【助産師監修】授乳時間の長い・短い間隔の目安は? 寝てしまう、起きないなどの原因と対策まで解説!

新米ママにとって、授乳はわからないことだらけ。授乳の間隔が短かい、あるいは、長すぎるのではないか、1回の授乳時間はどのぐらいがいいのか、などと悩んでいる方も多いことでしょう。では、赤ちゃんの授乳時間はどのくらいがよいのでしょうか。また、授乳時間は決めるべきなのでしょうか。

今回は、赤ちゃんの授乳間隔とかかる時間の目安、授乳時間が短すぎる・長すぎるなどの原因と対策、授乳時間に寝てしまったり、眠りから起きない原因と対策を解説します。また、授乳時間を管理するおすすめアプリもご紹介します。

赤ちゃんの授乳時間はどれくらい?

赤ちゃんの授乳時間はどれくらい?
赤ちゃんの授乳時間はどれくらい?

 

赤ちゃんにとって、授乳は成長に必要な栄養を補給する大切なものです。飲んでいる量や回数、時間は足りているのかなど、ママにとって心配ごとは尽きませんよね。では、どのくらいの間隔や時間で授乳すればよいのでしょうか。赤ちゃんの授乳間隔とかかる時間の目安、月齢別の授乳時間についてこれから説明していきます。

赤ちゃんの授乳間隔とかかる時間の目安

月齢ごとの赤ちゃんの授乳間隔とかかる時間の目安を紹介します。ただし、あくまでも目安なので、個人差があります。あまりとらわれ過ぎず、赤ちゃんの様子や表情を見ながら進めましょう。

新生児の授乳時間

新生児は、母乳やミルクを吸う力や体力も備わっていないため、1回の授乳時間が短くなります。たくさん飲むことができないので、すぐにお腹が空いてしまい授乳回数も増えますが、母乳の場合はほしがるタイミングであげて問題ありません。母乳の場合、1日12回以上になることもあります。飲む量や時間にはムラがありますが、間隔は2時間前後くらいが一般的と言われています。

生後2~3ヶ月の授乳時間

生後2~3ヶ月頃になると母乳やミルクを上手に飲めるようになるので、だんだんと授乳間隔が開いてくることが多いです。母乳の場合、回数は1日8~10回で間隔は1~3時間間隔になります。ミルクの場合は、1日6回程度の3〜4時間間隔になります。

生後4~5ヶ月の授乳時間

生後4~5ヶ月頃になると、ママも赤ちゃんの表情などから授乳ペースをつかめるようになります。1回でしっかり母乳やミルクを飲めるようになるので、回数も1日5~6回程度に少し減ってきますが、回数に変化のない赤ちゃんも。回数や授乳時間に差があっても、赤ちゃんの様子が元気で、体重が増えているようであれば特に心配はありません。

生後6ヶ月~1年の授乳時間

生後6ヶ月を過ぎるとたくさん母乳を飲めるようになってきます。ただし、母乳の分泌量が落ち着いてくるので、作られる量が追いつかず、体重が増えないこともあります。赤ちゃんの様子に合わせて授乳間隔を調整してください。

授乳時間は決めるべき?

「平均に合わせて、ある程度時間を決めて授乳した方がいいのかもしれない」と悩むママも多いかと思いますが、決める必要はありません。
母乳やミルクを飲むのにかかる時間には個人差があるので、授乳時間を決めてしまうと十分に飲むことができず、必要な栄養をしっかりとることが難しくなります。赤ちゃんが、おっぱいや哺乳瓶から口を離すなど、お腹が満たされたサインがあったら終了するようにしましょう。

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授乳時間が短い原因と対策

授乳時間が短い場合、どのような原因があるのでしょうか。対策とあわせて紹介します。

原因

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ体力がないのですぐに疲れてしまいます。特に、上手に母乳を飲むことができないうちは、疲れて短くなってしまうこともあります。反対に、授乳時間が短くてもママの母乳量が多く、十分な量を飲んで満足している場合もあります。

