赤ちゃんに授乳している期間は、どんな服を着るか悩むもの。そんなときにワンピースを選ぶメリットやデメリットはあるのでしょうか？ 当記事では、授乳中も使えるマタニティワンピースの選び方のポイントを整理した上で、春夏と秋冬それぞれにおすすめのマタニティワンピースや、お宮参りや結婚式などのフォーマルなシーンに使えるおすすめをご紹介。また、授乳中のママにおすすめのワンピースパジャマについてもご紹介します。
目次
授乳中にワンピースを着るメリット・デメリット
授乳中は、一日に何度も赤ちゃんにおっぱいをあげなければなりません。だからそのたびに、洋服をぬいだり下着をまくったりする必要があり、着る服を選んでしまいます。その点ワンピースは、さっと着られるイメージがありますが、授乳中はデザインによってはメリットだけでなくデメリットもあるので、授乳シーンを想像して服選びをすることが大切です。
メリット
授乳中は、乳房をすぐに出せないととても不便です。そのため、授乳期間に着られる洋服が限られてしまう傾向にあります。でも、ママになったっておしゃれを楽しみたいと思うのは自然な気持ちなので、ママになっても、トレンドの洋服をチェックしたり、自分なりのファッションを試したりしたいと思うはずです。
そんなときにワンピースがあれば、たとえ授乳中であってもコーディネートを楽しめます。また、ゆったりとしたデザインなら、産後の体形を自然にカバーしてくれる効果も期待できます。
デメリット
一方デメリットといえば、授乳がしにくいという点。通常のワンピースであれば、裾から胸元までまくらないと、授乳できません。自宅ならともかく、外出先ではとてもそんなことはできないでしょう。
ただ、授乳中でも着られるマタニティワンピースなら胸元に自然なデザインで授乳口がついているものなので、ワンピースでも服を着たまま赤ちゃんにおっぱいをあげることができます。これなら外出先の授乳室などでも、まわりの目を気にしないで授乳できます。
マタニティワンピースの選び方
マタニティワンピースは、妊娠中から出産後の授乳期間も着られるワンピースのこと。お腹が大きくなる期間から、赤ちゃんに授乳する期間にも続けて着られるデザインのものが多いです。ワンピースはさっと着られて体にも楽なものだから、マタニティワンピースを1着持っているととても便利なはずです。マタニティワンピースを購入するときは、次のようなことに注意して選ぶようにしましょう。
授乳口が付いているデザイン
胸元が大きめのVネックになっているタイプや、両サイドにスリットやファスナーがついているタイプなど、授乳口が付いているデザインが断然おすすめ。ワンピースを脱がなくても、乳房を出して赤ちゃんにすぐに授乳できると、ママにとってもうれしいものです。
伸縮性のある生地＆ゆとりのあるデザイン
妊娠中は体調の変化が大きく、体を締め付けるようなデザインはママに負担がかかってしまいます。またお腹がどんどん大きくなっていくので、ゆとりがあって伸縮性のある素材のものがベター。出産後も、授乳中だと胸が張ってくることがありますが、バストまわりもゆとりがあるデザインだと、いつでもリラックスすることができます。
注意点
マタニティワンピースは、着られる季節が限定してしまうものは避けたいところ。暑い夏にしか着られないものなど、着る期間が限られてしまうと、どうしても着る機会がなくなってしまいます。春と夏、秋と冬は共通して着られるものなど、デザインや素材を見て着まわししやすいものを選ぶように注意しましょう。少し肌寒くなってきたら、カーディガンを重ねて着られるタイプもおすすめです。
春夏におすすめのおしゃれなマタニティワンピース
では春から夏にかけておすすめしたいマタニティワンピースをご紹介しましょう。
春夏は汗に注意
汗を多くかきやすい季節だから、汗を吸収して乾きやすく、吸湿性の高い素材がおすすめです。また春夏であっても、冷房がきいた場所などで寒さ対策のために、カーディガンなどの重ね着ができると安心。暖かい季節であっても、しっかり冷え予防できるデザインのもを選ぶようにしましょう。
ロング・マキシ丈の「マタニティ ノースリーブ ロング ワンピース」（ONE MAKE）
