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離乳食にミキサーは必要?
離乳食作りを始めたママたちの多くが、ミキサーの必要性を感じるかもしれません。でもミキサーと同じような機能のあるブレンダー、フードプロセッサーとどんな違いがあるのでしょうか。
ミキサーとブレンダーとフードプロセッサーの違いは?
ミキサーは刃が回転し、食材を細かく刻みながら混ぜていき、固形状から液体状にすることができます。ミキサーは据え置きタイプのものを指すことが多いですが、一方ブレンダーはミキサーのハンディ版を指す場合が多いでしょう。ブレンダーはミキサーより小型のため、小量でも作りやすく、お手入れも比較的簡単というメリットがあります。
フードプロセッサーは食材のみじん切りからスライス、千切りなどカッターを使い分けて、料理の下準備に使われる用途が多いでしょう。
離乳食作りにミキサーを使うメリット
ミキサーなら固い食材でもボタンひとつで細かく刻んでペースト状にできる上、たくさんの量をつくることができます。まとめて作ってストックを保存しておくことも可能です。さらに赤ちゃんが大きくなっても、ジュースを作ったりさまざまな用途で使うことができます。
離乳食作りに便利なミキサーの選び方
では離乳食作りのためにミキサーを探すとき、どんなポイントで選べばいいでしょうか。
お手入れが簡単なものを
離乳食作りにミキサーを選ぶときは、お手入れ方法に注目しましょう。刃などが取り外しできて、清潔に洗浄できると、赤ちゃんの衛生面に安心。またお手入れが大変だと毎日使うのが面倒に感じてしまうため、できるだけシンプルな設計で簡単にお手入れできるものが良いでしょう。
音の大きさもチェック
さらにミキサーを使ったときの音も大切。寝ている赤ちゃんを起こしてしまわないような、静かなタイプを選びたいですね。またミキサーの大きさを考えて、キッチンのどこに置くか、保存場所などについてもチェックしておくと良いでしょう。
ミキサーとブレンダー、どっちを選ぶ?
分量が多くてもしっかりと混ざり、固形のものも液状にしてくれるのはミキサーです。赤ちゃんでも食べやすい離乳食作りには、ミキサーが最適とされています。また、少量で作りたい場合やキッチンの場所を取りたくない方はブレンダーを選ぶとよいでしょう。
ミキサーの洗い方・お手入れ法
ミキサーを洗うとき、お手入れするときはどのようにするとよいのでしょうか。
洗い方
ミキサーを使い終わったら、刃など取り外せる部分はすべてばらばらにして、食器用洗剤につけておきましょう。しばらくつけ置きしてから、食器用スポンジなどで洗い、よく乾燥させてしまいます。ミキサーを使った後そのまま放置しておくと中の食材がこびりついてしまい落としにくくなるので、すぐにつけ置きしておくのがポイントです。
お手入れ法
ミキサーの刃などが取り外しできず、中の汚れが気になる場合は、ミキサーに重曹水をいれ攪拌して掃除する方法もあります。
離乳食作りにおすすめのミキサー
では離乳食作りにおすすめのミキサーをご紹介しましょう。ミキサー選びの参考にしてみてください。
マジックブレットデラックス
「刻む、おろす、する、混ぜる、砕く、ひく、あわ立てる」の7つの作業が1台でできてしまうミキサー。コンパクトでシンプルなデザインも人気です。ミキサーしたものをそのまま電子レンジに入れることもできて、食器洗浄機での使用もOKです。
「簡単に細かくなるので重宝した」(30代・千葉県・子ども1人)
ティファール ミキサー
コンパクトなのにハイパワーのミキサー。カッター部分の取り外しが可能で、ジャーもとても軽量のため、お手入れが簡単です。
テスコム ミル&ミキサー
大型波刃ブラックチタンカッターが使われ、氷もクラッシュアイスにできるミキサー。もちろん離乳食作りにも使えて、洗いやすい構造になっています。
「ミルが付いているので少量でも作れて便利だった。」(30代・福岡県・子ども2人)
YAMAZEN ジュースミキサー
1プッシュの簡単操作で使える、シンプル設計のミキサーです。こまかく分解できて、お手入れもらくらく。プチプライスなところも魅力です。
FUKAI チタンミル&チタンミキサー
粉砕力のあるチタン製の刃を採用したミキサーです。最大容量は750mlとたっぷり。まわしすぎたときは自動でスイッチが止まる安全な設計です。
ブラウン パワーブレンド3
ブラウン独自の三角形のジャグ構造「トライアングルジャグ」とハイパワー設計で素早く均一な仕上がりが可能に!三角形なので、丸型に比べカップに注ぎやすくなっているのも使いやすいですね。食洗器にも対応しているので洗うのも楽々なのが魅力!
象印マホービン ミルつきミキサー ヘルシーミックス
のこぎり刃で細かくなめらかにカットする「Wフィンチタンコートカッター」を採用したミキサーと、作ったふりかけやドレッシングを保存できる「ウェット対応のミル容器ふた」のセットです。丈夫で切れ味がいいので、離乳食だけでなくかき氷もできちゃいます。離乳食が終わった後も、これ一台で色々な料理に挑戦できまね!
