旦那にイライラ!「何もしない」「気が利かない」…など妻の本音を調査。イライラの解消法も

夫婦は人生の中でも一番身近な存在です。特に子どもが生まれれば、その関係はより強固に深くなるはず…。なのに、「あれっ?」ということが続くと、イライラが募り、一番の敵のような存在になってしまったりもします。今回の記事では、「旦那へのイライラ」について調査をしました。イライラの原因や解決法をご紹介していきますので、参考にしてみてください。

旦那にイライラする!妻の本音とは?

あなたは、旦那さんにイライラすることはありますか? そして、そのイライラに旦那さんは気付いているでしょうか? HugKum編集部では、アンケートをとって妻の本音を調査しました。結果について、ご紹介していきます。

Q.旦那(夫)にイライラすることはありますか?

Q.旦那(夫)にイライラすることはありますか?

 

「ある」「たまにある」を含めると、実に90.2%もの人が、「イライラする」と回答されました。ほとんどの人はイライラすることがあるようです。反対に、「イライラしない」という9.8%の妻の方たちがうらやましいですね。

Q.旦那(夫)にイライラしすぎて離婚を考えたことはありますか?

Q.旦那(夫)にイライラしすぎて離婚を考えたことはありますか?

 

「離婚した」「本気で考えた」「多少考えた」という人を含めると、約6割もの人の頭には離婚がよぎったようです。6.1%の人は実際に離婚をされています。旦那にイライラするといってもその程度に差があるようです。
続いての項目では、「旦那にイライラする原因」を詳しく見ていきましょう。

妻が旦那にイライラする原因で多いものは?

「旦那さんのどんなところにイライラしますか?」とHugKum編集部で調査をしたところ、様々な原因が挙がってきました。「そうそう!」と思わずうなずいてしまう意見ばかりです。イライラしているのは、あなただけではありません。共感することで、溜飲が少しは下がる効果もあるかもしれませんよ。それぞれの意見をご覧ください。

自分のことしか考えていない

子どもができて育児がスタートすると、どうしても子どもに手がかかってしまいます。夫婦2人だけの生活ならいざ知らず、子どもができた後も自分のことしか考えていない行動が続くと、イライラの原因にもなりますよね。

「皆で出かける時に、自分の分だけ用意すればいいと思ってるところがイライラする」(30代・埼玉県・子ども2人)
「自分のことばかり考えて、子どもにペースを乱されるとすぐにイライラしている姿を見ると、こっちがイライラする」(30代・大阪府・子ども2人)
「後でやろうと思っていた事を『今すぐやろう!』と言ってきて、こちらは今手が離せないというと『なんで“やろう!”と言った時にすぐやらないの』とキレられた。そっちのタイミングを押し付けるな! とつい最近大喧嘩しました」 (30代・愛知県・子ども1人)

何もしない

もしかしたら上記で出てきた「自分のことしか考えない」は、“自分のことはやってくれるんだし、マシなのかもしれない”と思うくらい、「何もしない」旦那さんもいるようです。疲れているのはわかりますが、早く帰ってきた日や休みの日こそ、ささやかでも家族のために行動してほしいと思うのは贅沢でしょうか…?

「早く帰ってきてもソファに座っているだけで何もしない」(30代・北海道・子ども2人)
「休みの日は家にいて何もしないこと。 ただただ邪魔くさい」(40代・北海道・子ども2人)

家事育児を手伝わない

家事育児は女性がするものとは言えない時代となり久しいですが、それでもまだ「家事育児は妻がやるもの」と思っている旦那さんもいるようです…。特に育児に対して非協力的だと、妻の気分は下がる一方ですよね。

「家事育児は母親のやることだと思ってるところ。給料だけ入れていれば他はしなくても良いと思ってるところ」 (40代・東京都・子ども1人)
「1人で家事をバタバタしているときにのんびりと座っているとき」(30代・福岡県・子ども3人)
「育児に消極的だったことが今でも許せない。それが根底にあるので、そこに普段の生活の不満などが重なり家にいられるとイライラしてたまらなくなる」(40代・大阪府・子ども2人)

気が利かない

幼い子どもは「言わないとできない」ということがあります。でもそれが旦那だと、途端にイライラしますよね。だって、大人ですから…。子どもに対しては成長する希望・未来に対する期待を持てますが、旦那さんには“諦め”の2文字が浮かんできます。

「気が利かない、まわりが見えてない、言わないとできない、危機感がない、考え方がゆるい」(30代・兵庫県・子ども2人)
「無神経、気が利かない。 期待しない、できると思わない」(40代・神奈川県・子ども2人)

