お家でのごはん作りを簡単に済ませたいとき、パッと思う浮かぶメニューがカレーライス! 野菜もお肉も入っていて栄養バランスもクリアしているし、子どもも好きなカレーと一緒なら、白飯もしっかり食べてくれて、いいことづくめですね。
今回は、幼児のカレーにどんなお肉を使っているのか、ママパパにアンケート調査しました。マンネリに陥りがちなお家でのカレーライス作りの参考に、みんなの家庭のカレーライス事情をチェックしてみましょう。意外なお肉も出てくるかも!?
◆アンケートを実施したのは・・・
テレビや絵本のキャラクターといっしょに、思いきり遊んで学べる 『幼稚園』。心も体も頭もいままで以上に成長する4・5・6歳。あれもやりたい、これも知りたい、大きくふくらむ好奇心や感じる心を育てていく企画が満載の子ども向け雑誌です。
カレーライスの具材によく使うお肉は?
今回は、小学館の幼児誌『幼稚園』3月号の読者650人にアンケートで回答をいただきました。
質問内容は「子どもにカレーライスを作るとき、具材としてよく使うお肉を2つ教えてください」というものです。さっそくアンケートの結果をみてみましょう。
10位 牛スネ肉
10位は、牛スネ肉で、650人中13人がこの回答を選んでくれました。
牛スネ肉は、ミンチにしてひき肉として売られることもありますが、煮込み料理に最適な部位です。じっくりコトコト煮込んだスネ肉は、やわらかくホロホロとして、味も濃く、カレーライスにぴったりです。値段が安いこともメリットの1つですね。「ホロホロのやわらかいお肉が子どもも大好き」「ゆっくりと煮込む時間がある時だけ牛スネ肉を選ぶ」という人や、「圧力鍋を使ってカレーライスを作るから牛スネ肉が我が家の定番」という人も。
9位 肉は使わず魚介や野菜を使う
9位は、お肉は使わないという回答で、650人中17人がこの回答でした。
「お肉は食べない主義なので、エビカレー派です」「子どもがお肉が苦手。野菜だけでカレーを作っている」など、お肉をあえて入れないという意見でした。
こちらの記事では、野菜だけのベジカレーなど子どもにおすすめのカレーライスのレシピも紹介しているので、チェックしてみてください↓↓↓
8位 牛スジ肉
650人中25人が選んだ牛スジ肉が8位でした。
牛スジ肉は、本来は牛のアキレス腱を指していましたが、その他の部位を加工する際に出た腱や横隔膜なども含めて牛スジと呼ばれるのが一般的です。
スネ肉同様に肉質が固いイメージがありますが、こちらも長時間煮込むことで、おいしいダシが出てお肉もとろとろにやわらかくなります。「牛スジカレーが家族全員大好き」という牛スジ派や、「牛スジはコラーゲンたっぷりのゼラチン質も多いので、美肌効果を期待して使っています」という強者ママも!
脂の強い部位なので、一晩冷蔵庫に入れて冷やし、脂を固めてから取り除くと、下ゆで処理も楽になるとか。出回る量が少ないため、スーパーで売られている価格は決して安くはない場合もあります。
7位 ソーセージやミートボールなどの加工肉
7位は、加工肉を使うという回答で、650人中42人がこの回答を選んでくれました。
「3歳の子どもの好きな一口サイズのウィンナーを使う」「やわらかいハムを使う」など、小さな子どもがカレーライスを食べやすいように、あえて加工肉を使っているというママパパの意見が多く寄せられました。
6位 鶏むね肉
鶏むね肉という回答が、650人中66人で6位でした。
脂が少なく、ヘルシーな鶏むね肉は、良質のタンパク質として子どもの食事には積極的に使いたいお肉のひとつ。
「価格が安いからたくさん使える」「小さな頃に脂肪細胞の数が決まると聞いて、もっぱら鶏肉は胸肉派です」という人や、「パサつきガチなむね肉も、カレーライスだと気にならない」など、さっぱりとした鶏むね肉には根強い人気があるようです。
5位 ひき肉
5位はひき肉をいう回答でした。ひき肉と回答してくれた101人のうち、豚ひき肉(41人)、次いで牛豚合挽肉(39人)がもっともよく使うという結果となりました。
「ひき肉とほうれん草のカレーが子どもは大好き」「子ども用の甘口カレーは食べやすいひき肉」という人や、「子どもがよく食べるのはドライカレー。だからいつも挽肉です」という人も。細かくなっていて食べやすいという理由から、ひき肉を選ぶ人が多いようです。
4位 牛バラ肉
4位は、650人中106人が選んだ牛バラ肉でした。
牛バラ肉は、薄切りは炒めものに、厚めにスライスして焼肉に、大きめにカットしてカレーライスやシチューに、などなど色々な料理に使えるお肉です。程よく脂もあって、美味しいビーフカレーができる部位です。
「子どもたちも、牛バラ肉のカレーがいちばんよく食べる」「カレーといえば牛バラ肉だと思っていた」という人も。スーパーの牛肉コーナーでも「カレー用」として売られていることが多いことも、牛バラ肉派多い理由のひとつかもしれません。
3位 豚バラ肉
3位は、650人中145人が選んだ豚バラ肉です。
「やわらかくて、薄切りで、子どもでも食べやすい」「甘い豚バラがカレーにぴったり」「子どものカレーには豚バラ肉ばかり使う」「豚こま切れ肉より薄くて食べやすい」など、豚バラ肉を子どものカレーライスに使うという人がとても多い結果となりました。
豚ばら肉は、成長に欠かせないタンパク質のほか、ビタミンB1やビタミンB6が含まれていて、体の疲れをとる役割や安眠にもよい成分を促進する役割も。
2位 鶏もも肉
2位は、鶏もも肉を使う、という回答で、650人中236人が鶏もも肉を使うという結果でした。
「3歳と4歳の子ども用カレーは、親子丼用に売られている小さくカットされた鶏もも肉を使う」という人や、「鶏肉は比較的安いからもっぱら鶏もも肉を使う」という人も。また「鶏もも肉を大きめに切るのがポイント。とろとろにやわらかくなるくらい煮込むと、お肉が小さくなるので」というカレーに入れる鶏もも肉のカットの仕方にこだわりのある人もいました!
1位 豚こま切れ肉
子どものカレーライスに使うお肉のNo.1は、豚こま切れ肉でした!
「お手頃価格」「火が通りやすいからカレーがあっというまにできる。調理が楽」「すでに細かくなっているから切る手間がないのが最高」など、ママパパたちから多くの支持を集めていた豚こま切れ肉。
部位を特定しない豚のこま切れ肉は、スーパーでは100gあたり100円〜200円台で売られていることも。それでいて、豚バラ肉同様、ビタミンも豊富なため、疲労回復やスタミナがつくなど栄養は抜群と、うれしいメリットがたくさん!
しっかり食べて欲しい子どものカレーライスには、もってこいのお肉ということですね。
幼児のカレーのお肉選び、決め手は食べやすさ・栄養・手軽さ
今回のアンケート調査では、豚肉→鶏肉→牛肉の順で、子どものカレーライスのお肉が選ばれていることがわかりました。どのお肉も、子どもが食べやすいサイズややわらかさであること、栄養があること、調理の手間が少なくリーズナブルなことが、多く選ばれるお肉の共通点でした。
今週のカレーライス作り、どのお肉を使いましょうか?
文・構成/HugKum編集部