青森には美しい自然や景色、おいしい特産物やグルメなど、魅力的なものがたくさんあります。どんなものがあるのか、青森の有名なものをたっぷり紹介していきます。
目次
青森の自然と景色~絶景スポットと自然の宝庫
青森は「青い森」と書くだけあって、自然豊かなスポットがたくさんあります。ここでは、青森の自然と絶景スポットの有名な場所を紹介します。
奥入瀬(おいらせ)渓流
奥入瀬渓流は日本を代表する景勝地で「天然記念物」にも指定されています。いくつもの名瀑と美しい樹林帯、野鳥、カモシカなど動物とも出会えるスポットです。
白神(しらかみ)山地
「白神山地」は、青森県南西部から秋田県北西部にまたがる広大な山地帯です。1993年に世界遺産に登録されました。
白神山地はどこを切り取っても絶景ですが、とくにおすすめなのが「青池」です。鮮やかなブルーで透明度の高い池は、吸い込まれそうな美しさがあります。
仏ヶ浦(ほとけがうら)
青森県・下北半島にある岩々の総称「仏ヶ浦」は、長い年月をかけて自然が作り出した美しい岩です。海の神秘を感じずにはいられません。
鶴の舞橋
「鶴の舞橋」は、全長300mの日本一長い木造の三連太鼓橋です。青森県産の「ひば」を使って作られています。岩木山を背景に、津軽富士見湖に映る鶴の舞橋は趣があります。
産業と特産品~青森が誇る名産品
海あり山ありの青森には、いろいろな特産品や産業があります。どんなものがあるのか紹介していきましょう。
農産物
農産物のなかで、青森県が生産量日本一の野菜や果物には、りんご、にんにく、ごぼうがあります。令和3年のデータによると、にんにくの収穫量は13,500トンで国内全体の67%を占め、ごぼうの収穫量は51,200トンで39%を占めています。
また「青天の霹靂」「まっしぐら」「つがるロマン」といったお米の生産もさかんです。
青森県産 まっしぐら
青森のブランド米として平成18年に誕生したまっしぐら。食味・品質をまっしぐらに、そして生真面目に取り組んでいくという気持ちから命名されました。適度な弾力もあり粘り気が少ないという特徴があります。炊きあがりが白くツヤがあり、米ぞろいなど見た目が良く時間がたっても美味しい人気のお米です。
海産物
青森ではヒラメ、ホタテ、クロマグロ、イカ、しじみ、昆布類などの漁獲量が全国でもトップクラスです。なかでもアカイカの漁獲量は全国1位となっています。
青森八戸産 生干しあかいか
イカの街、青森八戸で水揚げされた赤いかの生干しです。皮むき処理済み、鹿の子(スリット入り)で、きれいに調理が仕上がります。肉厚で柔らかく、イカの炙り焼き、天ぷら、中華いため、パスタ、マヨネーズ和えなどの加熱調理にぴったりです。
産業
青森県は、農林水産業がさかんです。米、野菜、果実、畜産、水産物がバランスよく生産されています。また、ヒバやスギなどの林業も有名です。
ご当地グルメ~青森の味覚を堪能しよう
海の幸も山の幸も豊富な青森には、それらを使ったご当地グルメがたくさんあります。
海の幸
青森は、大間のマグロや八戸前沖さば、いか、ホタテなど、海の幸がたくさん穫れることから、海の幸のご当地グルメがたくさんあります。
代表的なものは青森市ののっけ丼、大間のまぐろ丼、三沢のホッキ丼、いかめんち、うにとあわびのお吸い物「いちご煮」、ゆでたイカの胴体に塩漬けした野菜を詰めて酢漬けにした「いかの寿司」などです。
大間産本マグロ
「黒いダイヤ」とも称されるマグロの中でも最高級品、大間産の天然本マグロ。仕入れたマグロはすぐにお刺身加工され急速冷凍。お刺身カット済み、可食部100%です。冷蔵庫にいれるだけの簡単解凍、包丁やまな板の必要がありません。 解凍後はそのままお刺身で楽しめます。
山の幸
山の幸を使ったご当地グルメには、せんべい汁、生姜味噌おでん、大湊海軍コロッケ、黒石つゆ焼きそば、十和田市バラ焼きなどがあります。なかでもせんべい汁は、ご当地B級グルメの火付け役ともなった料理です。
十和田 バラ焼きセット
青森県十和田市のご当地グルメ「十和田バラ焼き」セット。 家庭で玉ねぎを用意するだけで、簡単に青森グルメが調理できます。
スイーツ
青森の郷土菓子には、いろいろな種類のもちやだんごがあります。
県内全域で食されている「笹餅」、下北地方の「べごもち」、津軽地方の「がっぱらもち」などが有名です。だんごには、南部地方で食べられている「ながいもきなこだんご」や「なべっこだんご」などがあります。
とろ串のもちとたれセット
青森で人気のとろ串が、食べやすく餅とたれのセットに。餅が2パックと2回分のたれが入っており、お好きな時にたれをかけてお召上がりください。
青森の銘菓やお土産
青森には、りんごを使った銘菓やスイーツ、いかやにんにく、ごぼうといった特産品を使ったお土産がたくさんあります。
