【助産師監修】赤ちゃんの爪の切り方│注意点やトラブル対策、新生児からのおすすめ爪切り

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生まれたばかりの赤ちゃんは新陳代謝が活発です。そのため、爪が伸びるスピードも想像以上に早く、こまめに切る必要があります。赤ちゃんの爪は小さいので、ケガをしないか心配で「爪切りには神経を使う」というママも多いのではないでしょうか。

当記事では、赤ちゃんや新生児用に爪切りは必要なのか、赤ちゃんの爪を切るのはいつからなのかを解説します。また、赤ちゃんの爪の切り方や注意点、巻き爪や変形など赤ちゃんの爪トラブルの原因と予防・対策法をご紹介しましょう。さらに、赤ちゃん用の爪切りの種類と編集部のおすすめ商品もピックアップしました。

赤ちゃんや新生児用に爪切りは必要?

生まれたばかりの赤ちゃんや新生児のかわいい手にも、小さな爪がしっかりと生えています。その小ささはもちろん、赤ちゃんの爪は薄くやわらかいため、大人用の爪切りではしっかりと切ることができません。さらに、指を傷つけてしまう可能性もあるため、ベビー用の爪切りが必要になります。

新生児用とベビー用の爪切りの違いは?

新生児の爪切りは、特に小さくて薄い新生児の爪に合わせて、刃も小さく薄いのが特徴です。ベビー用の爪切りは、新生児よりも少し爪が厚くなってきた赤ちゃんの指に合うよう、刃が平らで直線だったり、刃先の両端が丸くなっているなどの工夫がなされているものも多くあります。

赤ちゃんの爪を切るのはいつから?

ママのお腹の中にいるときから赤ちゃんは成長しているため、出産直後の赤ちゃんの爪がすでに伸びていることもあります。赤ちゃんの爪が伸びたままだと、自分の爪で顔を引っかいてしまうことも。また、伸びた爪の間にゴミや汚れが溜まり、その指を赤ちゃんが口に入れると衛生的にもよくありません。それ以外にも、伸びた爪が衣服などに引っかかり欠けてしまったり、お世話をするママが引っかかれるなどのリスクもあるため、こまめにチェックする必要があります。

頻度

爪がどのくらい伸びるかは赤ちゃんによって差がありますが、3~4日に1回、週1回程度を目安に爪切りを行うのがよいでしょう。爪の白い部分が指先よりも伸びていたらカットしましょう。

赤ちゃんの爪を切るコツは、一度に全部の指を切ろうとするのではなく、何回かにわけてカットすることです。赤ちゃんが暴れたらやめるなど、赤ちゃんのご機嫌や体調・様子に合わせて対応しましょう。

タイミング

赤ちゃんの爪切りを行うベストなタイミングは、お昼寝中です。お昼寝中は暴れる心配がなく、部屋も明るく作業がしやすいのでおすすめ。慣れないうちはお昼寝中に行うようにしましょう。

お昼寝中以外なら、授乳中も集中しているので暴れる心配が少ないです。ママと赤ちゃんの授乳中に、パパに赤ちゃんの爪を切ってもらうのもいいですね。ただし、赤ちゃんが嫌がる、暴れる場合は無理せずに可能な範囲で対応しましょう。

赤ちゃんの爪の切り方

赤ちゃんの爪は、どのように切ればよいのでしょうか。赤ちゃんの爪を切るときに用意するもの、手の爪、足の爪の切り方を紹介します。

用意するもの

赤ちゃんの爪を切るときは、以下のものを用意します。

・赤ちゃん用の爪切り
・やすり

また、赤ちゃんの体が動いてしまう場合には、大判のバスタオルを用意しておくと、手だけを出してくるんで固定することができるので便利です。

手の爪の切り方

手の爪の切り方としては、まず赤ちゃんの頭側から足に向かって見るように座りましょう。お座りができるようになったら、膝の上に後ろから抱えるように座らせ、のぞき込むような姿勢で手を取ります。その際、赤ちゃんの手と切る指の爪は動かないようにしっかりと固定することが大切です。

足の爪の切り方

赤ちゃんの爪を切る指を少し浮かせると、爪がよく見えて切りやすくなります。足の爪は、爪の白い部分をスクエア型に切ると巻き爪防止にもなります。

赤ちゃんの爪を切るときの注意点

赤ちゃんの爪を切るときには、どんな点に注意すればよいでしょうか。ここでは、赤ちゃんの爪を切るときに注意すべきことをご紹介します。

深爪に注意

小さくやわらかい赤ちゃんの爪は、深爪になりやすいので注意が必要です。お風呂上りの爪はとくにやわらかく、切れやすいので、深爪に注意しましょう。指の腹側から見てはみ出た部分を切れば、深爪を防ぐことができます。