子どもっぽい

ここまで挙がってきた原因のほとんども、「子どもっぽい」の一言でかたがつきそうですね(笑)。本当の子どもができると、“大きい”子どものお世話にまでは手が回らなくなります。

「子どもと変わらない」(30代・愛知県・子ども3人)
「家事に手を貸してくれるのはとても有り難いし、その気持ちは嬉しいのですが、気分で現れて最後まで出来ないくせに、自分はものすごくやってますと、アピールするとき。また実家や両親の前でやってますアピールタイムをしている時は、バカなの? と思って、子どもじみた姿に本気で引いてしまいます」(40代・神奈川県・子ども1人)

マナーが悪い

恋人・新婚時代は「多少なら…」とか「しょうがないなあ」と気にはなっていたけれど、そんな目をつぶれていたマナーの悪さも、子どもができると途端に気になり始めますよね。旦那さんのようなテーブルマナーにだけはならないよう、マナーに対する教育熱も入るかもしれません。

「子ども以上にマナーが悪い」(40代・長野県・子ども1人)
「食べ物を食べるときの、くちゃくちゃとした音が嫌だ」(40代・東京都・子ども2人)

意見の不一致

子どもができると、大きな決断を迫られることもあり、今まで以上に相手の本質が見えてくることがあります。意見が合わない時の調整には、心身ともに苦労をしますよね。

「こちら側の意見に否定的な時」(40代・京都府・子ども3人)
「意見があわない」(30代・兵庫県・子ども1人)

自分だけ疲れているオーラをだす

家事に、仕事に、子育てに、タスクの多い毎日を送っていると、疲れますよね。夫婦だからこそ、お互いに労わりあいたいもの。でもそんな時に「俺は疲れているんだ」というオーラを出されたら、「こっちだって疲れているわよ!」と応戦したくもなりますよね…。

「自分は疲れてるっていう雰囲気をだす時」(40代・愛知県・子ども3人)

共働きなのに自分のことしかしない

旦那も妻も同じように働いているのなら、同じように家事・育児にも参加してほしいと願うのは欲張りでしょうか? …と聞きたくなるような態度をとる旦那さんもいるようです。これもイライラの原因にもなります。

「私が仕事、家事、育児で忙しいのに、自分の事しかやらない」(40代・埼玉県・子ども2人)
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イライラしない妻もいる! その心得は?

「イライラしない」という妻にその心得を3つお聞きしました。すぐにできそうなものばかりですので、ご参考にしてみてください。

育った環境が違うことを前提に割り切る

「こうあるべき!」「どうしてやってくれないの?」と思うから、失望したり、頭にくるのかもしれません。「育ってきた環境が違うんだから」と端からその考えを捨ててしまうと、案外イライラしなくて済むのかもしれませんよ。

「お互い生まれ育った環境が違うから、あまり気にしないようにしてる」(30代・神奈川県・子ども2人)
「所詮、育った環境が違う人間だと思って割りきる」(30代・埼玉県・子ども2人)

干渉しすぎない

コミットすればするほど、旦那さんへのイライラは募っていきます。夫婦といえども、干渉しすぎず、適度な距離感を保つことが思い煩わないコツと言えそうですね。

「干渉しすぎない」(40代・埼玉県・子ども2人)

過度な期待はしない

「週末は子どもを連れて遠出したい」とか「食事の後の食器洗いはお任せしたい」と期待していると、裏切られた時の反動は大きいもの。はじめから過度な期待を持たなければ、「子どもと遊んでくれている」とか「食べた後の食器を下げてくれた!」でも喜びを感じることができます。期待しなければ、イライラも抑制できそうですね。

「あまり期待していないから」(40代・東京都・子ども2人)
「期待するとイライラするのでしてくれないものだと最初から考えて直す」(30代・愛媛県・子ども4人)
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旦那へのイライラに効く解消法

旦那さんへのイライラが募ったときの解消法は、ありますか? ここでは、読者の皆さんから聞いた解消法6つをご紹介していきます。自分にあった方法を取り入れてみてくださいね。

距離をおく

イライラして爆発したとしても、なかなかいい結果に結びつくことってないですよね。相手も応戦してきたら、ますます事態は悪化してしまいます。イライラが蓄積されてきたな、と思ったら、物理的な距離をおきましょう。ひとこと言うにしても“一旦冷静になってから”がおすすめです。