りんごを使った銘菓やスイーツには、小向製菓の「アップルクーヘン」や、JAアオレン「りんごジュース」、おきな屋「津軽万歳」などが。特産品を使ったお土産には、ラグノオ「青森のにんにくせんべい」や、上北農産加工「スタミナ源たれ」、数の子やスルメイカの醤油漬け「ねぶた漬け」などがあります。
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伝統と文化~青森独自の文化活動
ここでは、青森ならではの伝統や文化を紹介していきます。
津軽塗
「津軽塗」とは、津軽地方で作られる伝統漆器のことをいいます。唐塗、七々子塗、錦塗、紋紗塗の代表的な4つの技法があり、なかでも有名なのが唐塗です。
唐塗は、斑点模様で複数の色を浮かび上がらせたのが特徴で、色の組み合わせ、パターンもさまざまなものがあります。
津軽三味線
「津軽三味線」は通常の三味線よりも全体が大きく、バチで叩くようにして音を出すのが特徴です。身体に響くような迫力のある音が出ること、型にとらわれない演奏スタイルが魅力です。
ねぷた・ねぶた
青森県の代表的な祭りが「ねぶた祭り」です。ねぶた祭りは大きく3種類にわかれており、ねぶた祭り(青森市)、ねぷた祭り(弘前市)、立佞武多祭り(五所川原市)があります。開催地域が違うだけでなく、ねぶたの意匠、お囃子や掛け声、参加者の衣装も異なります。
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スポーツやアクティビティ
青森では、さまざまなスポーツやアクティビティが楽しめます。冬と夏に分けてご紹介します。
冬のスポーツやアクティビティ
青森の冬は、雪に関連するスポーツやアクティビティが満載です。
●スキー・スノーボード
青森にはたくさんのスキー場があり、上質なパウダースノーで滑れることから人気があります。主なスキー場には八甲田国際スキー場、青森スプリング・スキーリゾート、むつ市釜臥山スキー場などがあります。
●樹氷
八甲田山で冬に楽しめるのが「樹氷」です。規模の大きさ、壮観さ、豪快さから「日本一の樹氷」と称されています。見頃は1〜2月ごろで、厳しい冬の自然が作り出す大きな樹氷は圧巻です。
●スノーモビルや雪遊び
スノーモビルを中心とした7種類のウィンターアクティビティが楽しめるスポットが、青森市内にある「スノースポーツパーク青い森」です。ここは、規模・アクティビティ数は日本最大級。雪遊び広場もあり、雪だるまや雪玉をつくって遊ぶこともできます。
夏のスポーツやアクティビティ
夏には水辺のアクティビティやハイキング、りんご狩りなどで青森を楽しめます。
●カヌー・カヤック
青森には、カヌーやカヤックを体験できるスポットがたくさんあります。雄大な自然を満喫しながら、ウォータースポーツを楽しみましょう。カヌーやカヤックができるのは、十和田湖や小川原湖などです。
●ハイキング・トレッキング
奥入瀬渓流沿いを、ハイキングやトレッキングで楽しむことができます。大自然が創り出す荘厳な渓流、世界文化遺産にも登録されている白糸の滝、野鳥や美しいシダなどを見ることができます。
●りんご狩り
青森県は、りんごの名産地。りんご狩りができる農園もたくさんあります。
収穫時期は品種によって異なりますが、りんご狩りやりんごの食べ放題が8月上旬ごろから楽しめるところがあります。また農園だけでなく、弘前市にあるりんご公園内でもりんご収穫体験ができます。
青森出身の署名人・有名人
青森県出身の著名人・有名人にはどんな人がいるのか見てみましょう。
太宰治
金木村(現五所川原市)出身、日本を代表する小説家です。『人間失格』『走れメロス』『津軽』などの作品で知られています。
王林
弘前市出身、農業活性化アイドル「りんご娘」のメンバー。バラエティ番組などで津軽弁で話す姿に郷土愛があふれています。
松山ケンイチ
むつ市出身、俳優として活躍し、大河ドラマ「平清盛」で主演を務めました。青森を舞台にした映画「ウルトラミラクルラブストーリー」では、津軽弁で主演の水木を演じています。
伊調馨
八戸市出身、アテネ・北京・ロンドン・リオデジャネイロと、女子個人史上初のオリンピック4連覇を達成したレスリング選手です。その功績を称え、2016年に国民栄誉賞を受賞しました。
魅力満載の青森!
青森には、魅力あふれるグルメ・絶景スポット・アクティビティなどがそろっています。青森はどの季節に訪れても、興味深い経験ができること間違いなしです。気になる場所やグルメがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
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文・構成/HugKum編集部