短い時間で終わらせる

手や足をしっかり固定していても、赤ちゃんは盛んに動かそうとします。爪切りを嫌がる場合は、寝ている間やおもちゃに集中しているときに行いましょう。また、パパと一緒に爪を切るときは、ママが授乳している間にパパが切るという方法もおすすめ。赤ちゃんが嫌がらないように、集中できる短い時間で終わらせることが重要です。

複数回にわけて、少しずつ切ろう

伸びた爪が気になり、一度に全部の指の爪を切ってしまいたいと思うかもしれません。しかし、爪切りのために赤ちゃんを無理に押さえつけると、爪切りが嫌いになってしまう可能性もあります。また、深爪やケガにつながってしまう場合も。「切れる分だけ切り、残りは次の日に」と気楽に構えておけばママパパのストレスにもなりません。

赤ちゃんの爪のトラブル、原因と予防・対策法

赤ちゃんの爪のトラブル、原因と予防・対策法
赤ちゃんの爪のトラブル、原因と予防・対策法

赤ちゃんの爪のトラブルには、どんなものがあるのでしょうか。ここからは、赤ちゃんの爪のトラブルの種類や原因、それらの予防法や対処法をご紹介します。

巻き爪

赤ちゃんの爪はやわらかいため、指に沿って爪が伸びて巻き爪になることがあります。また、爪の切りすぎや、丸く切りすぎた爪も巻き爪の原因になりやすいでしょう。巻き爪になると、爪が皮膚に食い込み炎症を起こしてしまうことも。

赤ちゃんの爪を切る場合には深爪に注意しながら、爪の端は角を少しだけ切る程度にして、あまり丸みをつけずまっすぐ切るようにしましょう。

変形

赤ちゃんの爪は薄いので、爪が外に反る「スプーンネイル」「スプーン爪」と呼ばれる「匙状爪甲(さじじょうそうこう)」を起こしやすいといわれています。匙状爪甲には痛みがなく、成長して爪が厚くなると自然と治るとされています。反った爪は衣類や寝具に引っかけやすいので、爪を切ったあとはやすりで削るなど爪が尖らないように注意しましょう。

赤ちゃんの匙状爪甲は、生理的なものがほとんどですが、皮膚の病気など他に原因がある場合も。気になるときは早めに産院や小児科を受診してください。

記事監修

河井恵美|助産師・看護師

看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務。様々な診療科を経験し、看護師教育や思春期教育にも関わる。青年海外協力隊として海外に赴任後、国際保健を学ぶために兵庫県立大学看護学研究科修士課程に進学・修了。現在はシンガポールの産婦人科に勤務、日本人の妊産婦をサポートをしている。また、助産師25年以上の経験を活かし、オンラインサービス「エミリオット助産院」を開設、様々な相談を受け付けている。

赤ちゃん用の爪切りの種類と編集部のおすすめ商品

最後に、赤ちゃん用の爪切りの種類や、編集部おすすめの赤ちゃん用の爪切りをご紹介します。

ハサミ型

ハサミ型の爪切りは、赤ちゃんの小さな指に合わせた大きさで作られており、薄くやわらかい新生児の爪を切るのに適しています。刃先が小さく、丸く作られているので、赤ちゃんの指を傷つける心配が少ないので安心して使えます。

「貝印 ベビーツメキリハサミ キャップ付」

赤ちゃんの指・肌を傷つけにくい、刃先の丸いベビー用のハサミ型爪切りです。深爪しにくいカーブ刃なので、初めてでも簡単に使えます。仕上げに使えるサイドヤスリのついた専用キャップ付きで保管も安心です。

ママパパの口コミ

「使いやすい」(30代・広島県・子ども2人)

「ピジョン 新生児つめきりハサミ」

生後間もない赤ちゃんに合わせた、特に小さくて薄い刃を使用した新生児用の爪切りです。3本の指で支える形の持ち手なので安定して使えます。ハンドルは抗菌剤入り樹脂使用しているので衛生的です。

