょうど』

再話/瀬田貞二

画/丸木位里

水墨画で描かれたおなじみの昔話

あるところに、貧乏なじいさんとばあさんが住んでいました。ある日、山へ芝刈りにきたじいさんは、お昼のそば餅を小さな穴に落としてしまいました。ほどなくして穴からネズミが顔を出し、餅のお礼に家に寄ってくれと言います。ついて行くと、たくさんのネズミが餅をついてもてなし、土産に黄金をたんと持たせてくれました。家に帰り、その様子を見た隣の家のじいさんが、自分も同じようにそば餅を持って山へ出かけるのですが……。

欲張りは幸せにはれないという、昔ばなしです。

◆ママパパの口コミ

「日本人なのに昔の日本のお話はあまり読んだことがなかったなと気づき、絵柄もよく、楽しめました。」(30代・福岡県・子ども2人)

名作!いわむらかずおさん不動の「14ひき」ねずみ絵本シリーズ

 『14ひきのあきまつり』

作/いわむら かずお

秋の紅葉の美しさが描かれた絵本です。迷子になったろっくんにドキドキ・・・。読み聞かせながら、兄弟の中にきっと自分に似たようなキャラクターが見つかるはず。

◆ママパパの口コミ

「ろっくんを探すシーンで一緒になって、ろっくーんと探していて、可愛かった」(30代・山口県・子ども2人)

『14ひきのもちつき』

作/いわむら かずお

新年を迎え、お餅つきを楽しむ14ひきファミリーを描きます。どんな行事もいつだって力を合わせて!

『14ひきのとんぼいけ』

作/いわむら かずお

「昼ごはん食べたら、とんぼ池で遊ぼう」と、いっくんのひと言で池へ出かけたファミリー。ハグロトンボ、オニヤンマ、シオカラトンボ、ナツアカネ…。10匹のきょうだいたちは、たくさんのとんぼたちと出会います。

『14ひきのせんたく』

作/いわむら かずお

晴れわたったさわやかな朝、14ひきは川に洗濯に出かけます。そのうちお仕事から遊びになって・・・。川面のきらめきまで描ききっていて、初夏のきらめきを感じられる1冊です。

◆ママパパの口コミ

「かわいいねずみの兄弟たちをこの子は誰かなと嬉しそうに見ていた。」(30代・千葉県・子ども1人)

『14ひきのぴくにっく』

作/いわむら かずお

春のある一日、おべんとうを作って、みんなで野原へピクニックに出発です。おひさまぽかぽか、春にさく野の花がたくさん描かれています。

◆ママパパの口コミ

「準備からピクニックまでの小物や料理が匂い立つようで、絵を見て〇〇だねと発見を口にするだけでも楽しめました。」(30代・福岡県・子ども2人)
「絵がとても綺麗でそれぞれのネズミが自由にお話したり寄り道したり楽しく読めました」(40代・埼玉県・子ども1人)

『14ひきのさむいふゆ』

作/いわむら かずお

外は大雪。それでも14ひきファミリーは、家の中でパンをつくったり、雪遊びをしたりしながら厳しい季節を満喫します。

◆ママパパの口コミ

「14匹シリーズは絵も文章表現も素敵で読み聞かせをよくしている。 とくに寒い冬では家の中でオリジナルゲームをしたり、おばぁちゃんがお饅頭をふかしてくれたりと、冬だけど、家族団らんがとても素敵。 雪が止んでそり遊びも子供たちにとっては魅力的なシーンだと思う。」(30代・神奈川県・子ども2人)

絵本と読みきかせの情報誌『この本読んで!』

 

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絵本選書・文/「この本読んで!」編集部 構成/HugKum編集部

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