補助便座とは?選び方と使い方
子どもが十分大きくなり、そろそろおむつを卒業させたいと思ったときがトイレトレーニングのタイミング。当然ながら、いきなり大人用のトイレを使わせるのは難しいため、まずは手助けとなる道具を用意しましょう。
小さな子どもでも安全にトイレが出来るようにサポートするアイテムが補助便座です。特徴と使い方、選び方などを紹介します。
「おまる」との違い
おむつを卒業してすぐの子どもに使わせるものと言えば、おまるを想像する人も多いのではないでしょうか。
おまるは持ち運びができる便座です。リビングなど室内のどこにでも移動できるため、狭いトイレ空間が苦手な子どもには向いています。
子どもの足がつく高さなのでいきみやすいというメリットもありますが、使うたびにきれいに掃除しなければなりません。
補助便座は、大人用のトイレの便座の上に被せて使います。足がつかず、トイレの独特の空間に戸惑う子どもいますが、使い終わればそのまま流すだけで掃除が簡単なのがメリット。
さらに、次のステップとして補助便座なしでトイレを使うことも比較的スムーズでしょう。
補助便座はいつまで使えるの?
一般的に多くの子どもが3~3歳半頃に補助便座を卒業するようですが、中には5歳前後まで使い続ける子どももいます。
子どもの成長には個人差があるため、いつまで補助便座を使うべきか一概には言い切れません。あまり焦らず、あくまで目安として考えましょう。
購入前にサイズの確認を
せっかく補助便座を購入したのに、自宅のトイレの便座には合わないとなると残念ですよね。購入前には、まず自宅のトイレのサイズや形状を確認しましょう。
トイレが特殊な形やサイズだと、一般で販売されている補助便座の規格に合わないことがあるのです。
スタンドなどでコンパクトに収納
補助便座は子どもが使用する時以外は外しておくため、案外場所をとるものです。購入する時はあらかじめどこを収納場所にするか意識しておくとよいでしょう。
補助便座を立てかけておけるスタンドも合わせて購入すれば、置くスペースをとりません。トイレの側面に吸盤で取り付けるタイプのフックを設置し、使う時以外は引っ掛けておくのもよいでしょう。
実用性バツグン!おすすめの補助便座
初めて補助便座を購入するとなると、どんなものを選べばよいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?
何を重視するかによって、おすすめの便座は異なります。実用性を重視したい人に向いている商品をいくつかピックアップしたので、順番に見ていきましょう。
ベビービョルン トイレットトレーナー
ベビージョルンから販売されている補助便座は、調節ダイヤルがついているのが特徴です。トイレの便器に被せたら、ダイヤルを回すことで便座のサイズにぴったり調節できます。
便座の内側にしっかりフィットして固定されるため、安定感抜群です。不用意にぐらついて子どもが怖がることもないため、安心してトイレトレーニングに集中できるでしょう。
ママパパの口コミ
リッチェル ソフト補助便座
同じくベビー用品の販売会社であるリッチェルからは、座り心地を重視した補助便座が販売されています。柔らかい素材で作られているため、子どもが座るのを嫌がることも少なくなるでしょう。
製品に凹凸や隙間がないため、汚れが入り込むことがありません。丸洗いできて常に清潔に保てるのもメリットです。
温水便座や暖房便座など、ほとんどの便座にも対応しています。
ママパパの口コミ
リッチェル ポッティス 補助便座K
リッチェルの補助便座はこちらも人気。足を閉じて座る姿勢で使うためママやパパが座らせやすく、お子さんもリキみやすい姿勢でトイレができます。グリップは成長に合わせて取り外し可能。シンプルな色合いがインテリアに合わせやすいと好評です。
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子どもが喜ぶかわいいキャラクターもの
子どもが楽しんでトイレを使えるような補助便座が欲しい人は、子どもに人気のキャラクターをあしらった商品を選んでみるのもよいでしょう。
トイレの独特の空間に慣れず、最初は怖がってしまう子ども多いですが、好きなキャラクターが目に入るようにすれば不安を和らげる効果が期待できます。
大人気キャラクターである、トーマスとアンパンマンの商品はいかがでしょうか。
アガツマ トーマス 幼児用補助便座
アガツマからは、フロント部分にトーマスをあしらった補助便座が販売されています。カラーも明るく、子どもの興味を惹きやすいでしょう。
さらにハンドルは凸凹のある輪っか状になっており、子どもが握りやすいつくりに。便座との固定部分にはゴムのパーツが使われているため、滑ることなく安定します。
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アガツマ アンパンマン 3WAY補助便座
トイレの換気扇の音を怖がったり、狭い個室で物音がしない環境を嫌がったりする子どもも多いですよね。
大好きなアンパンマンがおしゃべりしてくれる機能があれば、トイレの慣れない空間でも気を紛らわせることができるでしょう。
ボタンを押すと、アンパンマンのおしゃべりとメロディ、水を流す音が流れます。トイレの時に活用すれば、子どもがトイレを楽しい場所だと思い、不安も軽減できるでしょう。
ママパパの口コミ
こんなの欲しかった 便利な補助便座
補助便座にはいろいろな種類があり、備えてある機能もさまざまです。中には感心してしまうような工夫を凝らしているものもあります。
自分の子どもにより快適なトイレトレーニングをさせてあげたいという人や、より便利な補助便座が欲しいという人は、ぜひチェックしてみてください。中でもおすすめの商品を二つ紹介します。
外出先で大活躍の折りたたみタイプ
自宅では補助便座が使えるけれど、外出先では備え付けてあるところは限られてきます。子どものトイレを気にせず安心して外出したい人は、持ち歩ける折りたたみタイプはいかがでしょうか?
軽量なのに丈夫で、体重18kgまでなら問題ありません。持ち歩く時には、丈夫で大きなビニールバッグに入れると安心です。
外出先はもちろん、自宅でも使うことで子どもを慣れさせることができるでしょう。シンプルなので、シールや布ペンでイラストを描くことで、自分流に親しみのわくデザインにすることもできますよ。
お気に入りの補助便座でトイトレを楽しもう
トイレトレーニングをで大切なのは、子どもにトイレを怖がらせないことです。座り心地がよくしっかり安定したものであれば、子どもの不安を軽減させられます。
さらに、色や形、音のほか好きなキャラクターで興味を惹けば、トイレは楽しいものだと感じてくれるかもしれません。
子どもが気に入ってくれる補助便座を使い、親も子どももトイレトレーニングを楽しみましょう!
文・構成/HugKum編集部