「一旦、話を聞かない」(40代・愛知県・子ども1人)
「実家に帰ってもらって物理的に距離を置く」(30代・島根県・子ども2人)

誰かに話して解消する

話を聞いてもらって共感をしてもらうことで、溜飲が下がることってありますよね。気の置けない家族や友人に旦那のイライラ話を聞いてもらうのも、イライラを解消する方法の一つ。SNSにも不満をのせることはできますが、それが新たな火種になることもありますから、ご注意を。

「友だちと高級ランチをとって旦那の悪口大会をする」(50代・静岡県・子ども2人)
「ブログに書いたり、姉妹とお茶した時に聞いてもらうとスッキリしてまた優しくできる」(40代・愛知県・子ども3人)

本人に伝える

イライラしたときに我慢したとしても、また同じような問題は起きてしまうでしょう。そうであるならば、イライラの原因を作っている旦那さんに直接話して改善してもらうのが正攻法。おだてるのがいいのか、弱みを見せて助けを求めるのがいいのか、はたまた一喝した方がいいのか…。旦那さんの性格を考えた上で、上手に伝えたいですね。

「気持ちを落ち着かせ、自分は困っているので協力してほしいという」(40代・徳島県・子ども2人)
「はっきり言う。倍返しする」(30代・東京都・子ども3人)

好きなことをして気分転換する

リフレッシュするには、自分の好きなことをするのが一番! アンケートでは、「好きなものを食べる」という意見を多くいただきました。幸福感で心を満たして、イライラする気持ちを追い出したいですね。

「好きなものを食べる。好きな音楽を聴く。1人になる時間を貰う」(30代・大阪府・子ども1人)
「諦めて好きなお酒を飲んで寝ます」(40代・福岡県・子ども2人)
「スイーツを食べる! こっそり一人で! とにかく幸せを感じます…笑」(30代・北海道・子ども3人)

自分自身の考え方を見直す

何か問題が起きたとき、一方が100%悪いということはなかなかありません。もしかしたら、旦那さんがイライラさせる根本の原因は自分自身にもあるのかもしれませんよ。原因を考える上で、自分自身のことを省みることは有効でしょう。

「ネガティブをいわないように冷静に注意する」(30代・静岡県・子ども2人)
「自分は何でそうなのか、を考えて立ち止まって考えている」(40代・栃木県・子ども1人)

いいところを探す

旦那さんはイライラさせるところもあるかもしれませんが、いいところもあるから夫婦になったんですよね。そのことを思い出して、いいところを探していくと、「やっぱりこの人と一緒にいられてよかった!」と思えるところが見つかるかもしれません。

「他の旦那さんと比べて、秀でているところを考える」(30代・東京都・子ども2人)
「二人で足して一人前なのだから、イライラするのはお互い様と思うようにしています」(40代・茨城県・子ども1人)

番外編|妻たちの辛辣な回答集

妻たちの辛辣であり、かつ過激な回答をご紹介していきます。読んで想像するだけでも、イライラがおさまるかもしれませんよ。そこまでしなくても…という気持ちにもなるかもしれません(笑)。

 

「ペットだと思うようにしてます」(40代・愛知県・子ども2人)

一番はじめのコメントから過激です。でも旦那さんをペットだと思えば、子どもより手がかかるのもしょうがないと思えるかもしれませんね。

「私への缶ビールを購入させる」(40代・埼玉県・子ども2人)

罰ゲーム的な行為を課すことで溜飲も下がりそうですね。

「愚痴を書く、落ちたごはんを入れる」(30代・兵庫県・子ども1人)

旦那さんは落ちたごはんも美味しそうに食べているのでしょうか?

「バカな夫を選んだ自分が悪いんだと、言い聞かせます。諦めがつくので」(40代・神奈川県・子ども1人)

イライラさせる旦那さんを選んだのは自分、と原点にかえります。哲学的ですね。

「夫に反省文を書かせ、いつまでも残しておく 。三回目はないので、離婚届に書かせる」(30代・東京都・子ども4人)

反省文を書いている旦那さんの姿が、頭に思い浮かびます。

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イライラはこまめに解消しましょう!

「うちもそう!」と思わず仲間意識が芽生えてくるようなアンケート結果だったのではないでしょうか。イライラを溜めてしまっては、自分にとっても、子どもにとっても、家族にとってもよくはありません。できるだけイライラが小さいうちに、解消していけるようにしたいですね。その際は、アンケートで出てきた解消法も参考にしてみてください。

 

構成・文/末原美裕(京都メディアライン)

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