対策

授乳時間が短くても赤ちゃんの機嫌や顔色が良く、体重が順調に増えていれば問題ないでしょう。前回の授乳から1時間開けずに母乳を欲しがることが続いたり、おしっこの回数が少ないと、母乳が足りていない可能性があるので、授乳回数を増やしたりミルクを足したりしてみましょう。

授乳時間が長すぎる原因と対策

授乳時間が長すぎる場合、どのような原因があるのでしょうか。対策と合わせて紹介します。

原因

新生児の場合は、授乳姿勢やおっぱいの飲み方が上手くいっておらず、スムーズに母乳を飲めていないことが原因として考えられます。30分以上も連続して乳首をくわえて離さないでいるような場合は、母乳が不足しているかもしれません。

3~4ヶ月以降の赤ちゃんの場合は、遊び飲みをしている可能性があります。授乳姿勢や赤ちゃんの飲み方に問題がない場合は、遊び飲みのせいで時間がかかっている場合もあります。

対策

赤ちゃんのおしっこの回数や体重の増え方に異常がなければ問題ありませんが、今一度、授乳姿勢と赤ちゃんの乳首への吸い付き方、くわえ方が上手にできているか確認してみましょう。ママと赤ちゃんがリラックスできる体勢で座り、乳輪が隠れるくらいまで深くくわえさせるようにしましょう。

また、遊び飲みのせいで時間がかかっている場合は、テレビやパソコンを消したり、赤ちゃんが興味を持ちそうなものを周りから取り除き、落ち着いた環境に整えてから授乳するようにしましょう。

授乳中に寝てしまう原因と対策

授乳時間に寝てしまう原因と対策法
授乳時間に寝てしまう原因と対策法

 

授乳中に寝てしまう場合、どのような原因があるのでしょうか。対策と合わせてを紹介します。

原因

赤ちゃんはおっぱいを吸うことでエネルギーを消費しているので、授乳の途中で疲れて寝てしまうことは珍しくありません。しかし、赤ちゃんが上手に哺乳できておらず、十分な量の母乳を飲めていないのに、疲れて眠ってしまっている場合もあるので、赤ちゃんをよく観察することが大切です。

対策

授乳している途中で寝てしまっても、赤ちゃんの体重の増加が順調であれば問題ありません。途中で眠ってしまったら、授乳を切り上げて様子を見ましょう。

授乳のタイミングで起きない原因と対策

授乳時間に起きない場合、どのような原因があるのでしょうか。対策と合わせて紹介します。

原因

新生児は、昼夜関係なく一日のほとんどの時間を寝て過ごします。睡眠時間の長さやタイミングには個人差があるため、授乳時間になっても起きない赤ちゃんもいます。

対策

起きそうにない場合は無理に起こさなくても大丈夫ですが、あまりに授乳の間隔が開きすぎていると、脱水症状が出たり、栄養不足になる可能性もあるので、赤ちゃんの様子をこまめに見ることが重要です。新生児は3時間ほどで起こしてみてくださいね。

起こす場合は、足の裏をくすぐってみる、おむつを替えるなど優しく慎重に起こしてあげてください。

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記事監修

Kawai
助産師・看護師・保育士
河井恵美

看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務。様々な診療科を経験し、看護師教育や思春期教育にも関わる。青年海外協力隊として海外に赴任後、国際保健を学ぶために兵庫県立大学看護学研究科修士課程に進学・修了。現在はシンガポールの産婦人科に勤務、日本人の妊産婦をサポートをしている。また、助産師25年以上の経験を活かし、オンラインサービス「エミリオット助産院」を開設、様々な相談を受け付けている。

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授乳管理におすすめのアプリ

赤ちゃんのお世話で忙しいと、授乳時間や間隔をうっかり忘れてしまうこともあります。アプリなどを使って、無理なく管理することがおすすめです。

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文・構成/HugKum編集部

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