「プッチンプリン」の容器がかわいい文房具に⁉美味しく楽しくSDGsを考えよう!

あの「プッチンプリン」の容器が文房具に生まれ変わっちゃう! 江崎グリコが小学生に向けて、リサイクルの大切さや面白さを学んで体験できる出張授業を実施しました。その授業の模様や、リサイクルの仕組みなどをレポートします。

体験型プログラム「みんなで楽しく学ぼう!プッチンプリサイクル」って?

江崎グリコが取り組んでいるのは、長期に渡った体験型プログラム「みんなで楽しく学ぼう!プッチンプリサイクル」。

使用するプラスチックの極小化、再資源化を目指しているそう。

プラスチック容器について徹底した”リデュース、リプレイス、リユース、リサイクル”を実施

そして、今回は、自社の商品を通して、子どもたちにSDGsへの理解が深めてもらおうと、千葉県流山市立新川小学校を訪れて出張授業を行うとのことで、講義に同行してきました!

江崎グリコが小学校へ出張授業

江崎グリコ担当者は、子どもたちがSDGsを学ぶスタートとして小学校4年生の児童を対象にリサイクルの大切さを学べる講義を実施しています。

① プラスチックの問題を考える!

「プッチンプリン」の容器の原料であるプラスチックの特徴や問題点、その問題を解決するためにできることは何か?みんなで考えます。

参加した子どもからは「リサイクルが、こんなにいろんなものに変えて使うことができて、楽しいこととは知らなかったです」積極的に発言!

②給食で食べた「植物生まれのプッチンプリン」の容器を集める

子どもたちには、実際にリサイクルにも取り組んでもらうそう。

江崎グリコから提供されたのは、アレルギーがある子もみんなと同じデザートが食べられる、卵や乳などの動物性原料を使っていない、植物性原料で仕上げた「植物生まれのプッチンプリン」!

プッチンプリンのぷるるん食感そのまま、豆乳クリーム・国産大豆を使用した豆乳をベースにアーモンドペーストでコクづけし、まろやかな風味を実現。植物生まれのプッチンプリン 65g×3
同校では、初めて全員が同じデザートを食べることができ、給食の時間をみんなで一緒に笑顔で食べられたそう

食べ終わったら、容器を洗って回収ボックスに投入します。子どもたちは、夏休み中もそれぞれの家庭で容器を集めて回収ボックスへ。

こうして集まった容器は、回収され……。

③回収した容器を文房具にして贈呈!

後日、改めて小学校を訪れ、容器をリサイクルして作られた「文房具」を生徒に贈呈されました!

できあがった文房具の贈呈式の様子。子どもたちは喜び、大盛り上がりでした

子どもにもわかる! リサイクルの仕組み

今回食べ終わった容器がどんな風に定規や分度器などの文房具になったのか。子どもたちが体験したリサイクルを、順を追っておさらい。

①プリンを美味しく食べる

②洗って乾燥させる

③乾燥させる

④回収ボックスへ

⑤リサイクル工場で再生プラスチックに

⑥再生プラスチックへ

⑦文房具に生まれ変わる!

⑧プッチンプリンの文房具の完成!

出来上がった文房具は定規や分度器、クリップなど。このシート1枚分には、約2個の容器が使われている計算になるとか!

リサイクル工場で容器を再生プラスチックにし、細かく砕いて粒状にすることで、文房具などに再加工しやすくなるそう。「プッチンプリン」をイメージしたデザインもかわいい文房具が完成しました。

自分自身で体験することでリサイクルの仕組みを実感!

リサイクルの流れを実際に体験することで、子どもたちは理解を深めた様子。

体験した生徒さんにインタビューすると

「リサイクルについて学べました。これからも理解を深めていきたいです」

「繰り返し使うことで無駄なものが減るので、リサイクルは便利だなと思いました」

など体験したからこその感想をもらえました。

もらった定規や分度器を使い、「未来のお菓子・デザート」を描いてみるという試みも。こんなのあったらいいなというグミやチョコレートなどのお菓子を描いていました

プラスチックゴミを減らそう

捨てていたらただのゴミだったプラスチック容器も、洗って回収ボックスに入れるひと手間で、かわいい文房具に生まれ変わり、ちゃんと使えるものになる体験は貴重ですよね。

子どものうちからリサイクルの仕組みを学ぶと、その大切さをより感じたのでは。

子どもたちは担当者に質問をしたりと、積極的に授業に参加している姿が印象的でした

私たちにとって身近な素材でありながら、海洋汚染などの問題点も指摘されている「プラスチック」も少しでも使う量を減らしたり、リサイクルを活用できるよう、こういった取り組みを通して、学んでいけたらいいですね。

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