子ども連れの海外旅行、ビーチ・ショッピングにも意外な危険がひそんでる?【Safe Kids Japan】

ライフガード不在を伝える表示 このようなビーチでは海には入らず、砂浜で遊ぶようにする

 

子どもと一緒の海外旅行を安全に楽しむために

前回に引き続き、子どもと一緒に海外旅行を楽しむためのポイントをお話ししましょう。

今回は、

プール

ショッピングモール

についてお話しします

プール

プールで遊ぶ際にチェックしていただきたいのは、

・プールの深さ

・流れるプールの場合は流れの速さ

・ライフジャケットのレンタル有無

・プールサイドの滑りやすさ

です。

乳幼児用プールを除き、外国のプールは日本のプールより深いことがありますので、深さチェックは必ず行うようにしてください。

プールサイドに設置された表示とライフガード

写真(左)のプールには「ライフガード不在」と表示されていますが、実際には約20mの間隔にひとりずつ、右上の写真のようなライフガードがいて、監視の目を光らせていました。

レンタル用のライフジャケットと着用したところ

 

日本からいつも使っているライフジャケットを持ち込むのがベストですが、そうでない場合は、写真(左)のようなレンタルのライフジャケットを着用するようにしましょう。

 

また、プールやビーチでは、子どもは保護者のすぐ近く、具体的には未就学児は「腕の届く範囲」に、少し泳力のある子どもは数メートル以内にいるようにしてください。

ショッピングモール

ハワイには日本人にも人気の大型ショッピングモールが複数ありますね。おとなはついつい買い物に夢中になりがちですが、長時間の買い物は子どもには負担が大きいので、時には子ども用のプレイエリアで思いきり遊ぶ時間を作ってあげましょう。

ショッピングモールに設置された遊具と遊ぶ様子

 

写真はハワイのアラモアナセンターに設置された遊具です。直径1mほどの楕円形のプレートが、太い支柱とネットに固定されていて、子ども達は全身を使ってプレートに登ったり降りたりして遊びます。万が一足を踏み外したり滑ったりしても下まで滑り落ちることはないので、幼児でも安全に楽しく遊ぶことができます。

せっかくの海外旅行で子ども達が思わぬけがをしないよう、事前にしっかり準備をして出発してくださいね。

 

前編はこちら

子ども連れの海外旅行を安全に楽しむためのチェックポイントをプロが伝授~交通機関・ホテル編~【Safe Kids Japan】
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Safe Kids Japanとは

 私たちSafe Kids Japanは、事故による子どもの傷害を予防することを目的として活動しているNPO法人です。20186月からこのHugKumで、子どもの傷害予防に関する記事を配信しています。基本的に毎月1回、季節や年中行事などに関連した内容の記事をお送りしたいと考えています。

さて、「事故による傷害」、「傷害予防」という言葉、あまり聞き慣れないかもしれません。私たちがなぜ「事故」ではなく「傷害」という言葉にこだわっているのか、について、少し説明させてください。

 

事故?傷害?その違いは?

 「事故」という言葉を辞書で調べてみると、「思いがけなく起こった良くないできごと」とあります。英語で言うとaccidentですね。accidentは「意図しない不幸なできごと」という意味で、「避けることができない運命的なもの」という意味も含まれています。海外でもかつてはaccidentを使っていましたが、最近ではinjuryという言葉が使用されるようになりました。injuryは「ケガ」「負傷」という意味です。「事故」は科学的に分析し、きちんと対策すれば「予防することが可能」という考え方が一般的になり、「運命的な」という意味を含むaccidentではなく、injuryという言葉を使用することが勧められるようになったのです。今ではaccidentという言葉の使用を禁止している医学誌もあるくらいです。

そのinjuryに対応する日本語として、Safe Kids Japanでは「傷害」という言葉を使っています。よく「事故予防」と言われますね。もちろん事故そのものが起きないことがいちばんなのですが、たとえ事故が起きたとしても、(重大な)ケガはしないように備えよう、そんな思いも込めて、「傷害予防」と言っています。

NPO法人Safe Kids Japan

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