ママパパの口コミ

「ハサミで爪を切ることは初めてでしたが使いやすかった」(40代・愛知県・子ども2人)
「先が丸くなってるので危なくないしかと言って切れにくいわけではないので良かったです」(20代・埼玉県・子ども1人)

クリップ型

クリップ型の爪切りは、大人が普段使っているタイプと同じ使い方のため、扱いやすいのが特徴です。ハサミ型と比べると爪にかかる力が大きいので、赤ちゃんの爪がある程度厚みを帯びてしっかりしてくる生後6~9ヶ月頃からの使用がおすすめです。

「EDISONmama(エジソンママ) くじらのつめきり」

エジソン つめきり くじらのつめきり ルーペ付き

“エジソンのお箸”を始め、パパ・ママの子育てをサポートするベビー用品を取り扱うエジソンママの爪切りです。手にフィットして持ちやすい、かわいいクジラのデザイン。小さい指先も刃先もよく見えるルーペ、指を乗せて安定してカットできるサポーター付きで安心して使えます。

「貝印 ベビー用つめきり 対象年齢1歳~6歳 KF-0126」

貝印 ベビー用つめきり 対象年齢1歳~6歳 KF-0126

対面で切ってあげることを想定した、爪先が見やすい刃先が特徴のベビー用爪切りです。対象年齢1歳~6歳なので赤ちゃんから幼児までと長く使えます。ヤスリ付きなので、切り終わった爪をなめらかに仕上げることができます。

テコ型

テコ型の爪切りは、クリップ型と同じように2枚の刃で挟んで爪を切ります。しっかりと切ることができるので、つめがしっかりしてきた頃の使用に最適です。

「ピジョン ベビーつめきり てこ型」

赤ちゃんの爪がしっかりしてくる生後6~9ヶ月頃から使用できるテコ型の爪切りです。持ちやすいサイズで、安定感のある形状。深づめを防ぐ小さく平らな刃先なので、爪先がよく見えて無理なく切れるので安心。切った爪が飛び散らないケース付きなので、日常のお手入れ時に気軽に使用できます。

ママパパの口コミ

「使いやすい」(40代・沖縄県・子ども1人)

「GREEN BELL グリーンベル つめきりベビー」

つめきり ベビー・ミニ[ベビー用 爪切り ネイルクリッパー]

刃幅7mmの小さな刃が赤ちゃんの指にピッタリの、爪先が見やすく切りやすいベビー用爪切りです。切った爪が飛び散らないようにボックス型のブレードを採用。てこの裏面にはダブルカットのやすりも付いています。

やすり

やすりタイプは、手動タイプと電動タイプの2種類があります。切るのではなく削るので、赤ちゃんを傷つけてしまう心配が少ないため、「赤ちゃんの指を切ってしまいそうでつめ切りをするのが怖い」という方におすすめです。

【電動】「コンビ ベビーレーベル ネイルケアセット ベビーピンク」

Combi(コンビ)ベビーレーベル ネイルケアセット レーベルベビーピンク(PI)

赤ちゃんの月齢や、ママの使用に合わせて選べる6種類のアタッチメントが付いた、赤ちゃんもママも使えるネイルケアセットです。赤ちゃんにはゆっくり、ママにはゆっくり&スピードアップと、2段階のスピード設定が選べます。左右どちらの手のお手入れもしやすい回転切り替え機能付き。振動も少なく、ほんのり手元を照らすライトも付いているので、赤ちゃんが寝ている間にケアすることが可能です。

ママパパの口コミ

「爪切りが怖くなくてとても良い」(20代・栃木県・子ども2人)

【手動】「Baby Nails ベビーネイルズ 装着式ベビー爪やすり The Thumble 新生児用」

ベビーネイル BabyNails 装着式ベビー爪やすり The Thumble

両手を使わず親指だけで赤ちゃんの爪のお手入れができる、装着式の爪やすりです。片手しか使わないので、赤ちゃんを抱っこしながらでも、ミルクや授乳中でも爪のお手入れができます。弾力性があり曲げやすい構造になっているので、ほぼどんな大きさの親指にもフィット。新生児用と生後6ヶ月以降用の2種類があり、赤ちゃんの月齢に合わせて選べます。

赤ちゃんの爪の切り方を知って、こまめにケアしよう

赤ちゃんや新生児の爪切りについてご紹介しました。赤ちゃんの爪が伸びるのは意外に早く、伸びたままにしておくと危険です。こまめにチェックして、やさしくケアしてあげましょう。

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文・構成/HugKum編集部

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