ミキサーを使ったおすすめ離乳食レシピ
早速ミキサーを使って離乳食を作ってみましょう。赤ちゃんの時期別におすすめの離乳食レシピをご紹介します。
初期レシピ|さつまいもの豆乳ポタージュ
さつまいもの甘みを生かしたスープです。
<材料>
- さつまいも:100g(1/3本)
- 水:150cc
- たまねぎ:20g
- 豆乳(無調整):150cc
<作り方>
- さつまいもは皮をむき、薄めの銀杏切りにして水にさらす。 たまねぎはみじん切りにする。
- 小鍋にさつまいも、たまねぎ、分量の水を入れ、弱火~中火で柔らかくなるまで煮る。 (途中で水分が足りなくなったら、分量外の水を加えてください。)
- さつまいもが柔らかくなったらミキサーにかけてペースト状にする。 鍋にペーストと豆乳を入れて火にかけて温め、器に盛り付ける。
初期レシピ|レンズ豆とにんじんのスープ
レンズ豆は、皮をむいた状態の赤レンズ豆がおすすめ。浸水させる必要がなく洗ったらすぐに茹でて使えます。
<材料>
- レンズ豆:大さじ3(40g)
- にんじん:50g
- 水:1・1/4C(250cc)
<作り方>
- にんじんは皮をむき小さめに切る。レンズ豆はさっと水洗いして、豆の3倍量のお湯で15~20分茹でる。茹ったらざるにとって湯をきり冷ましておく。
- 鍋に分量の水をレンズ豆とにんじんを入れて火にかけ、にんじんが軟らかくなるまで煮る。 やわらかくなったら、そのままミキサーにかけてクリーム状にする。
中期レシピ|にんじんと玉ねぎのポタージュ
にんじんと玉ねぎの甘みを活かした、体にやさしいスープです。
<材料>
- にんじん15g
- 玉ねぎ10g
- じゃがいも10g
- 昆布だし100ml
- 牛乳30ml
<作り方>
- 野菜は煮やすい大きさに切っておく。
- 昆布だしで、野菜を軟らかくなるまで煮る。
- 煮汁50mlと一緒にミキサーにかける。
- 2と牛乳を鍋に入れて弱火で煮る(だしの分量が少ないため、フタのある小鍋で、弱火で煮込みます)
中期レシピ|とうもろこしの冷製スープ
茹でたものを裏ごしすれば、離乳食初期から食べさせられますが、最初は少量から様子を見てみましょう。
<材料>
- とうもろこし:2本
- 牛乳:300ml
- パセリ:少量
<作り方>
- とうもろこしを塩ゆでにし、ざるにあげて冷ましておく。
- 縦半分に折り、まず一列分だけ包丁を左右から入れてはずす。 その後は包丁を横に滑らせるように実を切り取ると楽にとれます。
- 2のとうもろこしと牛乳を鍋に入れ、弱火で沸騰するまで煮込む。
- 沸騰したら火から外し、ミキサーでなめらかになるまで撹拌(かくはん)し、ざるで裏ごしする。
- 氷水で冷ますか、冷蔵庫で冷やし、パセリのみじん切りを散らす。
後期レシピ|緑野菜と白身魚のポタージュ
ビタミンもミネラルもたっぷり。大人も一緒にスープとして食べられるメニューです。
<材料>
【A】
- ほうれん草 1/2袋
- ブロッコリー 1株
- アスパラガス 3本
- 白身魚(生たらなど) 1切れ
【B】
- 顆粒スープの素 小さじ1と1/2
- 生クリーム 1/2カップ
- 牛乳 1と1/2カップ
- 塩 少々
<作り方>
- 【A】はそれぞれ下ゆでし、アスパラガスは2~3cmの長さに切る。白身魚はゆでて、骨と皮を除いてほぐし、ゆで汁1カップはとっておく。
- ほうれん草とブロッコリーを、魚のゆで汁とあわせてミキサーにかける。
- 【2】を鍋に入れ、【B】を加えてひと煮立ちさせ、塩で味を調える。
- 器に盛り、アスパラガスと白身魚を混ぜてのせる。
1歳~後期のドリンクレシピ|いちごバナナミルク
飲み物として楽しむ離乳食です。1歳を過ぎてから、または、後期の離乳食メニューとしておすすめです。
<材料>
- いちご 10g
- バナナ 10g
- 牛乳 50ml
<作り方>
- いちごはヘタを取る。
- いちごとバナナと牛乳をミキサーに入れる。
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離乳食の時期になったらミキサーを準備しましょう
食材をつぶしたりすったりしてペースト状にするのは、簡単ではありません。ミキサーがあればあっという間においしい離乳食を準備できるので、ぜひお気に入りのミキサーを探してみてはいかがでしょうか。
文・構成/HugKum編集部