着心地のよいストレッチ素材で、ストンと着られるマキシ丈ワンピース。フリルの下に授乳口のファスナーがあり、ストレスなく授乳できます。カーディガンを重ねて着ても素敵に見えます。
長袖の「マタニティワンピース」（boob design）
北欧スウェーデンの人気ブランド「boob design（ブーブデザイン）」のマタニティワンピース。2枚重ねになっているバスト部分をまくると、授乳できます。オーガニックコットンを多用した、さらりとした生地で気持ちよく着られます。
半袖の「セットアップ風ワンピース」（テイクオフ）
授乳中でもおしゃれを楽しみたい方にピッタリ。Tシャツとロングスカートを合わせたようなセットアップ風のデザインで、授乳口付きです。
部屋着に最適な「授乳兼マタニティワンピース」（KIDS-PARA）
胸下にあるギャザーでふんわりAラインがかわいいワンピースです。胸元のボタンを開けて、授乳できます。おうちでのリラックスタイムにピッタリの一着。
ちょっとしたお出かけに「マタニティ＆授乳ワンピース」（セラフィン）
キャサリン妃が出産後に着用していたことで世界中で話題になったブランド、セラフィン。ストレッチジャージ素材が着やすく、しわになりにくいと評判です。妊娠中から授乳中、出産後も着られる一着。
秋冬におすすめのおしゃれなマタニティワンピース
寒さが厳しくなっていく秋冬におすすめの、授乳もできるマタニティワンピースをご紹介します。
秋冬は寒さ対策に注意
寒い季節だから、体を冷やさないためにも起毛素材など保温性の高い生地のワンピースがベスト。また、レギンスを合わせて着られるようなタイプも、下半身の冷え予防には最適です。
ロング・マキシ丈の「授乳立体フレアワンピース」（CHOCOA）
伸縮性抜群で、手編みニットのような美しい編みこみがあるロング丈ワンピース。胸元中央には大きく開くファスナーがついているので、授乳時も安心です。
長袖の「授乳ワンピース」（スモルビ）
授乳ワンピースには見えない、スリムなシルエットが素敵。胸元のジッパーを開けて内側に折り込めば、授乳できます。バックスリット入りなので、動きやすさも◎。
長袖の「重ね着風授乳＆マタニティワンピース」（ミルクティー）
ジャージー素材のワンピースに、ミックス糸のニットベストを重ね着したようなデザイン。授乳服には見えない一着だから、卒乳後もファッションを楽しめます。
部屋着に最適な「授乳口付きマタニティ 長袖マキシ」（Nexiuss）
授乳口がついたパーカー風ロングワンピースです。裏毛であたたかく、秋から冬の寒い季節の部屋着にピッタリです。
ちょっとしたお出かけに「授乳兼マタニティワンピース」（KIDS-PARA）
すっきりとしたシルエットをキープできるデザイン。授乳時は、中央のファスナーを開けてラクラクできます。アクセサリーを合わせると、ちょっとしたお出かけにもピッタリの一枚になります。
お宮参りや結婚式など、フォーマルなマタニティワンピース
ワンピースは上品で女性らしい印象を与えてくれるので、お宮参りや結婚式のようなフォーマルなシーンでも大活躍するアイテムです。そしてそんなドレッシーなワンピースで、しかも授乳中のママでも着られる授乳口付きのタイプだってあります。
授乳期間中でもおしゃれして出かけたい日のマタニティワンピースは、こちらを参考にしてください。
授乳中のママにおすすめのワンピースパジャマ
出産で入院するときに活躍するのが、ワンピースタイプのマタニティパジャマです。繰り返し行われる診察でも脱ぎ着が楽で、しかも出産後の授乳もしやすいのが、マタニティパジャマ。退院した後も自宅で引き続き着られるマタニティパジャマを用意しておきたいものです。
授乳も楽に対応できる、ワンピースタイプのパジャマについてはこちらを参考にしてください。
授乳中はワンピースでおしゃれを楽しんで
赤ちゃんが産まれて間もない頃は、体調の変化や育児に追われて、ママはストレスを感じてしまいやすい時期です。だから授乳中であってもおしゃれを楽しめるワンピースがあると、ママの心の健康にとっても、きっといいはずです。出産前から出産後も使えるマタニティワンピースを、ぜひ探してみませんか？
文・構成／HugKum編集部
